川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

一日でこの本を読み切ってしまうぼくは、真面目な読者ではない。でも、魅力的なんだ。

2010-02-22 22:20:13 | ひとが書いたもの
フェルマーの最終定理・佐藤‐テイト予想解決への道 (類体論と非可換類体論)フェルマーの最終定理・佐藤‐テイト予想解決への道 (類体論と非可換類体論)
価格:¥ 2,625(税込)
発売日:2009-01
「類体論と非可換類体論」シリーズの最初の本。
概説に徹していて、後続よりは一般書に近い。とはいえ、数式はバリバリ。
それなのに、加藤さんらしい文学性に満ちている。

素数はこの物理的世界ではそれほど目立たないけれど、実は裏方として、この宇宙を協力して支えているのではあるまいか……中略……「おおい、7さん、しっかり宇宙を支えているか」「大丈夫だ、19さんの所は大丈夫か」「ありがとよ、でも、腕がしびれてきた」「19さん、がまんだ」

とくる。

そういう部分にしびれつつ、カワバタは、きのうよりもちょっとだ非可換類体論について、分かったつもりになりました。

なお、こういう本を読むときに、つい探してしまう、字面の強い言葉。

今回は……

虚数乗法

なんか、格好良い。