日々是好日

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伊丹市の荒牧バラ公園をぶらぶら

2010-11-15 16:00:32 | 旅行・ぶらぶら歩き
この週末、かねてから聞き及んでいた荒牧バラ公園に出かけた。前日の天気予報では土曜日は太陽が燦燦と輝き絶好の秋日和のはずだったが、朝からどんよりとして終日太陽が顔を見せることがなかった。横浜APECに出席する中国の胡錦濤主席とともにやって来た黄砂のせいであったようだ。阪急電鉄伊丹駅から市バス2番系統「荒牧バラ公園」行きに乗り、25分ほどで着いた。

ウィキペディア「荒牧バラ公園」の解説からその抜粋と公園風景を借用する。

荒牧バラ公園(あらまきばらこうえん)は、天津乙女やマダム・ヴィオレなど世界的に名高い薔薇の品種が生み出された兵庫県伊丹市にあるテラス式庭園で、南欧風にデザインされた園内に世界のバラ約250種1万本を栽培する。

伊丹市旧市街地の北4km、宝塚市との市境近くに位置する郊外型都市公園。植物園でのバラ展示を第一の目的として造成された公園で、西にある天神川の堤防の一部を取り込むことで高低差10mを得るという設計により、平坦地にダイナミックな景観を生みだすことに成功している。250種1万本のバラは芝生広場を囲むように階段状に植栽され通路は立体迷路状となっている。その色とりどりのバラの美しさを引き立たせるために、園内は白を基調とする南欧風にデザインされている。


まず特筆すべきことは入園料が無料なのである。それでいて園内はとても美しく整備されており、現に何人もの作業員が働いていた。もっけの幸いとばかりに問いかけて、整枝、剪定の仕方などを教えて貰った。ベンチがいたる所に配置されていて、しかも腰をかけると視野が区切られた空間に狭まるので、自分の為に作られた庭園にいるような錯覚を覚えた。どの区画も居心地が良いものだから、場所を移しながら、一日でもゆっくりと過ごすことが出来そうである。これも晩秋ならではのことで、バラが盛りの初夏では人出が多くこういうわけにはいかないだろう。ちょうど良い時期に訪れたものである。

バラ公園を出ても周辺の街路の両側にはバラがずらりと植えられていて、それぞれの品種を楽しむことが出来る。世知辛いニュースばかりが流れる一方で、いつの間にか日本もこのようなゆとりを楽しめる国になっているのだと思うと嬉しくなった。

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