Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

バレーブランシュスキー~滑降編~

2016-02-18 | シャモニ周辺案内

【2歳7ヶ月】
今回はクラシックルートを滑りました。バレーブランシュスキーには3コースあり、このタキュル( Mont Blanc du Tacul )を回りこんで、エギーユ・ド・ミディからイタリアへと延びている観光用のパノラマゴンドラ( Télécabine Panoramique Mont-Blanc )の下を抜けていくコースが、最も一般的です。
久々にパウダーを味わったよ!


またもや小学生を発見! 高山ガイドに導かれて、家族でバレーブランシュを滑りに来ているようです。ここは氷河上であるため、山の経験のない人は高山ガイドをつけなければなりません。シャモニガイド組合( Compagnie des Guides de Chamonix )で斡旋してくれます。高山ガイド1人に対し、最大8人まで可能なので、家族や友人などでグループを組むとお得。山の装備も貸してくれますしね。もし一人だけの参加者は、混載グループツアーと言うのもあります。フランスへスキーに来て、外国人と仲間となって滑る、これはこれで楽しいものです。


早ければ、所要3時間ほどで滑り下りてしまえるバレーブランシュですが、これだけ広い大地、壮大な景色、1日がかりで楽しみましょう! 氷の柱が折り重なるセラック帯を過ぎると、昼食をとれるルカン小屋( Refuge du Requin )もありますが、傾斜がなだらかとなってピクニックできる場所も出てきます。


ゴール! 思った以上に雪がのっている今、シャモニの町までスキーで滑り下りることができました。年々、温暖化により氷河が小さくなっていて、こうやって思いがけず雪の降った直後に来ないと、本当のゴール23km地点まで滑り下りることは難しくなっています。自然と遊ぶとき、「私に出来ることから環境を考えよう」と思わされますね。
雪が少なければ、標高1,913mまで登ってくるモンタンベール登山電車( Train du Montenvers )でシャモニへ帰ることになります。その昔は駅舎が氷河の目の前であったのに、今では氷河が溶けてしまってドンドン水深が下がり、約400段の階段を上って、さらにゴンドラに乗らないとたどり着かないという…。
じゃあ、無理してでもゴールまで滑りたい!と願っても、やはりこちらも氷河が落ちていることから、20分の山登りを強いられる羽目に…。この登りが以前よりきつく感じられたのは、氷河のさらなる後退のせいか、それとも、産後の運動不足ゆえか?


とーにかくとにかく、スキーに心得のある人、一度は滑りに来てね~!!



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