中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

日本の巻き返しに向けた舞台!

2013年11月19日 04時28分37秒 | 平成25年版 観光白書
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は「平成25年度観光白書」38ページの「旅行先別海外旅行者数の推移(香港)」をみましたが、今日は39ページの「旅行先別海外旅行者数の推移(東南アジア)」をみていきます。

インドネシア、マレーシア、タイ、フィリピン、シンガポールの5ヶ国である東南アジアから日本への海外旅行者数は、2003年の42万人から、2010年には67万人(2003年比57.4%増)に増加しています。

中国への海外旅行者数は、2003年の177万人から2010年には429万人(2003年比141.7%増)に大きく増加しており、中国が日本を上回る伸び率で東南アジアの海外旅行者を取り込んでおり、その結果、2010年の東南アジアから中国への海外旅行者数は、日本への海外旅行者数の6倍以上に至っていることが分かります。

韓国への海外旅行者数は、2003年の52万人から2010年には88万人(2003年比67.7%増)に増加しており、日本の伸び率を上回っている。また、同期間に実数でも韓国は常に日本を上回っており、その差は拡大傾向にある。2011年には、東日本大震災の影響もあって、東南アジアから韓国への海外旅行者数は、日本への海外旅行者数の2倍以上に至っています。

香港、台湾への海外旅行者数も同様に増加しており、日本は東日本大震災の影響があって、追い抜かれている状況です。

これまでみてきた通り、5大市場(韓国、中国、台湾、米国、香港)の海外旅行者数を旅行先別に見ると、韓国を除く各国・地域から日本への海外旅行者数の伸びは、各国・地域全体の海外旅行者数の伸びを上回っていますが、一方で、いずれの国・地域についても、中国、韓国、台湾といった日本の競合先のいずれかが日本を上回る伸びを示していることが分かります。

日本の巻き返しに向けた舞台が整ったとポジティブに考えたいですね!

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