星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

わたし自身の歌。

2006-12-31 | 文学にまつわるあれこれ(詩人の海)




この秋以降の、
U2公演、39 YOSHII KAZUYA TOUR 、そしてお友だちとの語らい、、
それらすべてに同行してくれた<UMA>ちゃんです~。

あちらこちらで、このコをぎゅっとしてくれたみんな、ありがとう。
ボノのパワー、吉井さんのパワー、、それからみんなのパワーをたっくさん吸い取って、、パワーメーター一杯になってるumaちゃんでしょう! 最強だぞ、、GOLDだぞ!(笑)

みなさん、よいお年を! 

そして、こちらを訪れて下さった方々へ、感謝を。。 どうもありがとう。

 ***

以前、、こちらで書いたことのある、マイケル・カニンガムさんの著書『星々の生まれるところ』(>>)には、ウォルト・ホイットマンの詩集、『草の葉』からの引用が、そこかしこに使われているのですが、本の解説にも書かれていたように、その多くは、「ぼく自身の歌」という長大な詩から使われています。

その中で、特に幾度もつかわれていた一文、、

  「ほくである原子は一つ残らず君のものでもあるからだ」

これが、カニンガムさんの作品を支えているテーマでもあると言えるでしょう。

『星々の生まれるところ』については、、私はすべてに納得、共感、、とは思いません。 カニンガムさんが引用していたホイットマンの詩の一文、、「死ぬことだって誰かさんのご想像とは大違いで、もっと幸運なことなのだ」、、とは、、私には思えない。。 でも、ホイットマンが言わんとしていることは理解できる。


   子供が両手にいっぱい草をつかんでぼくのところに持ってきて、
   「草ってなあに」とぼくにきいた。
   その子にどう答えたらいいのだろう、子供どころかぼくにだって
   草が何だか分らないのに。

      (「ぼく自身の歌6」より
        『草の葉』ホイットマン作・酒本雅之訳/岩波文庫 
        ここでの引用はすべて同書より)


と、ホイットマンが詠っていると同じく、、分らなくていいのだ。

 ***

それでも、、!

あなたといて、、みんなといて、、誰かの本を読んで、、誰かの歌を聴いて、、「ほくである原子は一つ残らず君のものでもあるからだ」、、と、思える瞬間が、たしかにある。 それは私は信じられるし、、そう思う自分をも信じられる。それが私自身の強さにつながる。

だから、、これからも、「私自身の歌」をうたうために、
いろんなこと、乗り越えて行きます。 ALL BY LOVE。

愛をこめて。


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