飛ばされる男

以前、会社で問題が起こり、その中心的な男が遠くの施設に飛ばされることになりました。

問題というのが、虐待なんです。
でも、本当は虐待なんかなかったんです。
しかし、名前が上がった以上、上の人が動かざるを得ないんです。
栄転という左遷です。
かなり遠くの施設に行かされるみたいなんです。

若い人の間では、かなり人気のあった人なんですが、年配の人からは「わちゃわちゃした人。」らしいのです。
何が「わちゃわちゃ」しているのかわからないけど。
私も、年配の人間なんで、あまり好きではないのです。

この件については、これで終わりのような感じになります。
しかし、一度施設の名前が上がった以上、これからもいろいろ偵察を兼ねた訪問がありそうです。
その時、私はどうしているのか。
今のところわかってはいないのです。
とにかく、今ある問題をクリアにしていき、自分の都合のいいように解釈しているのが正解なんです。

「やっと、あの男が飛びます。」と、私は家で、猛烈に母に話しました。