ごじらいく

足跡の先に・・・

モンスター

2021年10月31日 | 日々のつぶやき
私がモンスターと呼んでいるのは、介護施設でかなり進んだ認知症のことを言います。
言っているのは私一人なんですが。

もうろくに会話が通じないし、何を考えているのかさっぱりわからない人なんです。
よくあそこまで進んだ人がいるのだなぁ。と、思うのです。

私の勤めているのは、有料老人ホームなんです。
ほとんどが認知症を患っておられます。
しかし、ダントツに認知症の度合いがひどい人がいます。
その人は、ずっと家で家族に診てもらっていたのですが、もう手に負えないのでホームにやってきました。
ちゃんとお薬も飲んでいるようなんですが、人によって患う進み方が違うのでしょう。
あまりひどいと、グループホームに移ってもらいたい気持ちになります。
周りのスタッフたちも、「もう脳が破壊されている。」というのです。

もし、私の両親も同じような場面になったら、きっと施設にいれるでしょう。
私一人の手に負えないかも。

モンスターは、おばあさんで部屋の散らかり具合も半端じゃないのです。
とっかえひっかえ服を着替えるのは女性だからでしょう。
まだ、性別の差があるはずです。
根はいい人なんですけど。
以前に、私にその人の介護を頼まれたとき、「無理です。」と、ちょっとお断りしたんです。
でも、今なんとなく気づかないふりをして、難を逃れています。
「何でもかんでも施設に入れるな。もっと人を見て入居を決めろ。」と、私は言いたい。
文句もここまで言ったら、相当なもんです。

コメント
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