少しづつ春めいて来ましたが、ここ数日は冷たい雨が降り寒々とした日々が続いています。やっと春になったと感じる日もあり、また冬に逆戻りと思う日もありと三寒四温の季節の移ろいです。
そんな中、19日に福岡管区気象台にある標準木の桜が5、6輪咲き開花宣言がされました。昨年より6日早いそうです。薄ピンクの染井吉野が満開になると人々の心にも本当の春が来るんですね。
昨日はお彼岸の中日で、両親の眠るお寺にお墓詣りに行き、お詣りのあと本堂で行われている彼岸法会に参加しました。少し前まではこの様な講話にはあまり興味がありませんでしたが、七十に近づいた頃からお話を聞いてみたいと思う様になりました。おそらく人生の残り時間が少なくなって来たのと関係があるのでしょうね。
お彼岸は仏教発祥の地インドや伝来の地中国にも見られない日本独自の仏教行事なのだそうです。年に二回、春分の日と秋分の日を中心に前後三日づつ、合わせて一週間を彼岸と言います。彼岸の最初の日を「入り」真ん中を「中日」終わりを「結願」というように、この一週間は仏教修行のための一週間なのだそうです。煩悩や迷いに染まらない一週間を実践してみて下さいと和尚さんは結ばれました。
そして、彼岸法会に参加した私達にこの様なペーパークラフトを下さいました。
「 誘い合い 彼岸詣りの 老姉妹 」
星野 立子