"埼玉障害者市民ネットワーク" の「2022ネットワーク日帰り合宿」へ行ってました。"わらじの会" など自立生活の活動をしてる方々には、やはりたまに会いに行きたくなります。自分の中では、線引きの全然無い感覚を思い出しに行くような感じです。
前半は、埼玉県で一度廃止された「全身性障害者介護人派遣事業」を、17年ほど前、再び「全身性障害者介助人派遣事業」として復活させた、当時の担当主査小川晴司さんの、当事者の方々との話し合いや、県庁内での予算折衝の話しなどを聞いてました。どちらもなかなか大変な業務だったようです。
「全身性…」は、自身のしたい自立生活の中でつながってる様々な人たちを、そのまま介助者として支える制度です。「…ヘルパー派遣事業」の、制度の方に自身の生活を当てはめていかなければならない仕組みとは、人権や生活の権利など面から、かなり違います。
その他でも、小川さんの言葉がいくつか印象に残ります。話された言葉通りではないですが…。入庁した当時に所属した課が、比較的自由に考えたり行動したりできる課だったので、ボラセンによく行って、そこに集う人たちと接して、様々な人や考えの人がいることを早いうちに知れたことが良かった、と。また、制度はその人のためのものなので、その人が暮らしの中で必要にしてることは、話しをしっかり聞いていくことで、行政の考え方をつくっていけると思っている、と。
後半は、"総合県交渉"(埼玉県との直接の話し合い)に向けた、「きょういく」「はたらく」などテーマの話しがありました。その中でやはり気になるのは、多様な人がいるというのが分かってくると、そういう多様な人を含んだひとまとまりの場や社会…という方向でなく、多様な人それぞれのための多様な場…という、どんどん分けられていく方向に向かっていくのを、なんとかしないと…という言葉です。
久しぶりに岩槻駅を降りたので、"中島煎餅屋" さんに寄って「手焼せんべい」を買ってきました。軽くて素朴で柔らかめでとても美味しいという、お煎餅本来の味わいがとてもイイです。
"埼玉障害者市民ネットワーク"
http://www16.plala.or.jp/shougaishasimin/
"中島煎餅屋"_さいたま市商業振興課
http://www.saitama-dentousangyou.com/86/
くらしデザインスタジオ@考(^^;)へ
https://kurade.net/