中小企業診断士 地域活性化伝道師のブログ

地域活性化を目指すプロフェッショナル人材をリンクさせイノベーションを目指す中小企業診断士、地域活性化伝道師です。 

代替調達という現実

2016年11月24日 04時35分51秒 | 中小企業白書(2016年版)
おはようございます。株式会社リンクアンドイノベーション 中小企業診断士 地域活性化伝道師の長岡力(ながおかつとむ)です。

昨日は中小企業白書(2016年版)233ページ「第 2-4-14 図 仕入先について講じた又は今後講じる予定の対策」をみましたが、今日は234ページ「第 2-4-15 図 販売先の他社からの代替調達についての検討状況」をみます。

下図から、自社からの納品が不可能となった場合の販売先における代替調達がどのようになっているかをサプライチェーンの位置付け別に見ると、製造業と非製造業を分けて見ると、製造業全体では「他社の製品・サービスにより、全て代替できる」、「他社の製品・サービスにより、一部分を代替調達できる」の回答を合わせると6割を超えていることが分かります。

この結果について白書は、サプライチェーンの維持に対する意識が高く、販売先とも情報を共有し検討を進めていることが推察される。

製造業の中で見ていくと、下位の下請け企業になるほど「代替調達について話したことがなくわからない」の回答割合が高くなっており、販売先との情報共有ができていないことが分かる、とあります。

下請け企業にとって、代替調達されるということは競争に負けるということでしかないので、このような結果になるのでしょうね。危機管理の重要性を分かっていても、現実は厳しいですね!!

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