けさの通勤車内はふだんと違った。世知辛い世の中と嘆いてみても、現実はこんなものなのだろうなと納得してしまう。それが怖い。
け
さは通勤電車に座れた。本からふと目を上げると目の前に若い妊婦。隣には母親。気が付かなかった。慌てて席を立った。「気が付かないで失礼しました。ど
うぞ」。中国人の親子だった。私の両隣に座っていたのは女性で右が20代前半、左が50代後半。二人とも妊婦には気が付いていたはずだが見て見ぬふり。同
性には厳しいんだ。こんどはこの二人の女性をつり革につかまり見下ろしながら思った。20代前半女性を見ては「息子の嫁に来たら困るな」。50代後半の女
性を見ては「こんな人が女房でなくて良かった」。これには続きがあった。乗り換えた山手線の車内。優先席の前に立った。前の席が空いた。座ろうとして隣を
見ると松葉杖の女性が立っていた。それまで私の後ろにいたので気が付かなかった。あわてて「さあどうぞ」と。優先席が向き合っている空間。そこに松葉杖の
女性が立っていた。だれも知らん顔。重なるものだ。
閑話休題。畑は夏から秋に少しずつだが確実に移行している。7月17日種をまいたブロッコリーとキャベツ。
本葉が出てきた。今年はネキリムシにやられる数も少ない。このまま定植できるまで順調に育ってほしい。お盆が終わるとハクサイの種まき。下旬には夏
野菜を整理して耕耘機で畑を耕す。秋への準備とともに夏野菜ともそろそろお別れだ。
□ブロッコリー
□キャベツ
□ササゲ。若サヤを食べる「赤種三尺大長」の花が咲いた。まもなくサヤができる
□エダマメの「湯あがり娘」がいまわんさかできている。食べ放題だ。今年作った3種のなかで一番うまい。評判どおりでたしかにうまい。来年もこれを作ろう
□カボチャ。今年はどうしたのかしらと思うほど次々と成り、そのうえ味もいい
□ズッキーニ。これが好きな人が周りにいて驚いた。案外食べられているんだなと実感
ほかに夏野菜としてキュウリ、ピーマン、モロヘイヤ、オクラの収穫が続く。朝の菜園通いが欠かせない。