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またまた、良い天気に恵まれた昨日、
ラムサール条約登録により、
中之条町で企画された、記念ウォークに参加してきた。
草津から車で登ってくると現れる
荒涼、無機質な雄々しい白根山だが、
その火山活動で形成された湿地群は、豊かな自然を内包していた。
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標高2150mの渋峠から出発。
高標高域なためか、地面の草の間で産卵するモリアオガエル。
その生息する地塘と呼ばれる池が点在する芳ヶ平湿原や、それとは趣を異にする大平湿原。
龍神伝説のある神秘的な平兵衛池や、広々とした湖面に山の稜線を美しく映す大池。
そして、6000年以上前から存在していたという、森の中にひっそりとたたずむ小さな水池と周り、
強酸性でしか生育しないチャツボミゴケの東アジア最大級の群落地、穴地獄まで7kmほどの山道。
標高差950mを6時間かけて下る。
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どちらかというと、
修道僧の如く、
黙々と歩くことが好きなワタシだが、
今回のように、
ガイドの話を聞きながらの自然観察会的なものも
たまにはいいなと思う。
ゴゼンタチバナの赤やシラタマノキの白、そして、クロマメノキの青い実に、光るイワカガミが足元に。
ナナカマドの赤い実にウラジロモミやオオシラビソの濃緑の葉、白く明るいダケカンバの幹を眼前に。
一つ一つの花や木、一つ一つの水や石に足を止め、
ゆっくりと歩くのも悪くない。
今、白根山の噴火活動で規制されているため、
湯釜は見ることができなかったものの、
ここかしこにある生命の精緻、自然の摂理、
気の遠くなるような年月をかけた地球の営みを垣間見、
改めて我の矮小さを思う一日でもあった。
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ふわふわしっとりカラマツを
かさこそたっぷりミズナラを踏みしめていると、
往く秋の
優しさと哀しみが心の奥深く沁みわたる。。
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