11月30日(日)、湖友会(かつて勤務していた会社の滋賀県を管轄する支店のOB会)「史跡めぐり」に参加いたしました。今回のテーマは秋の京都を満喫する「東山・錦秋の南禅寺周辺 庭園めぐり」です。
参加者は22名でした。9時に京都地下鉄東西線の蹴上駅に集合、直ちに無鄰菴に向かいました。ここは明治・大正の元老である山県有朋が造営した別荘で、庭園は有朋自らが設計し、造園家である小川治兵衛が策庭したもので、東山を借景に疏水の水を取り入れた池泉回遊式庭園となっています。また建物は木造二階建ての母屋と、煉瓦造り二階建ての洋館からなっており、洋館の二階には明治36年に元老・山県有肌、政友会総裁・伊藤博文、総理大臣・桂太郎、外務大臣・小村寿太郎の4人によって、日露開戦直前のわが国外交方針を決める「無鄰菴会議」が開催された部屋があります。
東山を借景とした無鄰菴庭園を母屋から眺める。
疏水の取り入れ口となっている三段の滝。
記念撮影
洋館二階にある無鄰菴会議が開催された部屋。立派な天井、江戸時代初期の狩野派による金碧花鳥図障壁画。
続いてすぐそばにある琵琶湖疏水記念館へ。
インクラインと地下一階の入り口
南禅寺の境内に入り金地院へ。
弁天池
金地院崇伝が徳川家康の遺嘱により、家康の遺髪と念持仏を奉戴して寛永5年に造営した東照宮。
開山堂。
小堀遠州作の鶴亀の庭園。江戸時代初期の代表的枯山水といわれています。
南禅寺界隈の紅葉は盛りを過ぎ、枯れ紅葉、散り紅葉になっていました。
昼食は予約していた五右衛門茶屋で。
続きは明日。