草の葉

高山村にある、緑に包まれたギャラリー

妙義山ハイキング

2015-10-19 05:20:38 | おでかけ





好天に恵まれた昨日、
日本三奇勝といわれている妙義山を歩いてきた。

もちろん、
滑落死亡事故の何度も起きている上級登山道ではなく、
中間にある一般者向け。
それでも、
初っ端からハーハー息切れのする長く急な石の階段を上り、
主峰白雲山の中腹にある創建1500年、
黒漆塗り、美しい彩色の妙義神社の脇からの登山道は、
「一歩間違えれば、崖下」が、何か所もあるハラハラドキドキの山道だ。

右は大きな岩、左は崖っぷち。
幅30cm足らずのところもある山道。
迫ってくる巨大岩の下を身をかがめながら恐る恐る通る。
鉄の細い上りの階段が続く下は、何百mもストーンと落ちていて足のすくむ思いだ。
石ころだらけの急こう配は滑りやすく、下りは慎重に、
上りは鎖につかまり、よっこらしょ。
気を抜く暇もない10kmほどを4時間ほどかかって、
ゆっくりゆっくり。


変化に富んだ山道を、一歩、一歩と進むうちに思い出されたのは、
まだ、娘が生まれていない30年ほど前、
幼い2人の息子を連れて妙義を歩いたこと。

立ち止まって紅葉を見ることもなく、
狭い山道をたったか歩く姿にヒヤヒヤしたっけ。
ワタシが足を踏みはずした時、
瞬時に小さい手を伸ばしたのは、キミだった。
そうして、
それまでの「疲れた、疲れた」が嘘のように、
広場での昼食の後、元気のいいプロレスごっこが始まったっけ。

笑い声とともに、屈託のない笑顔が脳裏に浮かんでくる。



それは、
ワタシが思い出してはいけないもの。
そして、
キミに思い出してほしいもの。







                  
                 
                 壮大な第4石門の見晴台に立ち、
                 溜息ともつかぬ深呼吸を一つ。

                 ああ、今日も
                 あの日のように、真っ青な秋晴れなのだ。。

                 
          


























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2 コメント

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お疲れ様でした。 (7月生まれ)
2015-10-19 16:48:36
雄大な景色を観るには、それなりの努力、労力がいる。と、常々山歩きを楽しむ夫が言ってます。
私は根性なしで、、、話だけを楽しんでます。

妙義と言うと、長女が高校生の頃、生物部でゴールデンウィークかな?植物班で連れていかれたのを思い出しました。
「踏み外したら死ぬぞ!」と顧問(夫の担任でした。親子で教えた!が自慢(笑)の先生)から怒鳴られ、鎖を手に友達と泣きながら登ったのでした。今でも、「妙義は嫌い、怖かった」と言ってますよ。

夏休みの尾瀬にも4泊で行きましたね。
生物部で山登り?と思いながら送り出した母でした。
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もしかすると・・・・ ()
2015-10-19 19:36:37
高所恐怖症のワタシです。

幅30cmでは、右の岩に身体を付けるくらい極力傾けて。
幅5cmほどの梯子状階段では、両手でしっかり手すりを持って、足は、一歩、一歩。
そして、それ以上の難所、大砲岩は、もちろん、パス。

それでも・・・・
完歩した後、また、行ってもいいなぁ___といった気持ちのさせられたから、不思議。

今回の反対からのコースや、別ルートもあるようです。
ので、もしかすると?
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