昨日のブログの続きです。
14時から「金作原原生林散策(3時間)」という アイランドサービスという会社が催行するツアーに参加しました。参加者は我々を含め7名。
令和3年7月に徳之島、沖縄島北部及び西表島と共にユネスコの世界自然遺産に登録された奄美大島。奄美大島を代表する亜熱帯の森『金作原(きんさくばら)原生林』には、まるで恐竜時代を思わせるような大自然が広がっています。
ホテルから車で片道50分ほど、現地で往復約1.6kmほどの道を散策します。ツアーで現地ガイドさんの説明により動植物の生態・奄美の魅力がよくわかります。
山道を10数キロ走ると金作原原生林の保護区入り口に到着しますが、最後の1.5kmほどはかなりの悪路で慣れが必要な道です。4台車が停まっていました。
ガイドさんの奥に見える柵の中は厳重な保護区、道に落ちている葉っぱ一枚持って出ることはできません。
ガイドさんの説明は分かりやすく丁寧で、授業を受けているようです。ルリミの木2種。葉に触ると手触りは全く異なります。
これはシダ植物のウラジロ、我々がいつも見ているものより大きいですね。
バリバリの木の葉です。葉がこすれるとバリバリという音がする? いえいえそんな音はしませんでした。
苔に溜まっている水の滴を下から見ると金色に見えると言われて試してみると・・・、金色に見えました。
シマサルスベリの木。本土のサルスベリより幹が太く背が高いです。枝の先に葉が少し残っていました。シダ類のヒカゲヘゴ。ジュラ紀に戻ったようです。幹には逆ハの字の模様が・・・。葉が取れた跡です。
カゴメランです。葉の網目模様が美しい。付いているのは花ではなく実です。
このような道を進んでゆきます。
サクラツツジの花です。少し早咲き?
この白い実は?
道が行き止まりです。50段ほどの階段を下りたところに樹齢150年ほどのオキナワウラジロガシの大木があります。大きな板根が特徴です。
ランの仲間2種。下のランは実を付けています。
イジュの木。硬くシロアリに強いため「高倉」の柱などに使われたがいまは人気がないのだとか。ショウベンノキ。枝を折ると水が滴るのだそうです。
バクチノキ。時が経つと皮を身ぐるみ剥がれ、赤裸(右の中央)になることからその名前が付けられたのだとか。
ガイドさんはヘビなどの動物や昆虫を探してくれていましたが残念ながらいなかったようです。道を横切った鳥は・・・、カラスバト、あの鳴き声の主はズアカアオバトなど教えていただきましたが実物の観察はできませんでした。
来た道を帰りホテルまで送って頂きツアーは終了。
夕食は奄美料理です。続きは明後日のブログで。
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