川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

20億光年の孤独

2010-02-10 10:40:10 | ひとが書いたもの
二十億光年の孤独―詩集 (1952年)
価格:(税込)
発売日:1952
これが私の優しさです―谷川俊太郎詩集 (集英社文庫)これが私の優しさです―谷川俊太郎詩集 (集英社文庫)
価格:¥ 500(税込)
発売日:1993-01
谷川俊太郎の詩を息子がいる6年生の読み聞かせで。

「二十億光年の孤独」「地球があんまり荒れる日には」「埴輪」「男の子マーチ」「これが私の優しさです」「朝のリレー」。

息子が帰宅後、「わかった?」と聞いたら、「まあまあ」ということでほっとする。

なぜ、「二十億光年の孤独」で最後にくしゃみをしちゃうかについて、「それがビックバンだったのではない?」という指摘がなかなかよかった。

娘がどんな詩なのか聞きたがるので、眠る前に再演。というか、頭の中で覚えている範囲内でだけど。
娘は「これが私の優しさです」が分かるという。

とはいえ、「みんな笑った?」とか聞くところが、わかりきっていない。でも、こういうのを彼女のちっちゃいけれどもう十分に深い感受性の網ですくい取ることができるのはおもしろい。

たしかに面白く読むこともできる詩だった。

ぼくは一昨年、父が亡くなったとき、この詩のことを思い出した。