疲れている。10月3日から5日までの北アルプス紅葉の山旅は、帰宅した翌日は丸一日ぐったりとしていた。休養が必要なくらいダメージが大きかった。やはり年には勝てない、無理ができなくなったという思いを強くしている。それでもまもなく後期高齢者の仲間入りする老体でこれだけ歩けたのだがら、まだ歩けるなというほどほどの自信にもなった。
その疲れが抜けきらないというのに、やめとけばいいものを次々と収穫作業を行った。7日にサトイモ、10日にサツマイモ、12日ラッカセイ。なにもいますぐに行わなけれなならない作業ではない。来週まで待てばいいものを、それっとばかりに一気に行ったから、山歩き以上にさらに疲れてしまった。わかっちゃいるけどやめられいない。超せっかちな性分はこうなると病だ。
上からタケノコイモ、土垂、ヤツガシラ
まずは7日にサトイモの収穫と貯蔵・保存。ヤツガシラ、タケノコイモ、土垂の3種に加えてほかに2種、あわせて5種類を作った。植えつけた種イモは全部で48個。半分以下に抑えても十分すぎる量があるのに、つい作りすぎてしまう。来年こそは少なくといつも思うのだが。
ことしのサトイモは夏の天候不順で適度に雨が降ったおかげで、この地域では豊作だ。サトイモ栽培が下手な人でも今年はうまくできたはずである。この夏は日照りによる乾燥の心配がまったくなかった。こんな年はめったにない
9月25日に試し掘りをしたところ、やはり豊作といってよく、大きなイモの割合が例年になく多かった。小さなイモばかりだとがっかりして不作を嘆くのだが、ことしはちがった。
安心してすべてのサトイモ、48株を掘り出した。この作業だけでも大変なのに、さらに貯蔵と保存にはかなりの手間がかかる。
まずは収穫したものを、食べる分と種イモの二つに分ける。前者は貯蔵し、後者は保存する。
ヤツガシラとタケノコイモはその前に外の皮を腐らせないといけない。土の中にすっぽり埋めておくと、これから1カ月ほどでして、11月中旬にはその姿を現してくる。
種イモの保存は、越冬させて来春まで保存しなければいけない。寒さに弱いから深い穴を掘って埋め、雨水が入らないようブルーシートの類で覆ってやる。
サトイモの貯蔵と保存で、特に気を付けているのが5品種もあるため混在しないようきちんと仕分けすること。しかしぼけた頭では悩ましいことに、確認しつつもどれがどれだか混乱してしまうことが多くなった。