ごじらいく

足跡の先に・・・

画材一式

2020年07月19日 | 日々のつぶやき
父がだいぶ前に絵を習い始め、途中で頓挫してしまいました。
その時の画材が一式段ボールに詰められ、陽の目が当たるのを今か、今かと待っています。

父は迷いました。
このまま画材を捨てるのか、残すのか。
そして、私に、「絵をかかない?」と、聞いてくるのです。
今は、忙しくて絵など描いている場合ではないけど、暇ができたら、何かしら始められるかもしれない。と、「いいよ、もらってあげる。」と、簡単に引き受けました。
これで、画材は捨てられずに済みます。

私も絵心はないのですが、「タダなら、もらってもいいなぁ。」と、思うものなんです。
どんな絵を描くかは、今の私にはわかりません。
いずれ、ベレー帽をかぶって、緑の多い公園に行き、筆を走らせているかもしれません。
まあ、格好だけなんで、絵の具が尽きたら、そこで終わりなんですが。

私は、今、プーになったら、やりたいことだらけ。
でも、本当のプーになるには、まだまだ先なんです。
今を必死で頑張っているお友達に負けるわけるわけにはいかないのです。
私は、自分にも、お友達にもエールを送りたい。と、思っています。

きっと、父が生きている間は、絵を描いている暇はないはずです。
父を思い出しながら絵を描くことになります。
寂しい気持ちが絵にも表れるかもしれません。
画材は今のまま、しばらくは段ボールで静かに時が来るのを待っているような。


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