国土交通省は自動運転バスの一般道での安全運行を目指し、春以降に通行規制や優先レーンの設置を伴う実証実験に乗り出す。
一般車の乗り入れを制限し、歩行者やバスのみ通行するなどの複数パターンを想定。
将来目指している無人の自動運転には、どのような道路環境が最適かを検討し、指針としてまとめる。
一般道では歩行者や自転車、自動車が混在し、動きが複雑だ。
歩行者などの急な飛び出しや横断も懸念され、自動運転による安全走行の課題になっている。
実証実験では、防護柵を設置して歩行者や自動運転バスだけが通行できる「トランジットモール」を設定したり、バス優先レーンを設けたりする。
周辺道路も含めた交通量の変化や一般車両の動きなどを調べて、自動運転に適した空間づくりの課題を把握する。
実証実験は自治体が主体となり、国交省は最大1億円を補助。
10力所程で1ヵ月以上の実施を見込む。
運転手不足を背景に、全国の路線バスは減便や廃止が相次ぐ。
政府は地域交通の維持策として、自動運転に期待を寄せる。
2025年度には、一定の条件下で無人運転が可能な「レベル4」相当の移動サービスを全国50力所程度で実現させる目標を掲げる。
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