『ドラゴン・タトゥーの女』という題名で現在公開中の映画、そもそもは世界46ヵ国において売り上げ6500万部を超えた三部作の小説を基にした映画作品である。 原作者のスウェーデン人ジャーナリストのスティーグ・ラーソンは、その大成功を知らず50歳で亡くなった。
しかも、今公開されているものは先に映画化された物のリメイク版であり、監督は『セブン』『ベンジャミン・バトン』『ソーシャル・ネットワーク』で有名なデヴィット・フィンチャー。 そして私見では、フィンチャー監督作品は前作よりも内容的に優れたものに仕上がっている。 ストーリー、音楽、キャラクターの魅力等、筋書きが分かっていても何度でも鑑賞に堪えうる映画が誕生した。
キャッチコピーは「誰がハリエットを殺したのか?」。
ジャーナリストである中年男性ミカエルのもとに、老いた富豪ヘンリックから、かつて16歳で失踪し、おそらく殺害されたと思われる少女ハリエットに関わる事件を暴いて欲しいという依頼が来る。 そこに、心に傷を負ったリスベットという若き天才ハッカーの女性が奇しくも手を貸すことになるのだが……
『007』シリーズ最も新たな主役、ダニエル・クレイグがミカエルを演じている。
特筆すべきは、リスベット役のルーニー・マーラの魅力である。 しばしば「体当たりの演技」とかの形容がなされるが、もはや演技を超越して彼女以外にリスベットは考えられぬであろう。
〈次回につづく〉
しかも、今公開されているものは先に映画化された物のリメイク版であり、監督は『セブン』『ベンジャミン・バトン』『ソーシャル・ネットワーク』で有名なデヴィット・フィンチャー。 そして私見では、フィンチャー監督作品は前作よりも内容的に優れたものに仕上がっている。 ストーリー、音楽、キャラクターの魅力等、筋書きが分かっていても何度でも鑑賞に堪えうる映画が誕生した。
キャッチコピーは「誰がハリエットを殺したのか?」。
ジャーナリストである中年男性ミカエルのもとに、老いた富豪ヘンリックから、かつて16歳で失踪し、おそらく殺害されたと思われる少女ハリエットに関わる事件を暴いて欲しいという依頼が来る。 そこに、心に傷を負ったリスベットという若き天才ハッカーの女性が奇しくも手を貸すことになるのだが……
『007』シリーズ最も新たな主役、ダニエル・クレイグがミカエルを演じている。
特筆すべきは、リスベット役のルーニー・マーラの魅力である。 しばしば「体当たりの演技」とかの形容がなされるが、もはや演技を超越して彼女以外にリスベットは考えられぬであろう。
〈次回につづく〉