九里陸上部 指導者日記

九里学園陸上競技部の指導者によるブログです。
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天高く馬肥ゆる秋

2006年10月31日 08時20分28秒 | その他(投稿者・忍者)
秋の好時節。馬も肥えて逞しくなるとの意味である。人間は秋よりも冬に太るのが多い、寒くなると食って動かないからだろう(単純に考えれば)。選手の為の栄養学とか、何かとウェイトコントロールに気を使う選手や指導者がいるが、(否定するつもりは無い)私などは1日必要なカロリー量くらいは解るが、何を食うと何カロリー摂取とかとなると紙にでも書いておかないと無理である。又、完成された社会人ランナーであれば当然体重コントロールは必要であり、無視して飲食していたら馬鹿であるが、育ち盛りの中高生は骨格すら未完成であり、これから作られる筋力・体力を考えたら食いたいだけ食わせてトレーニングさせた方が効果が高いと思っている。指導経験からも全国大会で活躍するような選手は男女共こちらが心配になるほど良く食うし、良く寝て、良く動く。食が細いのに太る選手がいるが間食(糖分摂取)ばかりしているのが多い(特に女子)。人間性を変えてやらないと直らない気がする。サイトを見て戴いている櫻井先生・奥澤先生どう思われますか?。ご意見いただければ幸いです。

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「ビリ哲学」って何ですか?

2006年10月30日 09時21分05秒 | 部活(投稿者・忍者)
「ビリ哲学」って何ですか?。サイトを見ている部員から質問された。中身は言えない、只、お前のような選手を強くする哲学だと答えた。毎日カウンターが100近く上リ、数多くの誰かも知らない部外者が見ている掲示板に、企業秘密である練習内容や精神的強化方法を書けるはずが無い。「部報を良く見て」、「合宿のミーテングを思い出せば」、他と違う事くらいは解るはずだとも話した。一つだけ言える事は「ビリ部員」を大切にしないと、ビリが次のビリを生み出すということである。ビリがビリでなくなるのは退部するか(新しいビリが生まれるが)強くなるかである。力の無い選手、意欲の無い選手等々、ビリを大切にするのが「ビリ哲学」である。
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驕り

2006年10月30日 07時36分09秒 | その他(投稿者・忍者)
高校教育界で必修科目を取得させないカリキュラムのまま進級させた為に問題が起っている。概、国公立大学を目指す優秀な高校がほとんどで、特に地方の高校に多い。頭の良い学校、良い大学?に入れる学校、地元では認められている只一つの(その高校以外は高校で無いみたいに)高校と思われている。全てが進学、進学で、他はどうでもいい考えが蔓延している。生活指導もいい加減で、進路が全てであるから受験に関係してくる科目だけ勉強させる。こんな事は10数年前から見聞していたことであるが、今頃なんで取り上げられたのか不思議である。何をしても許される体質から生まれた「驕り」(思い上がり)でしかない。教育について皆んなが考えるチャンスである。ウヤムヤにしないで他のことも含め、全ての先入観を持つ人たちからウミ出させたらいいと思う。
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高校駅伝5位でした

2006年10月29日 18時47分41秒 | 部活(投稿者・コーチ)
東北大会出場できる4位を目標に取り組んだ県高校駅伝大会は、10月29日(日)あかねヶ丘陸上競技場スタート・ゴールで好天のもと実施されました。4区まで3位と快調に走り抜けていましたが、4区で4位に落ち5区・6区で失速、5位に終わりました。短距離選手と初出場組が試走した時よりかなり悪く、まだまだ駅伝の心が身についていなかった様です。3年生が1名だけのチームですので来年こそは東北大会出場を目指せる九里駅伝にしたいと思います。昨年より順位は一つ上がりました。卒業生の皆さん、後援会の皆さん、応援有り難う御座いました。

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県高校駅伝大会に出場してきます

2006年10月27日 07時00分25秒 | 大会関連(投稿者・コーチ)
県高校駅伝大会に出場して来ます。九里陸上の駅伝格言である「慌てず・焦らず・諦めず」を大切に、一人一人が全力を出し切れば順位は何位でもいい気持ちです。作られたドラマではなく本物のドラマだから感動も、喜びも、悔しさも、全てが本物、本物を経験できる選手達は幸せ者です。九里陸上は駅伝学校ではありません、(長距離中心に活動)どちらかと言えば寄せ集め駅伝チームかもしれません、それでも部員、卒業生、後援会の皆んなが応援に駆けつけてくれます。短距離を入れての3年生2名・2年生5名・1年生3名・(やっと集めたメンバー10名)誰が走る事になろうが独りで走るのでない事を肝に銘じて思い切り走り抜けてほしいと思います。
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練習が出来ない?

2006年10月26日 08時03分40秒 | 部活(投稿者・コーチ)
米沢市のグランド(シンダー)は原則11月1日から閉鎖となる。陸上競技場を持つ学校は数校しか無く、ほとんどの中学・高校は市グランドを練習会場と(特に土・日)している。条例を変えて欲しいと何度もお願いしているが一向に変わる気配もない。10数年前から市にお願いして自分達で管理する事でグランドを開場さている。特に熱心に練習している九里陸上と地元のジュニアクラブが管理をする事になるが、それも11月23日で終了との事。その後は河川敷か(雪が降らなければ)遠征するしかない。県内の中でも環境やグランドに関してはハンデがあるのに「練習が出来ない」のでは強くなれるはずは無い。早くタータンにして年間を通して使用できるように考慮してほしいものである。最近、北海道や雪国でも強くなる選手は多いが、室内練習場があり練習環境が良くなっているから強く出来るのである。走らないで強くなる方法は無いと思うほうが正しいのです。

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ボランテア

2006年10月25日 08時57分19秒 | 部活(投稿者・忍者)
だいぶ寒くなりました。昨日は吾妻山に初冠雪、15時頃の栗子峠ではミゾレが降っていました。四月から午後は毎日米沢で九里陸上の指導をしているが、仕事ではないので気楽である。只、マイカーをハイオク車にした事もあり、大会に付き添ったりしていると費用がかさむ。知人からは馬鹿な事をしていると言われるが、報酬を戴いてやるとしたら苦痛でしかなくなると思う。学校の為ではない、損得の為でもない、経験した事の無いボランテアとはこん事を言うのかな、と少しいい気分になったりしている。苦労よりも楽しみの方が大きい今の生活を変えるつもりはない。本気で陸上を教え、一人でも多く陸上の喜びを知ってくれる選手ができれば幸せである。名誉や名声をほしがる指導者に一言。自分の為に選手を利用するな、選手の嬉し涙、笑顔、それを欲しがる指導者になってほしい。

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指導者の努力

2006年10月24日 08時13分58秒 | 部活(投稿者・忍者)
毎日グランドに顔を見せる指導者と一週間に一度見るかどうかの指導者がいる。来ない指導者は「練習メニューを与えているので心配ない」・「会議で行けない」・「進路の仕事」・「教務の仕事」・「担任の仕事」が忙しいと言っては来ない。大会近くになると来れるのは何故だろう。教員の仕事が忙しいのは経験上理解できるが、放課後の2時間位時間を作る事は難しい事ではない。陸上に対する情熱が足りないのと、行く努力をしていないから行けないのである。私の恩師はグランドに仕事を持ち込んでも部員の傍にいた。中学・高校選手がメニューを与えられただけでやれるとしたら超能力の持ち主である。全国のこれから陸上を続ける中学生と親御さんに言いたい。勧誘されて口に騙されないことです。毎日グランドに来ているかどうか自分で確かめてから決める事が第一歩です。指導者が努力しないで選手が努力できる筈は無いのです。
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霜降

2006年10月23日 08時16分34秒 | その他(投稿者・忍者)
二十四節気の一。今日は霜降に当る日だそうです。霜が降りる頃、何となく秋深しでシーズンオフを感じさせる寂しい気持ちにさせますが、各地で駅伝ニュースが流れまだまだ熱い戦いは続いています。宮城県の高校駅伝も終了したとの報告が仙台三高(高木先生)から入りました。優勝は男女共仙台育英。男女共、外人と県外出身の優秀者ばかり集めてのチームですので(県内出身者なし)勝って当たり前、誰が教えても勝ちます。仙台三高は八位で2時間20分台。昨年より2分短縮したとの事で立派でした。山形県の高校駅伝大会は29日ですので昨日は最終試走をしてきました。山形県の高校駅伝は、女子は城北が県内優秀選手を集めて強いチームを作っていますが、誉めて良いのは毎年全国上位に食い込む健闘をしていることです。指導者の情熱が選手の向上に結びついていると思います。何かと批判される(全国大会下位争い)男子駅伝ですが中学優秀選手が各校に分散し、(最近は県外流出中学生も多い)指導者は熱心にやっていても成果が上がらない。指導力がどうのと言う関係者もいるが、よく言える、自分がやれるかどうか考えたらいい。山形県上位にある高校を全国優勝した監督に指導させたい。力のない選手を伸ばす事がどれだけ大変であるか、恐らく投げ出すだか、人集めに奔走するはずである。駅伝を愛する県内指導者に「今は霜降の時、負けないで頑張れ」と声を大にして言いたい。

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山形大学記録会

2006年10月21日 23時11分43秒 | 大会関連(投稿者・コーチ)
今日は山形大学記録会(あかねが丘)に参加してきました。晴天ではあったものの、気温が低くやや強い風も吹いていましたが、大学生を中心に高校生・中学生と幅広い出場があり賑やかな大会でした。九里陸上は駅伝メンバーは試走、短距離・投擲・跳躍のみの参加でしたが、投擲は槍投げ一種目のみ、跳躍は走り幅跳だけと制限され、トラックは100m・400m・100mH・110mH・400mRと九里陸上の出場しない中長距離種目でした。自己新を出している部員も何名か出ましたが、総じて変わらずの部員が多かったようです。(結果は部報1876号に記載します)大会には弟妹校の宮城中山中学もきて元気に参加していました。全国中学ランキング3位の女子400mRはさすがに強さを見せていました。ジュニアオリンピックには2名出場するそうです。残る大会は11月3日の県記録会のみとなりました。今年の集大成です気迫のある参加にしていきたいと思います。
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理屈と言い訳

2006年10月20日 08時05分42秒 | その他(投稿者・忍者)
負ける度に言い訳をする選手や指導者がいる。中には言い訳をしたくなる事もあるが、(その組だけ向い風の時等)雨で滑った、寒さ暑さに弱い、出遅れ、風邪を引いていた、怪我をしていた、タイミングが合わない、誰々と一諸の組だった、人間が弱い、等々。「言い訳するな負けは負けだ、」と選手を叱ることが何度かある。選手なら悔しさがそう言わせるのだろうと納得もできるが、指導者になると話にならない、聞いてもいないのに自ら言いに来る人もいる。指導力の無さを皆んなに言い歩いている様なものである。つい「みっともない事いうなよ」と窘めたくなる。只、人は一人で何人もを勝負させるのは辛い。愚痴も言いたくなる、そんな時、親しい仲間が傍にいると愚痴を解ってくれるだけに有り難さを感じる。
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向上度

2006年10月19日 07時31分40秒 | 部活(投稿者・コーチ)
一年間の競技会は間もなく終了する。指導者として一番気になるのは、前年と比べて部員一人一人がどれだけ記録向上したかにある。風向や環境により運の悪さもあるが、「種目により、年に一回きりの出場もある。」九里陸上の場合、全員が向上するのは当たり前になっている。年齢が低ければ低いほど走らせておくだけで強くなるが、身体の成長が止まると向上も鈍くなるのが普通である。女子は中学時代に急成長する選手が多く、男子は高校時代に向上を見ることが多い。「個人差も有るが」後は指導者の腕で決まると言っても過言ではない。単に技術指導だけではなく、心身ともに成長させないと向上は無い。九里陸上は今年も順調に向上している、残り二つの記録会で更に記録向上を目指したい。
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復活

2006年10月18日 11時00分19秒 | 部活(投稿者・忍者)
復活。
8月末の地区新人大会で400mHに初出場した二年生G・Yは転倒骨折。通学経路からグランドに来る事も出来ず、県・東北新人・国体と大会続きであった事もあり、気にはなっていたが顔を見る機会がなかった。10月に入り監督に「相談があります。」と暗い顔で言いにきた。退部する気だな、と直感できたという。放課後グランドに来なさい、とその場では話しをしないで私と共に放課後に会った。確かに暗い、「G・Y、足はどうだ走れそうか」と問うと「まだ治ってはいません」との答え。仲間達が「もうすぐだ、頑張れ」と声をかける。少しづつ笑顔が出て来た、「慌てないでジックリやろうな」と言うと「ハイ」と返事した。嬉しかった。グランドが彼を引き戻してくれた。九里陸上での年間退部者は、入学後1ヶ月以内の一年生以外は皆無である。G・Yはグランドで毎日歩行トレーニングをしている。何があっても、何が起っても、陸上だけは嫌いになるな、陸上が好きであれば大抵のことは我慢できる。ミーテングで話している事が少しづつ解ってくれているような気がする。「ビリ哲学」これからもどんどん生かして行こうと思う。

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部員・競技継続卒業生に

2006年10月17日 22時39分20秒 | その他(投稿者・コーチ)
秋も深まり夕方になると寒さが身に凍みるようになってきた。5時を過ぎると暗くなり練習時間も1時間半程度で終了する日が多くなっている。まだ冬期練習には早すぎるが、そろそろ準備の時期かもしれない。部員に3年間で一番辛い練習は何?と聞くと迷わず「冬期練習」と答える。単調で変化に乏しくきつい、12月から4月まで雪に埋もれる米沢であるから、他には真似の出来ない練習方法が生み出された。春に勢いよくスタートする為には通らなければならない道である。今はまだ走れる、走・跳・投・感触を楽しみながら練習してほしい。
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楽しい練習とは?

2006年10月16日 19時52分32秒 | 部活(投稿者・忍者)
あまり筋力や心肺機能に負担の掛からない、ドリルや動き作りが練習の大部分を占めている学校がある。楽しそうであるが、スピードの持久力はどこでつけるのか、パワーは?と余計な事を考えてしまう。楽な練習が楽しい練習で、苦しい練習は辛い練習と、時々見ている部員に思われないかと心配な時もある。(幸い自分達の練習に誇りを持っている者が多く嬉しい限りであるが)楽しい練習とは、部の雰囲気が良く、部員の仲がよく、まとまりのある部で元気があれば楽しい陸上部になると思う。指導者はマンネリ化しない様にトレーニングに工夫し常に興味を持たせること、(これが一番難しいが)指導者の努力なしに選手の向上は無い。何処かの、誰かの、サル真似して練習している学校には負けたくないと思い、最っといい練習が有るはずと60才過ぎても研究し考えている自分にはまだ、「これだ」と言うものは見つかってはいない。能力・性格・の違う個人に焦点を合せれば何億という指導法が有るはず、私の友人、仲間達とジックリ話してみたいと思う。
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