年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
たくさんのコメントを待ってます

『SCHMATZ』 ドイツ家庭料理の定番 サクッとした歯ざわりがおいしいシュニッツェル

2020-11-15 20:46:54 | 関東
PB152842.JPG

今年開業した〝ららぽーと豊洲3〟や〝有明ガーデン〟〝日比谷グルメゾン〟など新しい商業施設に次々と出店されている『シュマッツ』
2015年5月に赤坂に一号店を出店された、ドイツビールとドイツ料理を提供するお店でありまして…
開業から2年ほどの期間でじっくりとビジネスモデルを熟成させ2017年、2018年と年間5店舗ほどを出店されていたのですが、昨年からコロナ過にある今年にかけては30店舗ほどを出店するなど店舗展開に転じている注目企業なのであります



PB152839.JPG

PB152849.JPG
とは言えビールを中心としたお店であることから、これまでお邪魔することがなかったのでありますが…
店頭に出されたランチメニューを眺めていますと、ドイツ家庭料理の定番である“シュニッツェル”と大好物である“ソーセージ”を盛り合わせたお料理を見つけましたのでお邪魔させていただくことにいたします
JR高架下に並ぶ同時期に出店されたお店の中にはコロナ過での集客の厳しさで撤退を余儀なくされたところもあるのですが、類似業態が少ないこともあってか比較的お客さまを集めておられるようでありますね


PB152846.JPG
そんなお店でいただくのは、もちろん「チキンシュニッツェルパルミジャーナ&ソーセージコンボ」
シュニッツェルといえば仔牛のヒレ肉や豚肉が使われることが多いのですが、こちらではお昼のメニューとしてリーズナブルに提供されることもあって鶏肉が使われます
薄く伸ばすように叩いたお肉にパン粉を纏わせ揚げ焼きにされていることでのサクッとした歯ざわりを楽しむことができますし、トマトソースの爽やかな酸味で心地よくいただけるだけでなくパルミジャーノを溶かしたソースがコクを加えています
添えられるソーセージにナイフを入れますと皮がパリッと弾けますし、しっかりとした調味がおいしくいただくことができるものでありました



【SCHMATZ】
東京都千代田区丸の内3-6-17
03-6206-3304



『キッチンラッキー』 開業から40年ほど 年配のご夫婦がコツコツと丁寧にやっている正直な洋食堂

2020-11-14 22:58:17 | 関東
PB142832.JPG

初めて降りた竹の塚駅から歩いて5分強
“七曲がり”との通称を持つ通りに面する『キッチンラッキー』ってお店でお昼をいただくことにいたします



PB142821.JPG

PB142827.JPG
ご夫婦で始められたお店も40年ほどが経ち、入り口にあるテントは色褪せましたが70歳を過ぎたであろうご夫婦はお元気で…
4名掛けのテーブル3卓と2名掛けのテーブルがひとつと小さなお店ではありますが、11:30から23:00までの営業を火曜日だけの定休で頑張っておられるようであります


PB142828.JPG

PB142831.JPG
いただいたお料理はハンバーグに魚フライが添えられるとある「特選ラッキーランチ A」
そして、ライスの上にハムエッグをを乗せていただこうと思っていたのですが…
そのハムエッグと50円の違いでオムライスがいただけるとのことに気付き、ライスをキャンセルしてオムライス追加いたします

先に提供されたのは優にごはん茶碗2杯分を超えるであろう大きな「オムライス」でありまして…
注文が入ってから炒められるチキンライスは熱々でありますし、10mmちょっとの大きさにカットされた鶏肉がゴロゴロと入っているのであります
そんなチキンライスを包む玉子には焼き色が付いていて、お母さんが作るオムライスのようではありますが決してパサパサといったものではなく、しっとりとチキンライスと絡まるものでありました


PB142834.JPG
そして「特選ラッキーランチ」
200gほどの大きさがあるハンバーグはジューシーで柔らかく、ふっくらと焼き上げられた食感を楽しむことができますし、そこに掛けられるデミグラスはサラッとしたスッキリ系でハンバーグの味わいを消すことがありません
海老フライが添えられる“B”もありましたが、今日の気分で選んだ魚フライもサクッと揚がっていて箸で割りますと湯気が上がるほどにほっくりとしているのであります

キャベツ千切りのほかナポリタンまでもが添えられるだけでなく、なんとベーコンエッグまでもが添えられていて…
これが“ラッキー”の所以なのでありましょう




【キッチンラッキー】
東京都足立区伊興3-20-10
03-3855-6072

『中華そば 山冨士』 岡山市民が愛するげんこつスープがおいしい岡山ラーメン

2020-11-13 23:01:13 | 中国
PB132812.JPG

東京へと戻るフライトを遅めにしていたので、高島屋の裏手にある『山富士』ってお店でお昼をいただいたあと空港へと向かうことにいたします
このエリアには多くの居酒屋が並び、平常時の夜には多くの人で賑わうエリアではありますが…



PB132803.JPG

PB132808.JPG
ゆっくり目にチェックアウトしたのですが開店時間よりも早くお店へ着いてしまい15分ほどお店の近くて待っていますと、営業開始の3分ほど前に暖簾が掛けられたのですが…
それを待っていたかのように自転車で来れられたおじさんがひとり入店
続くようにワタシも暖簾を潜ったのですが、10分もしないうちに30席足らずのお店は満席となりました


PB132814.JPG
それほど人気のお店であるならばと期待を膨らませ…
ネギ臭くなる?
そんなことも考えましたが、マスクをしていることだし
大丈夫だろうと、こちらの一番人気であると思われる「ネギ中華」をいただくことにいたします

一面がネギで覆われた丼から手繰り上げた麺は中細のストレート
少し硬めに茹でられ麺は歯ざわりが良く、“げんこつ”を炊いたであろうスープに甘みがある醤油ダレが合わせられたスープとほど良く絡んでいるのでありまして…
昔ながらの中華そばと言ってしまえばそれまでですが、コクがありながらもスッキリとした飲み口が楽しめるスープのバランスは見事なものだと感心いたします



ゲソ天が乗る「天ぷら中華そば」や生卵が乗る「月見中華そば」などうどん感覚でいただける中華そばがあることも面白く…
感じが良いご夫婦?がやられているお店でもありましたので、次回は天ぷら中華そば目的でお邪魔してみましょうかね



【中華そば 山冨士】
岡山県岡山市北区本町5-13
086-225-6147




『吉備高原レストラン GOTTOH』 新鮮野菜のサラダバーとおいしいお料理の数々をゆったりと落ち着いた雰囲気で…

2020-11-12 22:48:46 | 中国
PB122795.JPG

岡山へ出張しようとした羽田空港でこれまでに見たことがないような保安検査場の大渋滞
何かの機器トラブルなのかと最後尾を示すプラカードを持って案内していた空港スタッフに尋ねてみると、予想外にお客さまが集中したことで検査官の人員が足りていないのだとか…



PB122799.JPG

PB122779.JPG
そんなこともありながら無事に岡山へ到着
空港から吉備中央町へと移動し、ホテル内にあるレストランでお昼をいただくことにいたします

隈研吾氏が設計をしたという吉備高原プラザ内にあるホテルでありまして…
コンクリートの打ちっ放しなど奇抜なデザインが印象的な外観でありますが、レストランは木の温もりを感じることが居心地が良い空間でありまして、紅葉の季節ってこともあって席が空くのを待つお客さまがいたりと賑わっていました


PB122777.JPG

PB122792.JPG
とんかつやおそば、それに丼ぶりメニューが用意されていますので、久しぶりに海鮮系をいただこうと「ねぎとろマグロ丼」を選びます

こちらでは吉備高原で採れる新鮮野菜のサラダバーを楽しむことができるのも魅力でありまして…
30種ほどのトッピング野菜が準備されていたり、手作りドレッシングが10種近く並ぶなどなかなかのクオリティーなのであります

そしてメインとしていただいた丼に盛られたマグロはコクと旨みを感じる上質なものでありまして…
ゴロンと大きく丸められたねぎとろとともにおいしくいただくことができ満足なお昼となりました



【吉備高原レストラン GOTTOH】
岡山県加賀郡吉備中央町吉川4860-6
0866-56-7170



『maturité』 有名シェフが奏でるフレンチと老舗ワイン店が厳選したワインを楽しむことができます

2020-11-11 22:35:16 | 関東
PB112754.JPG

台風接近による臨時休業とのことで予約が流れたのが昨年のこと
それ以来、お邪魔する機会を失っていた『マチュリテ』でありますが…
先日こちらでドラマのロケをやっていたことを友人に話したところ、去年のことを思い出したようでリベンジすることになったのであります



PB112737.JPG

PB112741.JPG

PB112757.JPG
18:30に待ち合わせお邪魔したタイミングでは先客はおらず、寂しい雰囲気での食事になるのかと心配していたのですが…
19:00をを過ぎた頃には客席の7割ほどは埋まったことで、ほど良いディスタンスを保ちながらも賑わいも感じられるようになりました


PB112742.JPG

PB112745.JPG
アラカルトでもいただけるようではありますが、それはコースに含まれるお料理から選ぶこととなるようで…
選択肢に変わりがないのであればと、2種用意されたものからリーズナブルにいただけるものを選びます

最初のひと皿は「アミューズ 3種類の盛り合わせ」
指先でちょいと摘んでいただける可愛さだけでなく、サクッと焼けたシュー生地逃れる歯ざわりや、焼きパルメザンをグラスの口に付けたマッシュルームのスープなどおいしくいただくことができました

ふた皿目は「ツブ貝のガーリック、パセリ風味」
歯ごたえが良いツブ貝が上品なパセリ風味のソースで和えられていまして…
ほのかなにんにくの香りが食欲を掻き立ててくれるような一品でありました


PB112751.JPG
3皿目にいただくのは、2品用意されたお料理からチョイスした「ブリの軽いスモークと蕪のムース ブロッコリーのソース」
薄切りにされたブリが敷かれているのであろうとの想像を裏切る厚切りのブリ
その歯ざわりにはスモークの香りが加わることで一層のおいしさでありますし、滑らかな舌ざわりがおいしい蕪のムースとの相性が良いものでありました


PB112755.JPG
メインとなる4皿目はお肉料理やお魚料理と4種用意されたものから「真鯛のポワレ トピナンブールのエクラゼと海老のソース」をチョイス
淡白で上品な味わいが特徴の真鯛にどうして香りが強いアメリケーヌソースを合わせたのかと尋ねたくなるところではありますが、これもシェフの創造性や感性が為す技なのでありましょう
カリッと焼かれた真鯛の皮、そして厚切りであるが故のふっくらとした舌ざわりの真鯛とムチっとした海老の歯ごたえのコントラストを楽しませていただきました


PB112760.JPG

PB112766.JPG
デザートとして提供されたのは「柑橘のコンポジション みかんのマリネ 青柚子のグラニテと穂紫蘇のムース」
酸味を感じるみかんとグラニテの甘みが上手く絡み合った一品でありまして…
良い口直しとなりました

そしてビスコッティとともに提供された紅茶
かなり硬めに焼き上げられたビスコッティではありますが、お口の中で解けたときの甘みがおいしくて…
そんな味わいとの相性を考えられているのか、ちょっと苦味を感じる紅茶もおいしくいただけました



残念に思えたのがサービスでありまして…
メニューの説明は丁寧にやってくださるのですが、お料理の特徴や味わいなどを伝えてくれることはなく、その口調も台詞を読み上げることに一生懸命であったことで只々苦痛なものでありました



【maturité】
東京都中央区八丁堀1-4-5
03-6280-3784



『448 LIBERMENT』 白く塗られた外壁と木を使った温かみがあるお洒落な洋食店

2020-11-10 22:55:19 | 関東
PB102722.JPG

過日、老舗割烹店でお昼をいただこうと出かけたときに見つけた小洒落た洋食店『ヨーショクヤ リベルマン』
その後にも何度かお店の前を通ってみたのですが、30席足らずのお店はいつも女性陣に占領されていまして…
それほど人気があるお店ならば一度はお邪魔しておこうと、お昼の忙しい時間が終わるであろうタイミングを見計らってお邪魔させていただくことにいたします



PB102682.JPG

PB102697.JPG
かなり築年数が経っていると思われるオフィスビルの一階で、かつてはキッチンジローがあったところなのですが…
白く塗られた外壁とのアクセントとなっている木枠の引き戸からは店内の雰囲気を覗くことができるなど、そのイメージが一新したことで客層の入れ替えにも成功されているのでありましょう
木製のいすやテーブルが使われることで温かさを感じることができる居心地が良い空間に設えられていますね


PB102688.JPG

PB102713.JPG

PB102708.JPG
お昼のメニューにあるお料理は"煮込み風ハンバーグ" "シーフードブラックカレー" "鉄板焼きオムライス" "ポークソテー ジンジャーソース"の4品でありまして、いつも早い時間に売り切れてしまうというポークソテーがまだいただけるというのでそれをいただくことにいたします

たっぷりなマッシュポテトの上に乗せられた肉厚なポークソテーからは綺麗に脂身が外されていて…
豚肉のおいしさは脂身(白身)で決まると思っているワタシにとっては勿体無いことですが、このさっぱりとした赤身のおいしさが好まれているのでありましょう
そして付け合わせとして添えられるのは、じっくりと煮込まれた野菜でありまして…
スープとともにいただく野菜の優しい甘みもおいしくいただけるものでありました



シェフひとりで調理されているのですが、スチコンの機能をうまく活用されているようで…
10分と待つことなくお料理を提供していただけますし、女性中心の客層だとは言え近隣にお勤めの方が多いようですから、混んでいるタイミングであってもさほど待つことなくお邪魔することができるようですね



【448 LIBERMENT】
東京都中央区新富1-11-7 ミツヤ第3ビル 1F
03-6280-4433



『四川料理 徐家』 2020.01.29 OPEN 本場四川省出身のシェフが奏でる味わい深い四川料理がいただけます

2020-11-09 22:43:12 | 関東
PB092661.JPG

特に目的とするお店を決めることなくお昼へと出掛け、何かおいしそうなものはないかと店頭に置かれたメニューをチェックしながら歩いていたときのこと…
確か『王朝』って名前だったお店が『徐家』と看板が変わっていたのであります



PB092681.JPG

PB092676.JPG
それでどんなお店になったのかとじっくりとメニューを見ていますと、お店から出てきた小姐に「もうご飯食べた?」とカタコトな口調で声を掛けられまして…
その目線を外すことなく語りかけてくる人懐こそうな笑顔から逃れることはできないと、中華な気分ではなかったのですが、こちらでお昼をいただくことにいたします


PB092664.JPG
お昼に提供されるのは、4品から選ぶことができる週替わりランチをメインに四川タンタン麺とチャーシュー麺、それに3種のチャーハンでありまして…

週替わりランチのメニューにあった「麻婆豆腐」はお店の看板商品でもあるらしく、四川料理を30年以上作り続けているという四川省出身のシェフが現地から取り寄せた調味料で作る逸品なのだとか
いつもだとそれに飛びつくところではありますが、今日は辛い物をいただく気分ではなく「豚肉の四川甘辛香酢炒め (魚香肉絲)」をいただくことにいたします
見た目は「チンジャオルースー (青椒肉絲)」のようでありますが、四川地方の定番家庭料理であるそうで辣油の辛みにお酢のコクが加わった円やかな辛みがすっかりお気に入りであります


PB092669.JPG
そして、ALL500円とある小皿料理から「蒸し鶏の青唐辛子ソース掛け (爽口醤椒鶏)」を添えさせていただくことにいたします
実はこの小皿料理、お昼には提供していない商品なのだそうですが…
先ほどの小姐に声をかけたところ「ちょっと聞いてみるね」と厨房へと向かい、愛嬌ある笑顔とともに戻ってきて「作れます ちょっと待ってて」と答えてくれたのであります
細切りのキュウリの上に置かれた蒸し鶏、そこにスッキリとした辛さがある青唐辛子とその旨みができた冷製のスープが掛けられていまして…
夏にいただきたい逸品でありました



次回は麻婆豆腐を食べたくなった時にとも思いますが、興味深い四川料理も多くありますので、仲間を誘って夜にお邪魔するのもよさそうですね
お店の入れ替わりが早いところではありますが、永く頑張っていただきたいと思うお店でありました



【四川料理 徐家】
東京都中央区銀座1-13-1 法研本社ビル別館 1F
03-6228-6885



『Buco di Muro』 じっくりと煮込んだお肉の旨みがワインとよく合いそうです

2020-11-08 23:17:02 | 関東
PB082633.JPG

家庭でも普通にパスタ料理を作るようになった今、ランチを手軽なパスタで済ませることはあっても、それを目的にディナーへと出かけることは少なくなったようで…
かく言うワタシも類に漏れず、何らかの魅力を見出せない限りパスタを外食することがなくなりました



PB082645.JPG

PB082630.JPG
汐留でのお昼をどこにしようかと考えていたときに目に入ったのが『Buco di Muro』ってお店
イタリア料理店のような顔をしていますが、そこを運営するのは明太パスタ発祥のお店とされる『壁の穴』でありまして、店名のBuco di Muroも想像通りに壁の穴のイタリア語訳となっています
どんなお料理を出してくれるのかと入り口に置かれたメニューを覗きますと、そこには“ミートソース”ではなく“ラグーボロネーゼ”と書かれたパスタがあるではないですか
しかもタリアッテレでいただけるとなると見過ごすわけにはいかずお邪魔させていただくことにいたします


PB082624.JPG
パスタだけではつまらないと一緒にいただいた「ブロッコリーのアンチョビ炒め」はガーリックオイルの香りはするもののアンチョビの姿や塩味を感じることはなく…
そのボリュームもがっかりなものでありました


PB082638.JPG
そして「ラグーボロネーゼ タリアッテレ」
喫茶店やパスタ屋さんなどで提供されることが多い挽肉と野菜とトマトで煮込んだソースにケチャップなどで甘みを付けた〝ミートソース〟ではなく、トマトや赤ワインを使うことなく煮込まれた〝ラグービアンコ〟であろうソースが使われていることで塩胡椒された牛肉の旨みと甘み、それに野菜の旨みも加わったシンプルな味わいが楽しめるものでありまして…
モチッとした食感のタリアッテレと絡み合うおいしさは抜群でありますね



【Buco di Muro】
東京都港区東新橋1-6-1 日本テレビタワー 1F
03-5537-1255



『ジジ&ババ』 肌寒さを感じるようになったら、サルサのピリ辛がおいしいミートドリア

2020-11-07 23:07:01 | 関東
PB072593.JPG

神田での用事を終えどこかでお昼をいただこうと西口を歩き回るもピンとくるお店を見つけることができず、西口だけでも数店舗を構える『江戸っ子寿司』へお邪魔しようかとも思ったのですがどこも窮屈な感じがして…



PB072607.JPG

PB072590.JPG
そのままテクテクと歩いてたどり着いた日本橋
何が食べたいのかと自問してみたところ、洋食がいただきたいとのことでしたのでドトールコーヒーショップの2階にある『ジジ&ババ』を訪ねることにいたします
平日のお昼どきには近くにお勤めの女性陣に占領されるお店も土曜日であることから席に余裕がありまして…
ひとりでありながらも4名掛けのテーブル席をいただくことができました


PB072597.JPG

PB072600.JPG
女性のお客さまが多いということもあるのでしょうが、こちらではグラタンメニューが推しであるようで、お昼のメニューにはスパゲティグラタンやポテトのミルフィーユグラタン、カレーチーズドリアなど6品が並びます
そんな中から選んだのは30年続く味わいをとある「じじばば風ドリア」
ドリアと言えば海老やチキンといった具材が入ることが多いのでしょうが、こちらで提供されるドリアはトマトソースで煮込まれたミンチが入る、いわゆるミートドリアでありまして…
舌ざわりが滑らかなベシャメルソースに合わせられるトマトソースにはサルサのようなスパイシーさがあっておいしくいただくことができるのであります



【ジジ&ババ】
東京都中央区日本橋2-2-15 日本橋テイトビル2F
03-3274-1797



『北京料理 東生園』 昭和の雰囲気を残す泰明通りで50余年続く中華料理店

2020-11-06 22:55:33 | 関東
PB062586.JPG

泰明小学校の正門から交詢社通りへと抜ける〝泰明通り〟
そんな名前がついていることにビックリとするほどに細い小道は時代に取り残されたかのような昭和の雰囲気を醸し出していまして…
昭和30~40年頃の創業から今なお存続するお蕎麦屋さんや中華料理店も当時の姿をそのまま残しているのです



PB062567.JPG

PB062573.JPG
そんな歴史を感じる店構えと看板に掲げられた北京料理が気になりながらもお邪魔することができていなかった『東生園』を訪ねます
年配ご夫婦が頑張っておられる町中華を想像していたのですが、迎えてくれたのは黒いベストを着こなす中国人スタッフでありましたし、シックな佇まいの設えに当時は上等な中華料理店であろうことが窺えます


PB062582.JPG
お昼の時間には限られたお料理しか提供されていないとのことで、お昼のメニューを眺めますと…
麺料理とチャーハンがいただける「ハーフ&ハーフ」に魅力を感じながらも、このところ麺をいただいてばかりだと「五目チャーハン」を選びます

先ずはスープをひと口
どこのお店でも当たり前のように添えられるスープなのですが、これをおいしいと感じるお店はとても少なくて…
大した期待もなくいただいたのですが、それはたっぷりと入った白菜の甘みが出た優しい味わいの卵スープであったのです

勝手にしっとり系を想像していたチャーハンの具材はチャーシューをメインに少量のハム、それにご飯をコーティングする玉子と彩りのネギとシンプルなものでありまして…
ご飯粒の2~3倍ほどの大きさにカットされたチャーシューがご飯とバランスよく絡まるパラパラ系でありました



【北京料理 東生園】
東京都中央区銀座6-2-7
03-3571-2672




『ごっつおや 五島 伊勢丸』 すっきりとした切れ味の良いスープとたっぷり野菜のちゃんぽんがいただけます

2020-11-05 22:42:52 | 関東
PB052544.JPG

お昼をいただこうと出かけた茅場町
平成通り沿いにあるラーメン屋の2階に『五島 伊勢丸』ってお店を見つけます
桜並木側にある入り口には何の色気もないのですが、そこに立てられた“ちゃんぽん”の幟に吸い込まれるように階段を上りますと…



PB052562.JPG

PB052541.JPG

PB052543.JPG
お昼に営業を終えようとメニュー版を下げようとするタイミングであったようですが、嫌な顔ひとつすることなくちゃんぽんか皿うどんしかできませんがと笑顔で迎え入れてくれたのであります
店内は5~6人がかけられるカウンターもありましたが、ほかにお客さまもいらっしゃらないことですしと掘りごたつになったテーブル席をいただくことにいたします


PB052548.JPG

PB052549.JPG
ちゃんぽんは野菜大盛りなんてできますか?と尋ねたところ100円増しで大盛りをいただくことができるとのことでありますが…
野菜だけではなく麺も増量されるとのことでしたので、同じ料金で良いので野菜だけ大盛にしてくれませんかとわがままを言ってみますと「うちのちゃんぽんは野菜たっぷりですよ」と教えてくださいましたので大盛りはキャンセルであります

で、提供されたちゃんぽん
たっぷりな白菜とキャベツやもやし、それにニンジンやキクラゲと、先の言葉に偽りのない大盛りでありますし…
スッキリとした切れ味の良いスープとちゃんぽん麺は本場でいただくそれと違うことないおいしさは見事なものでありました



夜には五島の郷土料理“地獄炊き”やクエなどもいただくことができるようなのですが…
こちらのお店ではコロナウィルス感染防止の観点から10人前後での貸切営業しかやっていないらしく、少人数の方は三越前のお店をご利用くださいとのことでありました



【ごっつおや 五島 伊勢丸】
東京都中央区日本橋茅場町2-3-9 茅場町ハヤオビルディング2F
03-5652-1775



『天房』 豊洲市場青果棟でいただく市場飯は新鮮な魚介の天ぷらであります

2020-11-04 22:27:08 | 関東
PB042530.JPG

定例となった新浦安での予定を終え、今ならまだ間に合うと豊洲市場へと急ぎます
通常ですと水曜日と日曜日が休市となるのですが、その週の中に祝日が入る場合には水曜日は開市となるとのことで今日が狙い目であると考えたのであります



PB042518.JPG

PB042529.JPG

PB042526.JPG
市場内の飲食施設は水産仲卸売場棟をメインに管理施設棟や青果棟に分かれていますので、観光客で賑わうであろう水産卸売場を避け、青果棟にある3軒のお店から『天房』を選びます
築地時代は〝和食 天ぷら〟と看板にあったのですが、もともと天ぷらメインであったことから豊洲に移ってからは和食の文字が消えていますね


PB042535.JPG
市場での目利きで仕入れるその日のおいしい天種や旬の魚介を揚げてくださることから、決まったメニューは持たず、壁面に貼られる商品を入れ替えておられるようで…
日替わりの天ぷら5品が添えられる「まぐろ刺身定食」がお勧めであるとのことで、そのまぐろに惹かれはしたのですが…
車海老の天ぷらが乗せられるという贅沢な「天ぷら定食」をいただくことにいたします
枕にするにはもったいないほどの肉厚で大きな穴子は全く嫌な臭みを感じることなくいただけますし、殻のまま揚げられた芝エビはサクッとした歯ざわりと芳ばしい香りを楽しむことができ…
ジュースをたっぷりと含んだ大粒の牡蠣や天然ものであろうと思われる舞茸の天ぷらでは旬の味わいをいただくことができるのであります
熟練した技術で揚げられるメゴチやキスはふっくらとしていますし、何よりもごちそう感がある車海老のムチっとした歯ざわりと香り、そして甘みを堪能させていただくことができました


PB042537.JPG
大好きな「ホタテ天」も添えることにいたします
期待ほどの厚みはありませんでしたが、ミディアムほどに揚げられていますのでホタテの甘みを十分に堪能することができたことに満足でありますし、500円でいただくことができるお手頃感もうれしいですね



【天房】
東京都江東区豊洲6-3-1 豊洲市場 5街区 青果棟 1F
03-6633-0222




『田中商店』 骨粉香る滑らかなスープが癖になるとんこつラーメンがいただけます

2020-11-03 22:09:17 | 関東
PB032486.JPG

どんよりとした雲に覆われたことで肌寒さを感じる休日、久しぶりにお台場へと出掛けます
お台場でのランチとなるとアクアシティやダイバーシティと言った商業施設かホテル内のレストランしか思い浮かべることができず…
若いカップルで賑わうダイバーシティのフードコートを目指します



PB032484.JPG

PB032514.JPG
代わり映えしないお店が並ぶフードコートにあって、足立区の本店以外ではここでしかいただくことができない『田中商店』に魅かれます
こちらの看板にも“博多長浜らーめん”とあるように、とんこつラーメンといえば九州・博多がメジャーどころなのでありますが…
博多ラーメンのルーツは“水炊き”のスープに麺を入れて〆ていたことにあるそうで、始まりは豚骨ではなく鶏スープであったとも言われます

とんこつラーメンの発祥は福岡県南部の久留米であるとのことですが、当初は今のような濃厚な白濁スープではなくあっさりした半濁スープであったらしく…
久留米では長い年月とともに今のような濃厚スープへと変化し、寸胴ではなく羽釜で炊かれる製法や“呼び戻し”と呼ばれる技法が生まれ、博多へと広がったとんこつラーメンの中から長浜市場で働く方々に向けて生まれたのが“長浜ラーメン”と呼ばれるものでありまして、忙しく時間がないお客さまを待たせることがないようにと“細麺”や“替え玉”といった文化が生まれたとのことであります


PB032491.JPG

PB032505.JPG

PB032510.JPG

PB032499.JPG
田中商店が提供する“とんこつラーメン”は東京では珍しい骨紛香るスープでありまして…
その独特な香りに抵抗を持つ方も少なくないのでしょうが、その香りこそがおいしさだという熱狂的なファンが行列を作っているとの噂を耳にしていたのであります
しかしここは700席ほどを有するというフードコートであることから席が空くのを待つといったことがないために行列しなくて済むことがありがたいですね
いただいたのは味玉もネギも叉焼もトッピングすることのないシンプルな「らーめん」
フードコートでありますから卓上に調味料や薬味が置かれていないため、商品をピックアップする際に辛子高菜や紅生姜を小皿に装いテーブルへと運びます
スープには深いコクが感じられるものの脂っこさを感じることはなく、血抜きに始まる丁寧な下処理が成されていることからでありましょう、嫌な獣臭を感じることなく…
博多の麺業者から仕入れているという加水か少ないストレートな細麺との絡みも良いですし、博多ネギの香りやきくらげの歯ごたえとともにおいしくいただくことができました


PB032497.JPG
しかし問題なのが「替玉」でありまして…
ある程度食べ進めたタイミングで列に並んで替玉を購入するもの面倒だと、らーめんと一緒に購入した替玉は想像通りに固まっているのであります
もちろんスープの中で解せなくもないのですが、やはり茹でたての熱々でないとスープもぬるくなってしまいますし本来のおいしさを楽しむことはできませんね



“博多” “長浜” “久留米”の間に明確な線引きはないとされるものの、呼び戻し製法で作られる濃厚スープは長浜というよりも久留米に近い感じでありまして、豚頭でとられたであろう深い味わいに満足させていただきました



【田中商店】
東京都江東区青海1-1-10 ダイバーシティ東京プラザ2F
03-6457-2613


『THE BURGER SHOP do』 2020.09.18 OPEN あのギュッと締まった肉肉しいパティとサクッと焼き上がったバンズのコラボレーションがおいしいバーガーが新川でいただけます

2020-11-02 22:37:12 | 関東
PB022465.JPG

健康診断を終えたのは13:00前であったのですが、胃カメラ検査の際に使用した麻酔や鎮静剤が切れるまでは過激な運動や食事を控えるようにとのことで…
多くのお店がお昼の営業時間を終えてしまうと焦ってしまいます



PB022456.JPG

PB022463.JPG
それで近場をぶらぶらとしながらお昼がいただけるお店を探していますと、最近オープンしたばかりであろうハンバーガーショップ『do』を見つけます

こちらは紀尾井町にある『THE BURGER SHOP』の姉妹店であるそうで…
北海道出身のオーナーが北海道の食材を使った商品も提供したいと北海道の“do”、そしていろんなことに挑戦しようとの想いを込めて“do”と名付けられたのだとか
姉妹店の中には番地からとった『393』ってお店やダブルバーガーの専門店であることから『DOUBLE』と名付られたお店などがあって面白いですね


PB022471.JPG
メニューを眺めていますと、トランプ大統領も食べたとある「THE PRESIDENT BURGER」なんてものや十勝産のラクレットチーズや“飛ぶ鳥農場”の蜂蜜を使ったとある「THE SHOP BURGER」なんてお勧め商品もありましたが、ハンバーガーの王道である「The double cheese burger」をお願いいたします
ハンバーガーに欠かせないフライドポテトが別注となるお店も少なくありませんし、ドリンクをいただくことで高価になってしまうことも多いのですが…
こちらではポテトはデフォルトで添られていますし、ドリンクだってキャロットやレタス、トマトなどなど日替わりで提供される野菜ジュースが飲み放題でいただけるというありがたいサービスがあることからお手頃にいただけることもうれしいですね

紀尾井町でいただいたダブルチーズバーガーにはチェダーチーズが2枚乗せられていましたが、こちらではチェダーチーズとラクレットチーズと2種の味わいを楽しむことができますし…
サクッとした歯ざわりが良いバンズとの相性が抜群なパティのギュッと噛み締めるような肉肉しい歯ごたえや、2枚合わせて250gほどあろうかと思われるボリュームにも満足させていただけます



ほかにお客さまがいらっしゃらないタイミングであったことでいろんなお話をさせていただきましたが、店長さんだけでなく、スタッフの女性もとても感じよく応対してくださいまして…
行列ができるほどの人気店にはなっていただきたくはないものの、長く続くお店となって欲しいものであります



【THE BURGER SHOP do】
東京都中央区新川1-11-10
03-4361-3041



『千房』 ふっくらと軽い食感が特徴的なお好み焼き

2020-11-01 20:56:50 | 関東
PB012452.JPG

豊洲市場近くに期間限定で開業している『江戸前城下町』を散策してみようかとも思ったのですが、営業日は豊洲市場に準ずるとあることから日曜日はお休みである可能性が高いだろうと久しぶりの有明ガーデン
特に買い物をしたいわけではないのだけど、食べたいものが思い浮かばないときにはこういった施設に来るのが手っ取り早くって…



PB012429.JPG

PB012438.JPG
『TGI FRIDAYS』でケイジャンスパイスを使ったお料理をいただこうかとも思ったのですが、久しくお好み焼きを食べてないことだし、50席ほどの店内は明るく清潔感を感じることができるだけでなくフードコートに面する外壁がないことから嫌な香りが洋服に付くことも無いであろうと『千房』を選びます


PB012443.JPG

PB012453.JPG
メニューのトップにある人気メニューランキングでは「道頓堀焼き」が一位とのことでありますし、有頭えびが入った千房焼やスペシャル千房焼などの高価な商品が並ぶなか、シンプルな「豚玉」にイカを追加トッピングしていただくことにいたします

ステージのように設えられた厨房で焼かれること20分弱で提供されたお好み焼きは想像したものよりも薄く…
これが大盛りなのであれば、普通サイズだとどれだけ小さいのかと思うほどでありましたが…
テーブルにある鉄板の上に置かれたお好み焼きにスタッフの方がマヨネーズをかけてくださったあと6等分にカットしてくださる熟練した手捌きには格好良さを感じますね

こちらが提供するお好み焼きは山芋と使ったふっくらとした軽さにこだわりがあるようで、それはそれでおいしくあるのですが…
“三つ子の魂”ではありませんが、学生時代におやつとしていただいていたキャベツたっぷりなお好み焼きのずとんとお腹に溜まるようなものを懐かしく思い出し、それが自分にとってのデフォルトであると感じました



【千房】
東京都江東区有明2-1-8
03-5962-4160