Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

さよなら☆調乳ポット

2015-06-25 | 赤ちゃん用品

【1歳11ヶ月】
断捨離、第九段!私が出産したほぼ直後に、母乳が出ないと分かると主人が即座に買いに走った「調乳ポット」が今日、やはり双子出産を控えたご家庭へ貰われてゆきました。調乳ポットとは、フランスの粉ミルクはお湯ではなく常温の水で溶かすのでこういう道具が登場するのでしょうが、水を1分とかからずに人肌の37度に温めてくれる機械で、この後に粉ミルクを溶かせばマッハな早さで人工ミルクの完成です。電子レンジを使って温めてもいいのですが、適温を肌で分かるようになるまでには経験値が必要ですし、何より夜中の寝ぼけた授乳時に素早く、赤ちゃんの舌を火傷させることなくミルクを作るには、大活躍した便利グッズでした。そうね、赤ちゃんが一人だったら、あれば便利でしょうが、わざわざ買うこともないでしょうね。でも、誰にでも安心してミルク作りを頼めたことは、言うまでもありません。


我が双子は1歳半で卒乳しました。いや、保育園でも同月齢の子たちがもう飲んでいないことを知ってママンが勝手に止めさせたので、断乳と言うのでしょうか。二人そろって離乳食をモリモリ食べる子たちだったで何も心配はありませんでしたが、それからの食事作りのことを考えると、ミルク時代は楽だったな~。あと、ミルクを止めてその先、赤ちゃんを横抱きにすることってほとんどなくなってしまったな…と、貰われていく調乳ポットをきれいに拭いてあげながら考えていました。


私たち夫婦はミルクを止める日まで、病院で書かされていたように、飲んだミルクの量と時間をメモしていました。もうこのメモも取っておいても仕方ない、断捨離だな。

生後1ヶ月目を迎えた日の様子:7月27日
4時 息子=90cc、娘=90cc(うんち有り)[私が担当]
7時 息子=70cc、娘=60cc[主人が担当]
[12時 おそらく主人の書き忘れ]
14時 息子=90cc、娘=90cc[私が担当]
18時 息子=90cc+足りなくて30cc追加(うんち有り)、娘=90cc[主人が担当]
22時 息子=60cc、娘=60cc+足りなくて23時に60cc追加[私が担当]

おー、こうやって見てみると、家の父ちゃん、かなりのイクメンなんだな。


アルブ川沿い散歩道@ガイヨンからレ・ズーシュまで

2015-06-24 | シャモニ周辺案内

【1歳11ヶ月】
日本の、8歳と5歳のママンである私の従妹から、木製の積み木を貰ってきました。そうしたら、いとも簡単そうに“積んで遊ぶ”ではありませんか!我が家にあるボール紙製も、ゴム製も、プラスチック製も、それぞれに良さはあるのですが、う~ん、やはり木製積み木の方が集中して遊んでいるような気がします。それとも、ちょうどそういう時期に貰ったからハマっている、のでしょうか?
ちなみに、幼稚園年長の次男くんはもう、積み木では遊ばなくなったそうです。と言うことは、積み木は5歳ぐらいまでは遊べるおもちゃなのですね。それならば、1つのコマを取り合いしている我が双子に、もう一組買ってあげてもいいかもしれません。
時に、積み木って「社会を学ぶ」と思いませんか?この取り合いもそうですけど、協力して積み上げていくこともあり、また、一生懸命努力して高く高く積み上げていると、横からバーンと破壊する奴が現れる・・・そこで怒っていいのか、再び一からやり直すか、はたまた諦めて違うことを始めるか…?


さて今日は、夏の終わりに開催されるウルトラ・トレイルのコースを一部、同僚ちゃんと下見してきました。まだまだ山が荒れていて、山道が分かりにくかったりもするのですが、その中の一部、散歩感覚で楽しめる「アルブ川沿い散歩道 Promenade d'Arve 」を紹介したいと思います。
散歩道への入り口は、電車「ペルラン Pélerins 駅」そばにある、ガイヨン池前のクライミングゲレンデ前から。岩登りを楽しむ人たちを横に見ながら、森の中へ入って行きます。


あとは1本道で、ゆっくり歩けば2時間ほどの散歩コース、森から抜けて線路が見えたらゴールです。トレラン大会ではここから先が本番、走りながら山を登るという苦行が始まるのですが、ハイカーはここの「レ・ズーシュ Les Houches 駅」から電車に乗って、楽しくシャモニへ帰りましょう。車窓から眺めるモンブラン山群が見事なんですよ!


一人で☆ズボンを履く

2015-06-23 | 生後23ヶ月

【1歳11ヶ月】
娘はとにかくチャレンジ意欲旺盛と言いますか、靴だけに限らず、ズボンやパンツ、時にはシャツまで、自分で“履こう”と頑張るのですが、それが今日、パジャマのズボンを自分で履いた!でも、最後の難関「ズボンにお尻をしまう」ことまでは出来なくて、ヒステリックに泣き叫んでいます。えーと、それに表裏が逆なんですけど…。


ところで、ここ最近に着せている日本のパジャマにママン、えらく感動しています!それぞれボタンの色が変えてあり、ボタン穴なり当て布なりの色が合わせてあって、どこの穴にどのボタンを通せばいいのか、はっきり分かるようにできているんです。フランスの物でこういった発達を促すようなもの、見たことがありませんよ。これは近い将来、「自分でボタンをはめる」練習の一助となることでしょう。
そしてね、たった今でも、ボタンを掛け違えていても気にしない性格の主人の助けにもなっているから、笑ってしまいます。


フランスの小麦粉

2015-06-22 | グルメ

【1歳11ヶ月】
我が双子の通う保育園には、常に一緒にいる「ドゥドゥ」を一時的に入れておけるウォールポケットがあります。子供が必要とせずに手から離してしまえば、先生は壁に備えられたこの収納ポケットへ一時的に保管しておくわけです。そこへただ今、それぞれ園児のドゥドゥ写真が名前とともに貼り出されるようになり、これで誰もが一目で、この子がどのドゥドゥを探して泣いているのかが分かるようになりました。
そのぐらいフランスの赤ちゃんには大切だとされているドゥドゥ、この週末にまた息子のネズミが行方不明になりまして…。寝る時に騒ぎ出したので一時的に、もう一つ隠し持っている同じもの・ドゥドゥ補欠をあてがっておきまして、前回の発見場所であるベビーカーの足元も探し、散歩したコースを夜に走って確認したりして、我が家では騒動だったんです。今日それが、家の中からひょっこり出てきました!あ~、良かった。それにしても、ぬいぐるみ一つで何でこんなに奔走させられなきゃいけないのよー!!


さて今回、餃子を作るにあたって初めて経験した「手作り餃子の皮」。料理本を見ると、「強力粉」と「薄力粉」を混ぜた「中力粉」を使うとよいとありますが、フランスの小麦粉にはその種類がどこにも書かれていません。書かれているのは番号のみ・・・いったいどれが何にあたるのか?料理によってどの小麦粉を使えばいいのか、実はこれ、私の長い間の疑問でした。
運のいいことに、小麦粉を買いに行ったその道すがら、シャモニ生まれの日本人である友人とバッタリ会い、小麦粉の選択について聞いてみました。彼女が言うには、日本とフランスの小麦粉は味も分類方法も違うとのこと。でも、「ファリーヌ・ブランシュ Farine blanche(小麦粉)」と書かれている「タイプ Type 55」を買えば、ほぼどんな料理にもマルチに使えるそうです。もちろん、餃子の皮作りにも。ビオ(オーガニック)ショップへ行けば、「タイプ80」なんてのもあり、これはパン作りに使ったりするのだけれど、少し黒っぽい粉なので用途で使い分けて!と教えてくれました。
さっそく買ってきました、タイプ55。これまで知らずに買っていたのですが、安いだけで選んでいた家のものは、タイプ45でした。それからもう一つ、知らなかったこと。小麦粉は、子供のご飯作りでとろみをつけたりするのに頻繁に使うのですが、ダニやカビが発生しやすいので、「密閉して保管」し、「低温&低湿度の状態に置く」のが良いようです。つまり、離乳食に使用する粉物全般、「冷蔵庫保管」するのがベストなんですって。
また、冷凍保存も効きます。冷凍室の臭いがつきやすいので、密封できる冷凍用保存袋に小麦粉の袋ごと入れて冷凍してしまい、かたく凍ることはないので、凍ったままいつもと同様に調理に使えるそうです。これ、やってみよう!



親子クッキング~餃子~

2015-06-21 | 生後23ヶ月

【1歳11ヶ月】
今日は父の日。双子からパパへの愛情プレゼントは、「餃子」!家族で餃子作りをしましたよ~。実はこれ、私の実家でリハーサル済み。あまりの楽しさにママン、「これしかない!」と思いついたわけであります。
1歳児ができる行程は「具を包む」ことだけ。粘土遊びもしたことがない我が子、何が起こったのか、真剣な表情でレクチャーを受ける・・・


いつもは追い出される台所で“楽しいこと”させてもらえるものだから、息子は調子に乗って、次第にグチャグチャに・・・
娘の方は、早々に飽きていたなあ…。


我が双子が初めて作った餃子、へへへ、こんな形だって『おいしい!』に決まってる・・・


うっ、旨いっ!!


フランスで餃子を作るって、意外と大変なんです。しょう油や豆腐が外国のスーパーに並ぶ時代ですけど、餃子の皮なんて売っていないので粉から手作りしなければなりません。キャベツは煮込んでも煮込んでも繊維質で硬いので、ちょっと高いけど白菜を使用。ニラも売っていなくて、私は庭で栽培中。そして、何と奥さん、フランスでは豚ひき肉が売っていないんですよ!豚肉を食べないイスラム教徒も多い国なので、肉屋で売ってはいけないんだとか。衛生の問題もあり、鶏ひき肉だってありません。あるのは、牛のみ。仕方ないので豚かたまり肉を買ってきて一からフードプロセッサーで挽いていく・・・。フードプロセッサーを買ってもらうまでは毎回、豚ひき肉料理を食べたい当日の朝、肉屋へ立ち寄って注文を出すと、その日の商売が終わって挽き肉マシーンの刃を消毒にかける前に、私の分の豚肉を挽いてくれるので、それを仕事帰りに持ち帰る・・・という不便さでした。何でもね、イスラム圏の方々、豚肉が自分の口に入らなければいいと言うだけではなくて、豚肉に触れた物も禁じられているらしく、つまりは肉切り包丁を兼用するなんてもってのほか!らしいんですわ。
ちなみに、豚ひき肉単体では売っていないのですが、ソーセージの中身用として豚ひき肉にスパイスが混ざった状態のもの( Chair à saucisse )は売っています。これは先に仕込むものだから、その場で肉を挽くわけではないので売っていいのかな?
実は今回、時間短縮の策としてこのソーセージ用豚ひき肉で餃子を作ってみたんですけどね・・・まずーっ!!
在仏の皆さん、これはお勧めしませんよ…。