地図を楽しむ

地図と共に歩く。里山歩きや、ウオーキングに、そして時には読書に・・・

「新書太閤記」を読みながら 

2017-03-01 | 読書

「新書太閤記」を読みながら 

桶狭間の戦い前夜の様子を辿って・・・。

小説によって、圧倒的に東軍・今川義元率いる松平元康が優勢であったり、

芳川英治氏のこの本のように、大高城死守に元康勢が苦労したり、

色々である。

「丘道の上へ、軍の千頭が出た時である。

血まみれな傷負が一人、よろ這いながら彼方より駆けて来て、何か、意味の聞き取れない絶叫をあげながら近づいて来た。

その兵は、丸根から落ちてきた佐久間大学の郎党であった。

『主人佐久間殿も、敵の大群と、四方から焼きたてられた炎の中で、勇ましい御最後を遂げられ、

同じ時刻に、鷲津砦の飯尾近江守殿にも、華々しゆう、乱軍の中に討ち死にと聞こえました。』

・・・鷲津、丸根の黒煙は、火葬場のように猶、彼方の空を焦がしていた。」

 

 

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿