ごじらいく

足跡の先に・・・

転倒のおばあさん

2021年10月04日 | 日々のつぶやき
ちょっと前に、廊下で転倒したおばあさんなんですが、どうも様子が変になりました。
寝たっきりになり、ろくに食べ物も食べることが出来なくなりました。
もう限界だ。と、スタッフに付き添われて病院に行き、入院することになります。

転倒までのおばあさんは、口を開けば、文句だらけ。
ずっと自室で謹慎処分を受けていたのです。

「どうも、あの人の部屋に行ったら匂いがする。」という同僚です。
何のことがわからない私は、匂いがしないのです。
同僚の話によれば、子宮がんの末期になると、ものすごい匂いがするらしいのです。
もっと早く診てあげればよかったのに。と、思うのです。
もう寝込む事態で、体が悪くなっているのがわかるのです。
打ち身だけでは、寝込むこともないのです。

「可哀そうに。」と、言いながら、仕事が減るのがちょっと楽。
心と裏腹なんです。
そのおばあさんには子供が無く、姪御さんが成年後見人として手続きをされていて、「私が死んだら、姪に葬式代としてお金を渡してあるのよ。」と、用意周到なのです。
あまり先々のことまで用意をすると、その通りになるのでは?と、思ってしまいます。
何としても元気に戻ってきてほしいのです。

おばあさんは、いろいろな人に食って掛かる人ですが、私には、いつも「あなたがいてくれてよかったわ。」と、うれしいことを言ってくれます。
それだけで私はうれしいのです。
早く元気になって戻ってきてくれるのを首を長くして待っています。

コメント
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