↑掘り出したばかりの赤ネギ
↓泥を落とすと鮮やかな赤だ
きのう12月3日は畑に氷が張っていた。寒くなってきたからそろそろかなと冬ネギを試し掘りした。冬ネギの収穫はタネをまいてから14カ月かかる。12月に入るとやっと食べられるようになる。しかし私はいましばらく待つ。収穫はこれからなんども寒さにあたってからになる。いましばらくの我慢だ。
冬ネギの味は絶品だ。12月になると市場に出回る。私の菜園での経験からいえば、冬ネギのあのとろりとした、甘くてとろけるような舌触りになるのは厳寒の来年の1月から2月になる。12月に収穫するのはちょいとばかり早い。しかし出来具合が気になるので、“試し掘り”ということになる。
菜園の冬ネギは、赤ネギと九条太ネギ、それに下仁田ネギの3種。赤ネギと九条太ネギの2種は、葉鞘部(白い部分)を長く伸ばすため高く土寄せしている。いわゆる根深ネギにする。手で引き抜こうとしてもできない。スコップを深く入れて掘り起こさなければならない。
まずは赤ネギを掘り出す。赤ネギの関心は、果たして赤いネギになっているか、どれほど赤く染まっているかにある。こればかりは掘ってみないとわからない。結果は上々だった。鮮やかな赤い姿になって現れてくれた。
肝心の葉鞘部の長さも23センチ前後あった。土寄せすることでここまで長くなった。色付きも長さも太さも申し分ない。あとは寒さが厳しくなるの待つ。
赤ネギのタネまきは昨年10月。それから2回植え替えた。1回目は4月に、2回目は6月21日でこれが定植なる。2回も植え替えをするのは農家をまねたまでで、素人菜園なら植え替えは1回でいい。2回植え替えをするということは植え替えるたびに苗の選抜をするということ。
赤ネギは、2回目の植え替えでできるだけ赤い色の苗を選び、ほかの赤い色の薄いものやまだらのものは捨てる。なんとももったいないのだが、選抜することで赤ネギらしい赤ネギができる。土寄せは8月下旬から11月いっぱいまで3、4回ぐらい行った。
試し掘りで出来具合が分かった。冬ネギは冬のあいだずっと食べる。それだけの量を作っている。
空気が澄んできた。毎日のウオーキングコースからは遠望が効くようになった。富士山も見えるようになった。いまの時期は私の住む我孫子市からは日の入りが富士山方向になる。下の写真はきのうの日の入り。富士の向こうに日が沈む。残照で富士が燃えているように見える。