日々是好日

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何故『デジカメ差し止め』?

2005-12-17 09:43:21 | 社会・政治
中国・デジカメ差し止め 日本メーカー影響懸念 (朝日新聞) - goo ニュース

使用者の命に関わる重大事故を引き起こすとも思えないのに中国当局が一部の日本メーカーに対してデジタルカメラの中国における「販売差し止め勧告」を行った。「デジカメへの苦情を受けて浙江省当局が買い集めた6社34機種のうち、ソニーの「サイバーショット」6機種を含む13機種を不合格とした」からだそうである。

このニュースだけでは「販売差し止め勧告」に至った経緯が定かではないが、製品の販売差し止めはメーカーの命運にも関わる一大事である。「13機種を5台ずつ2次検査した結果、ソニーの6機種30台はすべて基準を満たしていないとして、今月13日付で(浙江)省内販売差し止めを勧告」と云うことである。これがアメリカでなら『そのような動きがありそうだ』とあらかじめニュースが伝わってきて、そして当事者間のやり取りがあった上での『最終的行動』になるのだろうが、いかにも唐突である。なんだか裏があるのでは、とげすの勘ぐりが働く。

『基準』の中身はいざ知らず、メーカーは当然その存在を知った上でその『基準』を満たす製品を作っているはずである。品質検査も行った上での出荷であろう。「ソニーの6機種30台はすべて基準を満たしていない」が果たしてどのようなことであるのか私はそれを知りたい。というのは、これはまた別に述べることにするが、私自身メーカーの数々の製品に結構不信感を抱いていることもあるからだ。

『基準』を巡ってのやり取りはいずれつまびらかになるだろうが、私が驚いたのは日本人の常識とは全く相容れない中国当局のこの『強権的行動』である。これは『靖国問題』もかすむ強力な政治カードにもなりうるからだ。こんなことが日常まかりとおれば中国相手に落ち着いてビジネスが出来なくなる。しかし無理が通れば道理がへっこむ、であってはならない。メーカー側に落ち度が無いとの前提ではあるが、しかるべきところに提訴するなどメーカー側に毅然とした対応を望みたい。中国当局の反応を拝見しようではないか。


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