ファミリーマートは1月19日、プラスチック製のスプーンやフォークなどの無料提供をやめ、最大6円で販売すると発表した。
全国の直営約100店舗で1月29日に始め、フランチャイズを含めた他店舗への拡大も検討。プラごみ削減を狙う。
期限を定めない本格的な有料化は大手コンビニとして初めてで、定着には顧客の理解が鍵を握る。
ライバルのセブンーイレブン・ジャパンとローソンは、まずは植物由来の素材の使用などで削減に努める方針だ。
価格はデザート用スプーンとストローが4円、スプーンとフォークが6円。
全店規模に拡大すれば、年間で自社使用量の数%に当たる約715トンのプラスチックを削減きると見込む。
木製の箸は無料提供を続ける。
セブンーイレブンとローソンは、有料化を実施するかどうかは現時点で「決定していない」としている。
3社は2023年に期間限定での実証実験を実施した。
ファミマはその後の追加検証を踏まえ、顧客の理解が得られ、プラスチックの削減につながると判断した。
有料化が定着したレジ袋では7割が受け取りを辞退しており、スプーンなどでも同程度を想定している。
一方、コンビニ関係者からは「レジ袋と違い、ないと食べられないスプーンの有料化は反発が大きい」との声が聞かれた。
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