深川界隈探訪
元勤めていた地図の会社のOB連中(7人)と深川界隈を探訪しました。
幹事の言によると、藤沢周平氏曰く “深川を語らずして、江戸を語るべからず” とか。
そこでまずは、深川界隈探訪から。
歩いたコースは下の地図の赤線です。約5Kmの行程。
都営新宿線で真直ぐ集合場所の森下駅に行きました。26分です。
先ず、深川神明宮へ。
そこには大きな神輿が9基も納められていました。
三年に一度は総勢の神輿が繰り出すとか。威勢のいいものでしょう。
そして、芭蕉記念館へ。
当時、俳句一筋で生きていくのは大変だったろうと思います。
そのことは藤沢周平氏の書いた 『 一 茶 』 を読めば想像できます。
ましてや弟子を引き連れて、奥の細道・江戸から東北を廻って岐阜大垣までの六百里(2400Km)を旅する等、相当の金持ちでないと出来ない芸ではと想像します。
記念館には、芭蕉の旅姿の意匠などが展示されていました。
小名木川から隅田川(大川)への出口に芭蕉像がありましたので、パチリ。
そこから万年橋を渡って、清澄庭園に行きました。
私は何回か訪れていますので、ただただ有難く逍遥しました。
こんな立派な庭園を静かに逍遥できるなんて、もったいない、有難いことです。
ところで、都立文化財庭園は9つあるそうです。
1)浜離宮恩賜庭園
2)旧芝離宮恩賜庭園
3)小石川恩賜庭園
4)六義園
5)旧岩崎邸庭園
6)向島百花園
7)清澄庭園
8)旧古河庭園
9)殿ケ谷戸庭園
そのうち、国分寺の殿ケ谷戸庭園には行っていません。
ここには結婚当時2年間も住んでいたのですが。
早く訪問しなければ。
さて、そこからすぐ前の深川江戸資料館に行きました。
私は、多くの古民家を訪ねていますが、ここは間取りなどがよく解り、親切な展示場です。
当時は、みな、平屋建てですね。
独り者の住まい、家族住まい、お師匠さんの色っぽい住まい(写真右端)、・・・
ですが、トイレや井戸、風呂は共同です。
無駄がなくシンプルな住まいです。
また、八百屋さんは漬物屋を兼ねていました。これなど今も見習うべきでは?
ただ、仕方ないのでしょうが、そうした住まいの匂いが全くないのが残念です。
その後、近くの籔そば屋さんで賑やかに昼飯を頂きました。
私は例によって、お冷を二杯頂きました。いい気分!
さてそれから、洲崎の郭追善墓地などお参りしたり、滝沢馬琴生誕の地や伊能忠敬住居跡を見ながら、
深川不動尊、
富岡八幡宮にお詣りして、
私だけ、山の定例会があるので、夕食抜きで先に失礼しました。