K.テツのひとりごと

行動記録、趣味の話などを書いてゆきます

1月度 平家物語を読む会

2014年01月21日 | 講座・会合

1月18日(土)14時から、尼崎市立中央図書館で平家物語を読む会がありました。出席者は29名でした。

先月に続き、大秘事とされている巻第十一「剣」を読み進めました。

八岐大蛇の尾から出てきたあまの村雲の剣が草薙剣と呼ばれるようになったいきさつの部分です。天皇家の系図、レジュメの古事記などを参照しつつ読み進ました。

この剣は、第9代の開化天皇の時までは1つの御殿にいらした。崇神天皇から景行天皇までの三代は天照大神の社殿にあがめて大切に置かれていたが、景行天皇の御代の40年6月に東夷征伐に向かう御子日本武の尊が伊勢の天照大神へ参ったときに、天皇の妹いつきの尊が霊剣を日本武の尊に授けた。・・・・(中略)・・・・日本武尊は尾張熱田の辺で亡くなる。その魂は白い鶏になって天に上がった。

平家物語は日本書紀に基づいているのだが、日本書紀よりも古事記の方が文学的。また日本武尊の故事については古事記に詳しく描かれているが、平家(日本書紀)は草薙剣の由緒が中心となっている。

日本武尊が実在していたことを示す証拠は無い。ヤマトタケル虚構説(皇族将軍、雄略、天武天皇などのイメージを形象化)もあるが、古事記が作られたころにはヤマトタケルの伝承は存在していたようだ。また当時の人たちは魂は白鳥や蛍になると信じていたようだ。

 

図書館のそばに植わっている山茶花に光が当たってとてもきれいでした。

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