【1歳11ヶ月】
我が双子の通う保育園には、常に一緒にいる「ドゥドゥ」を一時的に入れておけるウォールポケットがあります。子供が必要とせずに手から離してしまえば、先生は壁に備えられたこの収納ポケットへ一時的に保管しておくわけです。そこへただ今、それぞれ園児のドゥドゥ写真が名前とともに貼り出されるようになり、これで誰もが一目で、この子がどのドゥドゥを探して泣いているのかが分かるようになりました。
そのぐらいフランスの赤ちゃんには大切だとされているドゥドゥ、この週末にまた息子のネズミが行方不明になりまして…。寝る時に騒ぎ出したので一時的に、もう一つ隠し持っている同じもの・ドゥドゥ補欠をあてがっておきまして、前回の発見場所であるベビーカーの足元も探し、散歩したコースを夜に走って確認したりして、我が家では騒動だったんです。今日それが、家の中からひょっこり出てきました!あ~、良かった。それにしても、ぬいぐるみ一つで何でこんなに奔走させられなきゃいけないのよー!!
さて今回、餃子を作るにあたって初めて経験した「手作り餃子の皮」。料理本を見ると、「強力粉」と「薄力粉」を混ぜた「中力粉」を使うとよいとありますが、フランスの小麦粉にはその種類がどこにも書かれていません。書かれているのは番号のみ・・・いったいどれが何にあたるのか?料理によってどの小麦粉を使えばいいのか、実はこれ、私の長い間の疑問でした。
運のいいことに、小麦粉を買いに行ったその道すがら、シャモニ生まれの日本人である友人とバッタリ会い、小麦粉の選択について聞いてみました。彼女が言うには、日本とフランスの小麦粉は味も分類方法も違うとのこと。でも、「ファリーヌ・ブランシュ Farine blanche(小麦粉)」と書かれている「タイプ Type 55」を買えば、ほぼどんな料理にもマルチに使えるそうです。もちろん、餃子の皮作りにも。ビオ(オーガニック)ショップへ行けば、「タイプ80」なんてのもあり、これはパン作りに使ったりするのだけれど、少し黒っぽい粉なので用途で使い分けて!と教えてくれました。
さっそく買ってきました、タイプ55。これまで知らずに買っていたのですが、安いだけで選んでいた家のものは、タイプ45でした。それからもう一つ、知らなかったこと。小麦粉は、子供のご飯作りでとろみをつけたりするのに頻繁に使うのですが、ダニやカビが発生しやすいので、「密閉して保管」し、「低温&低湿度の状態に置く」のが良いようです。つまり、離乳食に使用する粉物全般、「冷蔵庫保管」するのがベストなんですって。
また、冷凍保存も効きます。冷凍室の臭いがつきやすいので、密封できる冷凍用保存袋に小麦粉の袋ごと入れて冷凍してしまい、かたく凍ることはないので、凍ったままいつもと同様に調理に使えるそうです。これ、やってみよう!