Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

親子クッキング~餃子~

2015-06-21 | 生後23ヶ月

【1歳11ヶ月】
今日は父の日。双子からパパへの愛情プレゼントは、「餃子」!家族で餃子作りをしましたよ~。実はこれ、私の実家でリハーサル済み。あまりの楽しさにママン、「これしかない!」と思いついたわけであります。
1歳児ができる行程は「具を包む」ことだけ。粘土遊びもしたことがない我が子、何が起こったのか、真剣な表情でレクチャーを受ける・・・


いつもは追い出される台所で“楽しいこと”させてもらえるものだから、息子は調子に乗って、次第にグチャグチャに・・・
娘の方は、早々に飽きていたなあ…。


我が双子が初めて作った餃子、へへへ、こんな形だって『おいしい!』に決まってる・・・


うっ、旨いっ!!


フランスで餃子を作るって、意外と大変なんです。しょう油や豆腐が外国のスーパーに並ぶ時代ですけど、餃子の皮なんて売っていないので粉から手作りしなければなりません。キャベツは煮込んでも煮込んでも繊維質で硬いので、ちょっと高いけど白菜を使用。ニラも売っていなくて、私は庭で栽培中。そして、何と奥さん、フランスでは豚ひき肉が売っていないんですよ!豚肉を食べないイスラム教徒も多い国なので、肉屋で売ってはいけないんだとか。衛生の問題もあり、鶏ひき肉だってありません。あるのは、牛のみ。仕方ないので豚かたまり肉を買ってきて一からフードプロセッサーで挽いていく・・・。フードプロセッサーを買ってもらうまでは毎回、豚ひき肉料理を食べたい当日の朝、肉屋へ立ち寄って注文を出すと、その日の商売が終わって挽き肉マシーンの刃を消毒にかける前に、私の分の豚肉を挽いてくれるので、それを仕事帰りに持ち帰る・・・という不便さでした。何でもね、イスラム圏の方々、豚肉が自分の口に入らなければいいと言うだけではなくて、豚肉に触れた物も禁じられているらしく、つまりは肉切り包丁を兼用するなんてもってのほか!らしいんですわ。
ちなみに、豚ひき肉単体では売っていないのですが、ソーセージの中身用として豚ひき肉にスパイスが混ざった状態のもの( Chair à saucisse )は売っています。これは先に仕込むものだから、その場で肉を挽くわけではないので売っていいのかな?
実は今回、時間短縮の策としてこのソーセージ用豚ひき肉で餃子を作ってみたんですけどね・・・まずーっ!!
在仏の皆さん、これはお勧めしませんよ…。