[2月17日02:12.天候:晴 東京都墨田区菊川 愛原学探偵事務所]
私の名前は愛原学。
都内で小さな探偵事務所を経営している。
夜中に変な夢を見て目が覚めた。
何だか、リサと一緒に何かの建物の中をゾンビ無双している夢。
しかしリサはちゃんと銃を扱えており、それでバンバン、ゾンビを倒して行っている。
今のリサには有り得ない。
もっとも、将来的にリサは人間に戻った後、NPO法人デイライトに入り、そこで善場主任の部下としてエージェントの訓練を積み、その後でその仕事をすることになっている。
もしかしたら、予知夢なのだろうか。
しかしその割には、リサの見た目は今と同じだったが……。
何としてでもリサを学生のうちに人間に戻し、就職する頃には何の障害も無くエージェントとして働けるようにしたいという。
愛原:(ちょっとトイレ……)
私はトイレに向かった。
室内は暖房が効いていたが、部屋の外はさすがに寒い。
愛原:「おっと!」
用を足してドアを開けると、トイレの外にリサが立っていた。
青いパジャマを着ている。
愛原:「リサもトイレか?」
リサ:「ん……」
リサは半分寝惚けた感じだった。
私と入れ替わるようにして、リサが入る。
私は水を一杯飲んでから部屋に戻った。
部屋の中は暖房が効いて温かい。
そして、ベッドの中に潜ってから、さっきの夢のことを考えた。
大人になったリサがどんな感じなのか、それは分からない。
だから夢の中のリサは、今の姿のままなのだろう。
ということは、別に予知夢ってわけではないようだ。
それとも近いうち、リサが射撃の訓練を受ける機会でもあるのだろうか。
そして、舞台となった場所。
どうやらあれは、東京中央学園のようだ。
高等部というよりは、中等部だろうか。
何故だか、ゴツい黒人の男がタイラントのように追い掛けて来ていた。
タイラント並みに銃が効かない。
うわ、捕まる!……となった時に目が覚めたのだ。
銃が効かないということは、新手のBOWか何かか。
タイラントはデカ過ぎる。
もっと人間に近いBOWを造るというのが、バイオテロ組織の目標の1つである。
そうしてできたのが、新型BOWエブリン。
何と、10歳くらいの人間の女の子みたいな姿をしている。
これならテロ対象地域に送り込んでも怪しまれないだろう。
実際、爆弾テロ組織も、自爆テロに子供を使うくらいだそうだ。
しかしその前に、日本アンブレラがリサ・トレヴァー日本版を完成させている。
その頃にはアメリカの本体は潰れ、最終的には日本アンブレラも崩壊したから、彼女らはテロ活動としての日の目を見る事は無かった。
[同日07:00.天候:晴 同地区 愛原のマンション]
愛原:「わっ……!」
今度は変な化け物に襲われる夢を見た。
しかもヤツは変な体液を吐いて来る。
その体液にはウィルスが濃縮還元されており、浴びればたちどころにウィルスに感染してしまう。
で、それをもろに浴びたところで目が覚めた。
愛原:「くそ……!変な夢ばっかり見る……」
寝覚めが悪いせいか、私は変な体のだるさを感じながらも起き上がった。
高橋:「あ、先生。おはようございます」
愛原:「ああ。オマエはよく眠れたみたいだな」
高橋:「もちっス。先生はどうしたんスか?」
愛原:「変な夢を2回も見て、変に目覚めが悪いよ」
高橋:「ええっ?」
愛原:「顔を洗って来る」
高橋:「はい」
私が洗面所に行くと、すぐ隣の浴室からシャワーの音がした。
どうやら、リサが朝シャンしているらしい。
最近こいつは人間の女の子らしくなった。
第1形態になる機会が減ったからかもしれない。
リサ:「ねぇ、先生。そこのタオル取って」
リサが少しだけドアを開けて、恥じらいながら、しかし悪戯っぽい顔でそう言ってきた。
愛原:「そこのタオル……」
私はタオルを取ると、ドアを思いっ切り開けた。
リサ:「ぴっ……!?」
リサはびっくりして、左手で胸を、右手で下を隠した。
愛原:「はい、タオル」
私はドアを先ほどと同じくらいの大きさに閉め直すと、タオルを渡した。
リサ:「あ、ありがと……」
リサはまさか私がドアを全開にしてくるとは思わなかったらしい。
しかし、本当に今のリサは羞恥心というものが付いたようだ。
第1形態ではどうかはまだ不明だが、少なくとも第0形態では。
まだ彼女が学校へ入る前までは、第0形態であっても平気で私の前で裸になるくらい羞恥心が無かったのだが。
『どんなことをすればエロいか』というのは多分、研究所で嫌というほど教えられたり、実践させられたりしただろうから、それは知っているようだった。
……てか、何だろう?
随分と寝覚めが悪いな。
これは一体、どういう感覚だ?
それから朝食を取ったが、明らかに食が細くなっていた。
何とか完食はしたのだが、明らかに食べるスピードが遅くなっている。
高橋:「先生、どうしました?」
リサ:「先生、大丈夫?」
愛原:「何だろう?この感覚……」
その時、何の脈絡も無く咳が出た。
それは、何か煙くなって喉がいがらっぽくなった時に出るコホッとした咳ではなく、明らかに重いゲホッとした咳だった。
愛原:「なあ……これって……」
リサ:「!」
リサがいち早く何かに気づいた。
そして、救急箱の中から体温計を持ってくる。
その時、私は部屋の中が少し寒いような気がしたのだが、寒いのは部屋ではなく、私の体だということに気づいた。
愛原:「ヤベェ……もしかしたら、アレか……。俺もコロナか……?」
高橋:「ええーっ!?」
リサ:「…………」
体温計で私の体温は37度8分を指していた。
私の平熱は36度くらいだから、明らかに微熱とはいえ発熱している。
リサ:「先生、私とキスして」
高橋:「あァ?テメ、フザケてんのか、こんな時に!?」
リサ:「私のウィルスは、コロナウィルスも倒せるから!」
高橋:「その代わり、先生が化け物になっちまうだろうが!」
リサ:「先生がBOWになっても、私は幸せに暮らせるもん」
高橋:「テメ、やっぱフザけてんだろうが!」
愛原:「オマエら静かにしろ!……くそっ、今度は頭が痛くなってきた……」
高橋:「先生、早く横に。今、風邪薬を!」
私は取りあえず自分の部屋に移動した。
しかし、この程度の症状では、まだ本当に私が新型コロナウィルスに感染したかどうか分からないんだよなぁ……。
私の名前は愛原学。
都内で小さな探偵事務所を経営している。
夜中に変な夢を見て目が覚めた。
何だか、リサと一緒に何かの建物の中をゾンビ無双している夢。
しかしリサはちゃんと銃を扱えており、それでバンバン、ゾンビを倒して行っている。
今のリサには有り得ない。
もっとも、将来的にリサは人間に戻った後、NPO法人デイライトに入り、そこで善場主任の部下としてエージェントの訓練を積み、その後でその仕事をすることになっている。
もしかしたら、予知夢なのだろうか。
しかしその割には、リサの見た目は今と同じだったが……。
何としてでもリサを学生のうちに人間に戻し、就職する頃には何の障害も無くエージェントとして働けるようにしたいという。
愛原:(ちょっとトイレ……)
私はトイレに向かった。
室内は暖房が効いていたが、部屋の外はさすがに寒い。
愛原:「おっと!」
用を足してドアを開けると、トイレの外にリサが立っていた。
青いパジャマを着ている。
愛原:「リサもトイレか?」
リサ:「ん……」
リサは半分寝惚けた感じだった。
私と入れ替わるようにして、リサが入る。
私は水を一杯飲んでから部屋に戻った。
部屋の中は暖房が効いて温かい。
そして、ベッドの中に潜ってから、さっきの夢のことを考えた。
大人になったリサがどんな感じなのか、それは分からない。
だから夢の中のリサは、今の姿のままなのだろう。
ということは、別に予知夢ってわけではないようだ。
それとも近いうち、リサが射撃の訓練を受ける機会でもあるのだろうか。
そして、舞台となった場所。
どうやらあれは、東京中央学園のようだ。
高等部というよりは、中等部だろうか。
何故だか、ゴツい黒人の男がタイラントのように追い掛けて来ていた。
タイラント並みに銃が効かない。
うわ、捕まる!……となった時に目が覚めたのだ。
銃が効かないということは、新手のBOWか何かか。
タイラントはデカ過ぎる。
もっと人間に近いBOWを造るというのが、バイオテロ組織の目標の1つである。
そうしてできたのが、新型BOWエブリン。
何と、10歳くらいの人間の女の子みたいな姿をしている。
これならテロ対象地域に送り込んでも怪しまれないだろう。
実際、爆弾テロ組織も、自爆テロに子供を使うくらいだそうだ。
しかしその前に、日本アンブレラがリサ・トレヴァー日本版を完成させている。
その頃にはアメリカの本体は潰れ、最終的には日本アンブレラも崩壊したから、彼女らはテロ活動としての日の目を見る事は無かった。
[同日07:00.天候:晴 同地区 愛原のマンション]
愛原:「わっ……!」
今度は変な化け物に襲われる夢を見た。
しかもヤツは変な体液を吐いて来る。
その体液にはウィルスが濃縮還元されており、浴びればたちどころにウィルスに感染してしまう。
で、それをもろに浴びたところで目が覚めた。
愛原:「くそ……!変な夢ばっかり見る……」
寝覚めが悪いせいか、私は変な体のだるさを感じながらも起き上がった。
高橋:「あ、先生。おはようございます」
愛原:「ああ。オマエはよく眠れたみたいだな」
高橋:「もちっス。先生はどうしたんスか?」
愛原:「変な夢を2回も見て、変に目覚めが悪いよ」
高橋:「ええっ?」
愛原:「顔を洗って来る」
高橋:「はい」
私が洗面所に行くと、すぐ隣の浴室からシャワーの音がした。
どうやら、リサが朝シャンしているらしい。
最近こいつは人間の女の子らしくなった。
第1形態になる機会が減ったからかもしれない。
リサ:「ねぇ、先生。そこのタオル取って」
リサが少しだけドアを開けて、恥じらいながら、しかし悪戯っぽい顔でそう言ってきた。
愛原:「そこのタオル……」
私はタオルを取ると、ドアを思いっ切り開けた。
リサ:「ぴっ……!?」
リサはびっくりして、左手で胸を、右手で下を隠した。
愛原:「はい、タオル」
私はドアを先ほどと同じくらいの大きさに閉め直すと、タオルを渡した。
リサ:「あ、ありがと……」
リサはまさか私がドアを全開にしてくるとは思わなかったらしい。
しかし、本当に今のリサは羞恥心というものが付いたようだ。
第1形態ではどうかはまだ不明だが、少なくとも第0形態では。
まだ彼女が学校へ入る前までは、第0形態であっても平気で私の前で裸になるくらい羞恥心が無かったのだが。
『どんなことをすればエロいか』というのは多分、研究所で嫌というほど教えられたり、実践させられたりしただろうから、それは知っているようだった。
……てか、何だろう?
随分と寝覚めが悪いな。
これは一体、どういう感覚だ?
それから朝食を取ったが、明らかに食が細くなっていた。
何とか完食はしたのだが、明らかに食べるスピードが遅くなっている。
高橋:「先生、どうしました?」
リサ:「先生、大丈夫?」
愛原:「何だろう?この感覚……」
その時、何の脈絡も無く咳が出た。
それは、何か煙くなって喉がいがらっぽくなった時に出るコホッとした咳ではなく、明らかに重いゲホッとした咳だった。
愛原:「なあ……これって……」
リサ:「!」
リサがいち早く何かに気づいた。
そして、救急箱の中から体温計を持ってくる。
その時、私は部屋の中が少し寒いような気がしたのだが、寒いのは部屋ではなく、私の体だということに気づいた。
愛原:「ヤベェ……もしかしたら、アレか……。俺もコロナか……?」
高橋:「ええーっ!?」
リサ:「…………」
体温計で私の体温は37度8分を指していた。
私の平熱は36度くらいだから、明らかに微熱とはいえ発熱している。
リサ:「先生、私とキスして」
高橋:「あァ?テメ、フザケてんのか、こんな時に!?」
リサ:「私のウィルスは、コロナウィルスも倒せるから!」
高橋:「その代わり、先生が化け物になっちまうだろうが!」
リサ:「先生がBOWになっても、私は幸せに暮らせるもん」
高橋:「テメ、やっぱフザけてんだろうが!」
愛原:「オマエら静かにしろ!……くそっ、今度は頭が痛くなってきた……」
高橋:「先生、早く横に。今、風邪薬を!」
私は取りあえず自分の部屋に移動した。
しかし、この程度の症状では、まだ本当に私が新型コロナウィルスに感染したかどうか分からないんだよなぁ……。
>現役顕正会員さんにこの質問をすれば「良いわけねえだろ!馬鹿かお前は!」というお返事が100%返ってくる
>これを肯定する意見が法華講員さんから散見され始めてきた
現役顕正会員に限らず、元顕正会員も否定一択のはずだ。
もちろん私もそうだ。
しかし、それを肯定するとはどういうことなのか?
もしかして、元学会員辺りだろうか?
どこの誰が肯定しているのか、それも挙げた方が良いと思う。
大事な教義の事で、否定派に分のある文証があるのだから、そこはボカさない方が良いかと。
その為、現時点ではまだ3月分の予約ができない状態となっています。
3月御講、春季彼岸会等にご参加の予定の方々は御注意を。