フェルマーの最終定理・佐藤‐テイト予想解決への道 (類体論と非可換類体論) 価格:¥ 2,625(税込) 発売日:2009-01 |
概説に徹していて、後続よりは一般書に近い。とはいえ、数式はバリバリ。
それなのに、加藤さんらしい文学性に満ちている。
素数はこの物理的世界ではそれほど目立たないけれど、実は裏方として、この宇宙を協力して支えているのではあるまいか……中略……「おおい、7さん、しっかり宇宙を支えているか」「大丈夫だ、19さんの所は大丈夫か」「ありがとよ、でも、腕がしびれてきた」「19さん、がまんだ」
とくる。
そういう部分にしびれつつ、カワバタは、きのうよりもちょっとだ非可換類体論について、分かったつもりになりました。
なお、こういう本を読むときに、つい探してしまう、字面の強い言葉。
今回は……
虚数乗法
なんか、格好良い。