[7月10日10:00.天候:晴 東京都豊島区池袋 フォーシーズンズ・ビルディング]
四季グループの本社が入居するビル。
そこでは臨時の役員会議が行われていた。
敷島峰雄:「本日は忙しいところをお集まり頂き、真に申し訳無い。皆さんも御存知のように、グループ役員の1人であり、敷島エージェンシーの責任者でもある敷島孝夫の処遇について、可及的速やかなる対応を求められつつある為、今一度決めたいと思い、集まって頂いた次第です」
四季ホールディングス会長の峰雄がマイクに向かって喋る。
彼は親会社のホールディングスの会長であると同時に、四季エンタープライズの会長でもある。
その隣に座る弟の敷島俊介がマイクに向かった。
彼は四季エンタープライズの社長で、敷島孝夫を子会社の社長に据え付けた人物でもある。
敷島俊介:「実は……彼が入院している病院の院長から先日連絡がありまして、『ほとんど意識の回復の見込みが無いので、安楽死も視野に入れてほしい』という通告を受けました」
俊介の言葉に大会議室はざわついた。
俊介:「もちろん生死に関することは敷島家の内部問題であり、彼自身の家族が決めることです。私も会長も親族ではありますが、意見を言う権利があるというだけで、決定権があるわけではありません。それで皆さんに決めて頂きたいのは、孝夫を社長職から外すかどうか……ってことなんですよ」
役員A:「そんなに彼はヒドい状態なんですか!?」
役員B:「ケガは大したこと無いということだが……」
役員C:「だとしたら、考えるまでも無いですよ」
峰雄:「もちろん、そうだろう。だが、彼も役員の1人。四季グループは確かに、敷島家が家業として始めた興行がきっかけで法人化した同族企業です。しかし、今や四季グループは親族だけで決めて良い中小企業ではない。皆さんの中には、敷島家とは関係の無い人達も沢山おられる。そんなあなた達は敷島家の事情に囚われない、忌憚の無い意見を言えるでしょう。どうか、御意見をお聞かせ願いたい」
俊介:「そりゃやっぱり親族として、彼には早く業務復帰してもらいたいというのが本音ですよ。でも先月の株主総会で、やっぱり株主さんからも指摘を受けましたし、それでなくても、クライアントさんからの指摘もちょくちょくあると現場の社員から聞いています」
役員D:「うちの業務は競合他社が大勢いる所なんですが、ライバル社からは嫌味を言われたという報告が上がっています」
俊介:「どうするか考えるまでも無いという意見がありましたが、とにかく現在も尚、役員会においてはまだ何も正式な声明を出していないのが実情です。そしてそれも、もはや誤魔化しが効かない状態となりつつあります。役員会として、どのような声明を上げるのか、それを皆さんと相談したいと思い、集まって頂いたわけです」
役員C:「だから、考えるまでもないでしょう。社長や会長には申し訳ありませんが、以前はどんな敏腕経営者だったとは言っても、それは単なる過去の栄光です。そして今はその辣腕を振るえないでいる。だとしたら、その職は降りてもらうというのは当然のことなんじゃないでしょうか?」
役員E:「いや、待てよ。それで敷島エージェンシーの経営が傾いているというのなら確かにそうだが、今は代役で十分持ち堪えられているのだろう?」
矢沢専務:「私がそうです」
役員E:「いっそのこと、矢沢さんを社長に据えて、彼は顧問とか、副社長とか、あまり目立たない役に移すとかすればいいのでは?」
役員F:「そんな小手先が通用しなくなってきたから、こういう臨時会が開かれたわけでしょう。医者が匙投げる状態では、もはや復帰など不可能です」
役員E:「いや、しかしだな。少なくとも功績あった人間を、そのようにポイ捨てするような人事で良いのかということだぞ?」
役員G:「確かに、孝夫社長に対する人気は業界でも有名です。彼自身、何度も経営者にスポットを当てた経済誌の取材を受けるほどでしたし……」
役員H:「テロ組織と戦う社長、なんて新聞にも載りましたよ。それだけで四季グループの株価が上がりましたからね」
役員C:「いや、だから、そんな過去の栄光にいつまでもすがりつくのはどうかって話なんですよ!」
役員E:「すがりつける過去の栄光を築き上げた人を、そのままいなくするのも対外的にはどうかって話にもなりますよ?」
峰雄:「難しい問題だ……」
役員A:「あの、ちょっとよろしいでしょうか?」
俊介:「何ですか?」
役員A:「先ほど会長は『敷島家の問題だ』と仰いましたが、恐らく私の意見はそれに干渉することになると思います」
峰雄:「分かった。言ってみてくれ」
役員A:「孝夫社長は今、安楽死の危機に晒されているとのことですね。……安楽死して頂いて、それを理由に正式に解任するという形にするというのは?」
再びざわつく室内。
役員A:「それなら対外的にも理由や面子が成り立ちますし、擁護者の人達も諦められるでしょう」
俊介:(孝夫の秘書ロボットが聞いたら、いきなり射殺されそうな意見だな)
俊介は眼鏡を外して汗を拭った。
役員A:「申し訳ありません。不謹慎な意見で」
峰雄:「いや、良い。あくまで1つの意見として、受け止めておこう。他に意見のある者は?何でもいい。無ければ採決を……」
その時、峰雄は窓の外に何かが飛んで来るのが見えた。
峰雄:「いや、ちょっと待った」
俊介:「は?」
峰雄:「皆さん、ちょっと待ってもらえますか?」
それはこのビルの屋上に着地した。
それから何分かして、会議室の外が騒がしくなった。
峰雄:「キミ、訪問者が誰か確認してくれ。もし屋上からやってきた者なら、この部屋に入れてやってくれ」
秘書:「は、はい!」
峰雄の横に控えていた秘書が会議室の外に出た。
役員B:「会長、一体どうされたんですか?」
峰雄:「敷島エージェンシーから早馬が飛んできた。果たして、どんな報告なのか……」
会議室に飛び込んできた者はエミリーだった。
エミリー:「あ、あのっ……!突然、申し訳ありません!」
俊介:「孝夫の所の秘書ロボット!あ、いや、A氏の意見はあくまで1つの意見だから……」
峰雄:「いや、違うだろう。……孝夫に何かあったのだね?」
エミリー:「はい」
峰雄:「言ってみなさい」
役員C:「安楽死を家族が決定したか、それとも安楽死を待たずに……」
エミリー:「社長が……敷島孝夫社長が意識を取り戻されました!」
エミリーの言葉に、室内が静まり返った。
エミリー:「北海道の病院にいる妹から連絡がありまして、孝夫社長が意識を取り戻されたと……そう、報告がありました」
エミリーの言葉に、会議室内が1番ざわついた。
峰雄:「そうか。やはり、あいつは不死身だったようだな」
俊介:「会議の内容を変更します」
俊介は眼鏡を外して涙を拭った後、机の上のマイクを取った。
四季グループの本社が入居するビル。
そこでは臨時の役員会議が行われていた。
敷島峰雄:「本日は忙しいところをお集まり頂き、真に申し訳無い。皆さんも御存知のように、グループ役員の1人であり、敷島エージェンシーの責任者でもある敷島孝夫の処遇について、可及的速やかなる対応を求められつつある為、今一度決めたいと思い、集まって頂いた次第です」
四季ホールディングス会長の峰雄がマイクに向かって喋る。
彼は親会社のホールディングスの会長であると同時に、四季エンタープライズの会長でもある。
その隣に座る弟の敷島俊介がマイクに向かった。
彼は四季エンタープライズの社長で、敷島孝夫を子会社の社長に据え付けた人物でもある。
敷島俊介:「実は……彼が入院している病院の院長から先日連絡がありまして、『ほとんど意識の回復の見込みが無いので、安楽死も視野に入れてほしい』という通告を受けました」
俊介の言葉に大会議室はざわついた。
俊介:「もちろん生死に関することは敷島家の内部問題であり、彼自身の家族が決めることです。私も会長も親族ではありますが、意見を言う権利があるというだけで、決定権があるわけではありません。それで皆さんに決めて頂きたいのは、孝夫を社長職から外すかどうか……ってことなんですよ」
役員A:「そんなに彼はヒドい状態なんですか!?」
役員B:「ケガは大したこと無いということだが……」
役員C:「だとしたら、考えるまでも無いですよ」
峰雄:「もちろん、そうだろう。だが、彼も役員の1人。四季グループは確かに、敷島家が家業として始めた興行がきっかけで法人化した同族企業です。しかし、今や四季グループは親族だけで決めて良い中小企業ではない。皆さんの中には、敷島家とは関係の無い人達も沢山おられる。そんなあなた達は敷島家の事情に囚われない、忌憚の無い意見を言えるでしょう。どうか、御意見をお聞かせ願いたい」
俊介:「そりゃやっぱり親族として、彼には早く業務復帰してもらいたいというのが本音ですよ。でも先月の株主総会で、やっぱり株主さんからも指摘を受けましたし、それでなくても、クライアントさんからの指摘もちょくちょくあると現場の社員から聞いています」
役員D:「うちの業務は競合他社が大勢いる所なんですが、ライバル社からは嫌味を言われたという報告が上がっています」
俊介:「どうするか考えるまでも無いという意見がありましたが、とにかく現在も尚、役員会においてはまだ何も正式な声明を出していないのが実情です。そしてそれも、もはや誤魔化しが効かない状態となりつつあります。役員会として、どのような声明を上げるのか、それを皆さんと相談したいと思い、集まって頂いたわけです」
役員C:「だから、考えるまでもないでしょう。社長や会長には申し訳ありませんが、以前はどんな敏腕経営者だったとは言っても、それは単なる過去の栄光です。そして今はその辣腕を振るえないでいる。だとしたら、その職は降りてもらうというのは当然のことなんじゃないでしょうか?」
役員E:「いや、待てよ。それで敷島エージェンシーの経営が傾いているというのなら確かにそうだが、今は代役で十分持ち堪えられているのだろう?」
矢沢専務:「私がそうです」
役員E:「いっそのこと、矢沢さんを社長に据えて、彼は顧問とか、副社長とか、あまり目立たない役に移すとかすればいいのでは?」
役員F:「そんな小手先が通用しなくなってきたから、こういう臨時会が開かれたわけでしょう。医者が匙投げる状態では、もはや復帰など不可能です」
役員E:「いや、しかしだな。少なくとも功績あった人間を、そのようにポイ捨てするような人事で良いのかということだぞ?」
役員G:「確かに、孝夫社長に対する人気は業界でも有名です。彼自身、何度も経営者にスポットを当てた経済誌の取材を受けるほどでしたし……」
役員H:「テロ組織と戦う社長、なんて新聞にも載りましたよ。それだけで四季グループの株価が上がりましたからね」
役員C:「いや、だから、そんな過去の栄光にいつまでもすがりつくのはどうかって話なんですよ!」
役員E:「すがりつける過去の栄光を築き上げた人を、そのままいなくするのも対外的にはどうかって話にもなりますよ?」
峰雄:「難しい問題だ……」
役員A:「あの、ちょっとよろしいでしょうか?」
俊介:「何ですか?」
役員A:「先ほど会長は『敷島家の問題だ』と仰いましたが、恐らく私の意見はそれに干渉することになると思います」
峰雄:「分かった。言ってみてくれ」
役員A:「孝夫社長は今、安楽死の危機に晒されているとのことですね。……安楽死して頂いて、それを理由に正式に解任するという形にするというのは?」
再びざわつく室内。
役員A:「それなら対外的にも理由や面子が成り立ちますし、擁護者の人達も諦められるでしょう」
俊介:(孝夫の秘書ロボットが聞いたら、いきなり射殺されそうな意見だな)
俊介は眼鏡を外して汗を拭った。
役員A:「申し訳ありません。不謹慎な意見で」
峰雄:「いや、良い。あくまで1つの意見として、受け止めておこう。他に意見のある者は?何でもいい。無ければ採決を……」
その時、峰雄は窓の外に何かが飛んで来るのが見えた。
峰雄:「いや、ちょっと待った」
俊介:「は?」
峰雄:「皆さん、ちょっと待ってもらえますか?」
それはこのビルの屋上に着地した。
それから何分かして、会議室の外が騒がしくなった。
峰雄:「キミ、訪問者が誰か確認してくれ。もし屋上からやってきた者なら、この部屋に入れてやってくれ」
秘書:「は、はい!」
峰雄の横に控えていた秘書が会議室の外に出た。
役員B:「会長、一体どうされたんですか?」
峰雄:「敷島エージェンシーから早馬が飛んできた。果たして、どんな報告なのか……」
会議室に飛び込んできた者はエミリーだった。
エミリー:「あ、あのっ……!突然、申し訳ありません!」
俊介:「孝夫の所の秘書ロボット!あ、いや、A氏の意見はあくまで1つの意見だから……」
峰雄:「いや、違うだろう。……孝夫に何かあったのだね?」
エミリー:「はい」
峰雄:「言ってみなさい」
役員C:「安楽死を家族が決定したか、それとも安楽死を待たずに……」
エミリー:「社長が……敷島孝夫社長が意識を取り戻されました!」
エミリーの言葉に、室内が静まり返った。
エミリー:「北海道の病院にいる妹から連絡がありまして、孝夫社長が意識を取り戻されたと……そう、報告がありました」
エミリーの言葉に、会議室内が1番ざわついた。
峰雄:「そうか。やはり、あいつは不死身だったようだな」
俊介:「会議の内容を変更します」
俊介は眼鏡を外して涙を拭った後、机の上のマイクを取った。
私もそんなに強くはありませんよ。
それこそ一杯だけで顔が赤くなるくらいで。
気をつけるべきは、「中ジョッキ」の基準が店によって違うこと。
私は銀座ライオンで飲みましたが、日高屋のイメージで中ジョッキ頼んだら、明らかにそれよりサイズのデカいジョッキに入れて持って来ましたからね。
1人だったら飲み切れなかったことでしょう。
お疲れ様です。
アルコールが飲める人って、本当に羨ましいです。
僕なんか、完全にアウトなんで。
ビアガーデンなんかでも、せっせとおつまみだけ食べてます(笑)
何気に今日は本部会館辺りで、何か集会とかあったのかもしれませんよ。
飲み会の後で上野東京ラインの高崎行きに乗ったんですが、ホリデー料金だからとグリーン車にしたんです。
最寄りの品川駅からは座れましたが、大宮で降りた時には満席状態になっていて、デッキにも人が立つくらいでしたよ。
それにしても、小学生がグリーン車とは何と贅沢なw
山根幸太郎に似てるヤツがいたんで、高崎線で冥鉄無制御列車事件はやめてくれと思いましたwww
165系が出て来たら、上尾事件の怨念列車だと思って間違いないですwww
私は仕事でしたが、周辺は浴衣姿の人達が多かったですね。
お祭り騒ぎの人達を尻目に、仕事の後は女友達と飲み会です。
やっぱり1人で飲むより、誰かと一緒で盛り上がる方がビールも進みます。
日高屋でビール中ジョッキをコンプリートしたばかりなのに、今夜は何気に大ジョッキまでコンプリートできました。
サッポロビールは飲み易くていいですね。
キリンなら350ml缶で少し気持ち悪くなったのにw
私も祈ることしかできませんが、どうぞ御無事で!
とうとう、顕正会員には出くわしませんでした。
このまま伊勢崎に帰ります。
警察官ばかりで、顕正会員立ち入るスキなし?
ま、目的はあくまで花火見物ですからね。
お疲れ様です。
台風5号が、接近しつつありますね。
甚大な被害が起きなければ良いのですが・・。
僕はんっ?さんが仰られた、「人が幸せになる
為の宗教」という言葉が、未だに忘れられません。
どのような宗派に属していたとしても、失われて
良い命なんて絶対にありませんしね。
祈る事しか出来ない自分が、情けないです。
んっ?さんも、どうかお気をつけ下さい。
毎年異常なほどの暑さのせいか、爺さん連中の頭が破れつつあるみたいですね。
河童さんも、相変わらずのようで。
そろそろ台風の接近で雨が降りそうですし、これで頭のお皿が潤ったら少しはマシになりますかな???
マイケルさんも自民党は学会以外の
あらゆる宗教団体の支援で成り立ってるのを
ご存知の上で態とリンクさせてる。
河童君の数枚上手で遊んでるですよね?ww
もし、記事どおり弱小教団の顕正会に目くじら立ててたら
自民党と連立なんか組めないでしょう?ww