くらしデザインスタジオ@楽(^^)

住まいや街など、様々な暮らしの提案やサポートをする中で、なんとなく気になったこと…!?イロイロです。

準防火地域の指定へ

2016-01-16 | 街のモノ

さいたま市は、駅前等を除き大半が防火地域等の指定の無い地域になっているのですが、今後、市内の市街化区域の大半は準防火地域に指定されていくようです。その第一弾?が、今年の秋に都市計画決定され来年5月に施行される予定ですhttp://www.city.saitama.jp/001/010/014/001/p044434.html。その原案説明会が今月から各区で始まっています。

新たに準防火地域指定する予定の11の範囲が、上記サイトに具体的に地図で掲載されています。各エリアを見て行くと、既に市街地になっている大宮駅の西側や北浦和駅の東側では、駅から500mほどの範囲しか防火地域等の指定が無く、与野本町駅の西側は駅前でも防火地域等の指定が無いことが分かります。商業系の用途地域だけに防火地域等を指定した当時のままだったのだと思いますが、市街化の密度などの状況を考えると、準防火地域等の指定があった方がいいと感じます。

東京都内は当然ながら、神奈川県内も市域全域を準防火地域以上に指定している市があったりで、多少郊外のエリアでも防火地域等の指定がされていることが多いようです。千葉県内は埼玉と同じように、商業系の用途地域と防火地域等が連動している所が多いようで、駅前の狭い範囲のみに防火地域等が指定される感じのようです。

基準法22条区域から準防火地域になると、基準法で規制される建築物の耐火防火等の構造や仕様が変わってきます。住宅に関しては、3階建は準耐火建築物等にする必要があり、延焼のおそれのある範囲の開口部は認定防火窓・戸などの防火設備が必要などになってきます。