9月18日の敬老の日にちなみ、総務省が9月17日公表した人口推計によると、65歳以上の高齢者は3623万人だった。
総人口に占める割合は前年から0・1ポイント増の29・1%で過去最高を更新し、世界トップ。
うち80歳以上は27万人増の1259万人で、割合が10・1%と初めて10%を超えた。
単身で暮らす人も多く、生活サポートの充実が課題だ。
9月15日時点の推計。
65歳以上の人数は前年より1万人減った。
マイナスは比較可能な1950年以降初めて。
過去1年間に、新たに65歳に到達した世代が少ないのが要因という。
中期的には増える見込みで、国立社会保障・人口問題研究所は2040年に3928万人、総人口の34・8%になると推計している。
65歳以上の56・6%は女性で2051万人。
平均寿命の長さを反映し、男性1572万人を大きく上回った。
総人□に占める高齢者の割合29・1%を各国と比較すると、2位のイタリア24・5%、3位のフィンランド23・。6%に比べ突出している。
75歳以上は72万人増の2005万人で総人ロの16・1%を占めた。
2千万人を上回るのは初めて。
1947~49年生まれの第1次ベビーブーム世代が75歳を迎えているのが影響した。
高齢者の25・2%、912万人は、2022年に仕事に就いていた。
過去最多で19年連続の増加。
年齢層別の就業率は65~69歳が50・8%、70~74歳が33・5%で、いずれも過去最高となった。
就業者全体に占める高齢者の割合は13・6%で経済活動を支えている。
就業先は卸売業・小売業、サービス業、医療・福祉の順で多い。
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