日々是好日

身辺雑記です。今昔あれこれ思い出の記も。ご用とお急ぎでない方はどうぞ・・・。

ホワイトプランのあとは電話とメールに特化した携帯が欲しい

2007-06-08 16:55:38 | Weblog
携帯電話業界の5月の契約純増数が、ソフトバンクが16万2400件、KDDIが13万8500件、ドコモが8万2700件と発表された。ソフトバンクの首位は統計データのある1996年1月以降では始めてのことらしい。この1月から始めた月額基本料980円のホワイトプランが、利用者の支持を得た結果とのことで、ご同慶の至りである。私も4月からホワイトプランに変更したからである。

ホワイトプランは、料金がきわめて分かりやすいのがいい。基本料金でソフトバンク同士なら、家族間では24時間、何時通話しても余計な費用がかからない。第三者に対しても1時~21時では国内通話し放題で、それ以外の時間帯では30秒当たり21円(税込み)になる。またメールはし放題で、ソフトバンク以外へのメールのみ料金を払う。このように料金体系が簡単で透明性が高い。

《他社の携帯へのメールのやりとりやウエブも見るにはS!ベーシックパックに加入しないといけない。これが月額315円で両方合わせた1295円が実質的な月額基本使用量になる。家族割引のような割引がないのがかえってスッキリしており、二人合わせると2590円が基本使用料になるのだろうか。それに通話・通信料が加わることになるが、合わせても3000円を大きく上回ることはなさそうである。》と以前の記事に書いた。では実際にどうであったか。

4月分の料金は4546円で、思ったよりは高かった。なぜなら私の場合は「ソフトバンクアフターサービス」という名目で毎月300円(税抜き)、妻の場合は「スーパー安心パック」という名目で475円払っていたからである。アフターサービスも要らなければ安心もしたくない、というのであればこの余計な費用は省ける。しかしこれまで何年か払い続けてきた料金、たとえば2006年11月分の7774円よりは3200円ほど安くなったのである。

ホワイトプランが利用者の支持を得たということは、利用者がそれを望んでいたからである。押し売りをする携帯電話料金に嫌気がさしていた人が多かったのであろう。このように料金システムは分かりやすくなったが、依然として分かりにくいのが携帯電話本体の価格設定である。

ホワイトプランへの変更手続きをする際に、妻の古くなった携帯を買い換えることにした。持ち帰り0円とか、似たような宣伝文句が携帯の世界に氾濫しているが、無料という意味ではないことが販売店の説明で分かった。なんとかプランに入って月額いくらかの料金を支払っていると、携帯がタダになる、というのである。要するに分割払いであるが、分割払いなら品物の代金を払い終えたら終わりなのに、なんとかプランでは未来永劫に払い続けなければならない。私の理解ではこれはペテンである。そのうえこの携帯の料金がべらぼうに高く設定されていたのである。

こんな変なプランに加入するの嫌なので、妻の携帯をまず普通の商品として購入することにした。SoftBank 810SHであったが、そのまま買おうとすると驚くなかれ6万円台なのである。今まで貯まったポイントを使ったり、「スーパー安心パック」に入るとまた割引があるが、これは後で適当なときに解約すればいい、とか、変な策を授けられて実際支払ったのが3万前後になった。

それにしても携帯に6万円以上の価格設定とは頷けない。私の使う機能は電話とメールだけである。後は何もいらない。ところがこの機能だけを備えている携帯が見つからないのである。私の持っている機種はすでに古くなったVodafone 903Tであるが、その取扱説明書のサイズは新書版を一回り大きくしたぐらいで、厚さが16ミリもある。電話とメールだけならその十分の一の薄さで十分である。どれだけ余分なものを買わされているかと思う。

世の中には、私のように電話とメール機能だけで十分、という人が大勢いると思う。ところがその要望に応える機種を販売せずに、不要な機能をあれこれ押しつけて高い値段で売りつける、これは悪徳商法そのものではないか。ぜひ電話とメールのみに特化した携帯を製造販売する業者が現れて欲しいものである。完成品はもちろんであるが、キットなどで販売されたら私はすぐにでも飛びつきそうだ。今の携帯が壊れるまでにぜひ出現してほしいものである。