Mon petit bonheur

フランスよりミックスツインズ日記

山の素人じゃあるまいし

2014-06-11 | 赤ちゃんの病気・ケガ

一昨日のトリアン氷河へ行った話、自戒のためにもう少し書きます。

駐車場から氷河の麓まではほんの片道45分の道のり、少し日差しがきつい日だったので夕方になるのをを待って、ハイキング帰りの人々とすれ違いながら歩き始めました。着いたら、もう茶屋は閉まっているだろうからそのテラスに敷物をしいて、氷河を眺めながら双子へ離乳食をあげる予定で、お弁当だけ持って出かけました。
茶屋へ着くと、氷河のおかげで空気は一気に冷えて気持ちよく、私は双子へおかゆを食べさせ始めました。その時まで、氷河の氷が崩れ落ちる音と、そこから流れ出る川の音が大きく谷に反響していて、空の雲行きが怪しくなってきたことに気がつきませんでした。
主人も私と同じぐらいのタイミングで夕立がくることを察し、しかし今から道を引き返しても途中で大変な目にあうことは目に見えているので、急いで茶屋のどこかに雨宿り出来る場所はないだろうか探して、裏手にある薪を積んでおく小屋へ避難したと同時に、ものすごい豪雨と雷がその辺り一帯を襲いました。
雨には濡れなかったものの、空気が一気に冷え込んで、真っ暗い小屋の入口を閉めてしのぐしかなく、私たちは赤ちゃんが少しでも体温を保てるよう胸に抱いて1時間・・・長かった…。雷は1時間で通り過ぎるから、と分かっていても、明朝までここに留まらなければならないんじゃないかと不安で不安で…。
その日の予報では、雷雨がくるとは言っていなかった。でも、大いに反省しなければならない点は、私は少しでも身を軽くするため、いつもは無駄に持って歩いている子供の防寒着を車へ置いてきてしまった。そして自身が、ガイドの仕事をする際には晴天でも口をすっぱくしてお客さんへ持って出かけなさいと言っている合羽もなければ、上着も持っていない。Tシャツ1枚では、赤ちゃんに羽織ってあげることも出来なかった。山へ行く時には常備しているアーミーナイフも、それがあればせめて敷物にした毛布を半分に裂いてそれぞれ二人に使えるのに、今日は何も持っていない。暗いのが怖かった娘が泣き疲れて寝てしまったので、娘を毛布でくるみ、だから息子は半ズボンのまま、主人の腕の中で落ちてくる雨しずくを見つめていました。生後11ヶ月にして何を想っているのだろう。
たぶんね・・・「お母ちゃんの阿呆!!」
はい、反省してます。
20140611