【こんなゲームで遊んでました】の題で4月末に記事を書き、5月半ばにはそのPart2として『バイオハザード ヴィレッジ』について少々、全くめちゃくちゃ少々なのだが書いた。
7月は見出し画像の『風雨来記4』をゆっくりと遊んでいる状態だ。 ゲームの舞台は岐阜県、バイクで気の向くままに旅をしながら編集者としてネットに文章と写真をアップロードし、コンテスト上位を目指すといったアドベンチャー・ゲーム。 今回作は(株)日本一ソフトウェアから発売されたのだが、『風雨来記』シリーズといえば東京町田市に嘗て存在した(株)FOG(以下、フォグ)から元々は作品が出ており、それらは北海道や沖縄といった観光地としてそこそこ馴染み深い場所を巡る内容になっていた。 ちなみに岐阜は日本一ソフトウェアの本社所在地である。 フォグ自体、及びフォグの音楽を担っていたフリー音楽家と自分は尋常でない不思議な縁で結ばれていたので、タイトルだけで溢れ出る思い出に魅せられ購入して遊んでいる。 慣れぬ土地をバーチャル旅行することで立ち回り先にかなり戸惑ってしまうが、「旅先で写真を撮る」久しぶりの感覚がこの上なく愉しい。
《「いつか私も写真の中だけの存在になる日が来るだろうけど、自分の周りに私の時間をしっかり見つめてくれる人を作りたい。 それが実行出来るように生きていくことを目標にしたいと思う」と、彼自身が言っていた日から一年足らず。 志半ばでの早世には違いないだろう。 しかし、激しい気性と危なっかしいオーラを、羊の如き物腰とお笑いネタに包んだ人であったから、むべなるかなと考える。 これからもあなたの作品を折りに触れて聴きます。 ありがとう、さようなら》 これは『風雨来記』の楽曲を生んだ彼へ、拙ブログに記した14年前の言葉である。