日々の暮らしに輝きを!

since 2011
俳人杉田久女(考)、旅行記&つれづれ記、お出かけ記など。

9.11から生還したレジスター

2015年02月09日 | つれづれ

家の近くに「めんちゃんこ亭(百道店)」という食堂があります。特別豪華とか、広いとか、お洒落とかいうわけではなく、どこにでもある普通の食堂です。夜は居酒屋にもなるようですが...。

現在、福岡市内に6店舗、長崎に1店舗、そしてハワイに1店舗あるらしいですが、私の家の近くの、このお店が本店なのだそうです。麺とちゃんこ鍋の美味しさが手軽に味わえる≪めんちゃんこ(600円)≫いうメニューがこの食堂の人気メニューのようです。
<めんちゃんこ亭(百道店)>

先日このお店に入りました。店内に入るとすぐ左側に一台のレジスターが展示してあります。

<レジスター>

お店の説明によると、このレジスターは、「めんちゃんこ亭」がニューヨークの世界貿易センタービル(WTC)内に支店を出していた
2001年にアメリカ同時多発テロが起こり、その時、支店内で使われていたレジスターなのだそうです。

<WTC内の「めんちゃんこ亭」>

当時、
この「めんちゃんこ亭」は世界貿易センタービル南棟1Fに出店していて、100席程のテーブル席があり、お寿司をテイクアウト出来るコーナーやカウンターバーも併設されていたそうで、百道店のメニュー≪めんちゃんこ≫も人気メニューの一つだったとか。

2001年9月11日8時46分、世界貿易センタビルの北棟に一機目の飛行機が突っ込み、9時3分に2機目の飛行機が南棟に突っ込みました。その時丁度、お店の中では1人の社員と3人のアルバイト店員が開店準備中でしたが、お店は出口が近いこともあり4人とも難を逃れました。

当時世界貿易センタービル内には多くの飲食店が入居していましたが、日本食店は「めんちゃんこ亭」1軒だけだったそうです。

悲劇の舞台となった世界貿易センタ-ビル内の両隣のお店は崩壊しましたが、がれきが膝くらいまで積もっていたにもかかわらず、「めんちゃんこ亭」だけは奇跡的に完全な形で残っていて、店の奥に置いてあった3台のレジスターも原型をとどめていました。その3台のレジスターの一つが上の写真のレジスターなのだそうです。

「テロや戦争について考える契機になればと思い、2007年からここに展示しています」とお店の方は言われていましたが、私の家の近くの普通の食堂が世界貿易センタービル内に支店を出していたことに驚くとともに、この物言わぬ事件の生き証人は、テロのむごさを静かに伝えている様に思いました。
 

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岐志漁港のカキ小屋

2015年02月05日 | お出かけ

リラ地方はここ数日寒い日が続いています。今日の夕方はミゾレが降りました!寒いこの季節は魚介類が美味しいですね。そこで毎年この時期に行くカキ小屋に今年も行って来ました。

家から西へ20km位の糸島半島
カキ小屋スポットは色々あるけれど、我が家は岐志漁港が好き
ここに冬になると設営されるカキ小屋



カキ小屋には中宮丸、徳栄丸、富士丸など船の名前がついている
小屋の中をチラッと覗いたり、外のメニュー板をみて入る店を決める
初めの頃は焼きガキが主だったけど、だんだんメニューが豊富になってきた
カキご飯だけでなくカキピラフ&カキチャーハン
カキのチーズフォンジュまでも


カキの値段は漁港で統一されていて、今年は1㎏1000円
昨年は1㎏たしか800円だった
今年のカキは身が締まってプリプリして美味しい

炭火なので灰が飛ぶし、カキの焼き汁も飛ぶ
なので、お店はブルーのジャンパーを貸してくれた

1㎏でカキ11個くらい
写真左のピンクのかごに入れて持って来てくれる
炭火に網をのせてこんな感じでカキを焼く
カキの平らな面を下にして2分、ひっくり返して湯気が出てきて開き始めたら食べ頃



焼ガキにレモンを絞ったり、ケチャップ、マヨネーズなどを添えて頂く
カキの他にもイカ、ホタテなどの魚介類もある
カキピラフもおいしい


飲み物は持ち込み自由
レモン、ソース類も持ち込み自由
広い駐車場完備なのでかなり遠くから来られているよう
土、日曜日のお昼頃はどの小屋も行列ができる盛況ぶり

食事が終わって暖かい小屋を出ると
そこは玄界灘からの強い北風が吹き付ける海辺の町だった

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