中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

廃業企業を引き継ぎますか?

2018年08月19日 05時43分33秒 | 2018年版「中小企業白書」
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は2018年版「中小企業白書」314ページ「第 2-6-18 図 M & A の相手先の経営者年齢」をみましたが、今日は316ページ「コラム 2-6-4 ①図 廃業企業等からの経営資源の引継ぎの有無」をみます。

下図から、廃業企業等からの経営資源の引継ぎの有無について見ると、中小企業で廃業企業等から経営資源を引き継いだことがある企業は 19.8%であり、「引き継いだことはないが、関心がある」と合わせると半数を超えることが分かります。

次に、廃業企業等から引き継いでも良いと考える経営資源について見ると、「従業員」が 65.4%と最も多く、「顧客・販売先」が 62.0%で続くことが分かります。

この結果について白書は、人手不足を背景に従業員を引き継ぎたいと考える企業が多いと推察される。廃業を考えている小規模事業者の中には、廃業に際して自社の事業や資産を他者に譲りたいと考えている経営者もいる。M&Aに限らず、こうした廃業企業等の経営資源を引き継がれていくようにマッチングを図ることが重要である、とあります。

脚注に廃業を考えている小規模事業者のうち、小規模法人の経営者の 26.3%で「譲りたいと思う」または「できれば譲りたいと思う」と回答しており、個人事業者でも 16.4%が同様に回答している、とあります。

従業員のことを考えると、廃業という選択肢は取りづらいので、マッチングにより解消が図れるようになることは本当に素晴らしいことですよね。

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