日々是好日

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北朝鮮・韓国砲撃戦の切っ掛けは?

2010-11-24 09:21:57 | Weblog
日本経済新聞 電子版の記事である。

 【ソウル=島谷英明】韓国の聯合ニュースなどによると、23日午後2時34分ころ、朝鮮半島西側の黄海上の南北境界線付近にある韓国領、延坪島(ヨンピョンド)付近へ北朝鮮の陸上から砲撃があり、一部が同島内に着弾した。十数人の重軽傷者が出たもよう。韓国軍は直ちに応戦し、激しい砲撃戦を展開した。韓国側は兵士1人が死亡。北朝鮮による韓国陸上への砲撃は極めて異例で、朝鮮半島は一気に緊迫の度を高めた。

 韓国軍は北朝鮮に軍当局間ルートを通じて射撃中止を要求する通知文を送付。韓国軍当局は23日午後3時45分ころに北朝鮮からの攻撃は止まったと発表した。李明博(イ・ミョンバク)韓国大統領は23日午後に青瓦台(大統領府)で安全保障関係の閣僚会議を緊急招集。衝突拡大を防ぐよう指示を出した。

 韓国軍合同参謀本部の報道官の公式説明によると、北朝鮮の攻撃は午後2時34分~55分まで続いた後いったん中断。その後3時10分に再開した。北朝鮮が発射した砲弾は数十発で、韓国側もほぼ同数の対抗射撃をした。
(2010/11/23 17:53)

そして続報。

 【ソウル=山口真典】北朝鮮の朝鮮人民軍の異例の韓国陸上への砲撃は、黄海上で南北を分ける北方限界線(NLL)の海域で韓国陸海空軍が同日実施していた訓練に抗議する姿勢を打ち出した。ただ、韓国は定期的に同海域で訓練しているうえ、北朝鮮が韓国の陸地を目標に砲撃したのも極めて異例だ。訓練への抗議を口実にして攻撃を仕掛け、内部引き締めを図るとともに、対話に応じない米国の姿勢に焦って朝鮮半島の緊張を高めることを狙った可能性もある。
(2010/11/23 19:00)

北朝鮮のやることなすこと、私には理解しがたいが、それにしても住民の居る島に直接砲弾をぶち込むとは乱暴すぎる。せめて私の常識を納得させようと、このような筋書きを考えた。

韓国海軍が問題の海域で定期訓練を事前に予告していたとのことであるが、これに対して北朝鮮から韓国の大統領府へ抗議の文書が23日に送られてきたとのことである。となると抗議の一環として北朝鮮から韓国艦艇に威嚇砲撃を行った可能性が考えられる。それに対して韓国艦艇が撃ち返したとすると、今度は北朝鮮が報復として延坪島を砲撃したのかもしれない。なぜそのように考えるかと言うと、そのヒントが上の記事の強調部分である。延坪島(ヨンピョンド)付近へ北朝鮮の陸上から砲撃があり、一部が同島内に着弾した。とあるように、同島内に着弾したのは一部の砲弾でそれ以外は海中に落ちたと受け取ることが出来る。韓国艦艇に撃ち返したのかも知れない。

演習中の韓国艦艇の行動が報道されていないので、このような理屈を考えてみた。そうとでも想像しないと、あまりにも理解しかねる北朝鮮の「暴挙」であるからだ。

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