国連は8月27日、瀋事務総長が北京で9月3日に開かれる「抗日戦争と世界反ファシズム戦争勝利70周年」の記念行事に出席すると発表した。
日本政府は、瀋氏の出席に関し「中立性に問題がある」として、二ューヨークの国連代表部を通じて懸念を伝えた。
外務省幹部が8月28日夕、記者団に明らかにした。
現時点で国連側からの反応はないという。
記念行事をめぐり安倍首相は、中国が日本をけん制したり、軍事力強化を誇示したりする場になりかねないとの見方から、既に欠席を狭めている。
政府としては播氏の姿勢が中国に寄りすぎていると判断し、懸念伝達に踏み切ったとみられる。
外交筋によると、政府は国連が瀋氏の記念行事出席予定を発表した後、播氏サイドに懸念を伝達した。
外務省幹部は「いたずらに過去に焦点を当てた今回の記念行事に、国連事務総長がのこのこ出掛けるのはいかがなものか。 強い不快感を持っている」と瀋氏を批判した。
瀋氏は天安門広場などで実施される大規模な軍事パレートにも出席すると伝えられる。
日本政府は、瀋氏が実際にパレードを観覧した場合について「事務総長の振る舞いにさらなる疑問符が付く」(外務省幹部)と受け止めており、厳しい態度で臨む構えだ。
記念行事をめぐつては安倍首相のほか、オバマ米大統領ら欧米各国首脳がそろって欠席する予定。
一方、韓国の朴種恵大統領やロシアのプーチン大統領は出席する見通しで、各国の対応が割れている。
政府は2013年8月にも、歴史認識問題で日本に反省を求めた瀋氏の発言に不快感を示した経緯がある。
瀋氏は9月2~6日の滞在中、中国の習近平国家主席や李克強首相、王毅外相と会談。気候変動問題、新たな国連開発目標を採択する9月の国連サミットなどについて意見交換する。
瀋氏は、もともと国連事務総長としての認識はなく、反日姿勢を貫いてきた。
次期韓国大統領を狙っている瀋氏としては当然の行動であり、反日姿勢を示し、朴大統領を支援したいのだろう。
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