ジョン J.レイティ著「脳を鍛えるには運動しかない!」を読みました。
専門用語も多く、また340ページにわたるかなり大部の本ですが、内容が面白くあっという間に読んでしまいました。
いろいろな実例や学術研究論文などを引用しながら著者が強調しているのは「運動は脳の機能を最善にする唯一にして最強の手段だということ」で、それは何百という研究論文に基づいており、その論文の大半はこの10年以内に発表されたものなのだ。
本書は 第1章:革命へようこそ―運動と脳に関するケースステディ 第2章:学習―脳細胞を鍛えよう 第3章:ストレス―最大の障害 第4章:不安―パニックを避ける 第5章:うつ―気分をよくする 第6章:注意欠陥障害―注意散漫から脱け出す 第7章:依存症―セルフコントロールの仕組みを再生する 第8章:ホルモンの変化―女性の脳に及ぼす影響 第9章:加齢―賢く老いる 第10章:鍛錬―脳を作る という構成で、運動は学習の他にもストレスや不安、うつ、注意欠陥障害、依存症、女性が更年期障害を乗り切ったり賢い赤ちゃんを生むためにそしてまた賢く老いるためにも運動がどれほど役立つか、どんな運動がよいかが記されています。
第9章加齢では運動は①心血管系を強くする ②燃料を調整する ③肥満を防ぐ ④ストレスの閾値を上げる ⑤気分を明るくする ⑥免疫系を強化する ⑦骨を強くする ⑧意欲を高める ⑨ニューロンの可塑性を高める ことにより健康を支えてくれるし 健康な生活を営む三つの柱である食事・運動・知的活動の必要性を説いている。
私も低強度の有酸素運動であるウォーキングだけでなく、中強度(ジョギング)、強強度(ランニング)や筋力トレーニング(ダンベル)などもバランスよく取り入れて行こうという気になりました。
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