3月19日(日)は藤井聡太竜王にとって特別な日になりました。将棋の棋王戦(対渡辺名人・棋王)にて棋王を奪取して最年少六冠となるとともに、事前に録画されていたNHK杯(対佐々木八段)で初優勝し史上初の年度内一般棋戦グランドスラムを達成したのです。4月5日から名人戦で渡辺名人に挑戦することが決まっている藤井六冠、果たして名人位を奪取して七冠となるのでしょうか・・・、楽しみです。
まずはNHK杯から。
佐々木八段が投了の瞬間、NHK杯を手にする藤井竜王。
藤井竜王は2022年度、既に三つの一般棋戦(朝日杯将棋オープン戦、銀河戦、将棋日本シリーズ)で優勝しており、今回の優勝で現行4棋戦を全て制したのです。同一年度に一般棋戦をすべて優勝したのは史上初の快挙です。対局日は2月13日でした。
続いて棋王戦です。渡辺名人・棋王と戦っていた棋王戦第4局で藤井竜王が勝利し、六冠となりました。六冠達成は史上2人目で、羽生善治九段(52)が1994年に樹立した最年少記録を29年ぶりに更新し、史上最年少の20歳8か月で達成しました。
渡辺棋王が投了の瞬間です。