『LDH kitchen THE TOKYO HANEDA』 2018年12月オープン 生バンドの演奏も聞けるというレストランでハンバーガー

東京へ戻り羽田空港でランチ
マーケットプレイス5Fの奥
かつては『KIHACHI』があった区画に昭和60年代に営業されていたと言う『AVION』がオープンし、当時のレシピを再現した洋食メニューがいただけるとワクワクしていたのですが、僅か3か月ほどで閉店されてしまいまして…
その後、一年ほど白い壁に覆われていた区画に、ようやく新しいお店がオープンしていました








かなり広い区画であることからどんなの店ができるのかと気にはしていたのですが…
昨年末にオープンしたのは〝遊び心が詰まった大人のエンタテインメントレストラン〟をテーマに生バンドによる演奏を楽しむことができるお店であるとのこと
「GUEST HOUSE」をコンセプトにしたという店内は、⾚や⿊など艶やかな色使いでありながら、下品な派手さ感じることのない上品な空間に仕上げられていますし、200席をも有していることからゆったりとした時間を過ごすことができそうですね



何故だか、おじやうどんやお蕎麦、ラーメンなども提供されていますが、やはり雰囲気に合うのはバーガーでしょうと5品用意される中から「クラシックオリジナルバーガー」をいただくことにいたします
しっかりとした食感を楽しめるバンズに挟まれるのは、シンプルにレタスとオニオン、トマトでありまして…
オニオンのシャキッとした歯ざわりと甘みが印象的なものでありました
また使われるパティーもギュッと締まった肉にくしい歯ごたえでありまして、滲み出る肉汁とバーベキューソースの旨味が癖になりそうであります



【LDH kitchen THE TOKYO HANEDA】
東京都大田区羽田空港3-3-2 第1旅客ターミナル5F
03-5579-7461

『博多らーめん ShinShin』 とんこつスープの旨味と低加水で作られる細麺のおいしさが決め手の焼きラーメン

福岡市へと移動して…
お昼にいただくのは「焼きラーメン」
博多の屋台で誕生し、今やご当地グルメとして定着しているのですが…
居酒屋の一品として売られることはあっても、ラーメン店などお昼に提供してくれるお店は少ないようであります








で、少ない選択肢の中から選んだのは天神にある『博多らーめん ShinShin』
長浜ラーメンの名店が多くある天神地区において2003年創業と新興でありながらも多くのファンがいると言う話題のお店であるらしく、12:00前ではありましたが既に30人ほどの行列ができていました
30分ほど並んだあとにいただけたのはお店の1番奥にある4名掛けのテーブル席
もちろん相席でありまして、向かいに座っていたカップルは韓国からのお客さまであります





用意された焼らーめんは「明太焼きらーめん」と「博多焼きらーめん」の2種
そのふたつは全く異なる味付けであるとのことから、迷いながらも「明太焼きらーめん」をチョイスいたしますと、豚肉 げそ あさり キャベツ もやし かまぼこなど具沢山なものでありまして…
心なしか皿うどんのようでもありイメージしていた焼きラーメンとは異なりますが、細麺のおいしさはもとより、それが故にソースとの絡みもよく、これはこれでお店のオリジナルとしておいしくいただけるもこでありますね



【博多らーめん ShinShin】
福岡県福岡市中央区天神3-2-19 天神久保田ビル1F
092-732-4006

『とんかつ 紅の豚』 色々と薀蓄がうるさいお店でありますが、それも全て納得するほどにおいしさへのこだわりを感じるとんかつ屋さん

福岡県の南部
みやま市って町にこだわりのとんかつを提供するお店があるというので早速お邪魔させていただくことにいたします








国道沿いに掲げられた豚の鼻をモチーフとした看板が目印である『とんかつ 紅の豚』
正直なところあまりにもチープな外観に躊躇しましたが、勇気を持って店内へと入りますと…
ゆったりと座れる4名掛けのテーブルが3つとカウンター5席ほどのお店は安普請ではありながらも掃除が行き届いていることから清潔感を感じることができますし、店主らしき方と女性スタッフの2名が感じよく迎えてくださったことでホッと胸を撫で下ろします





「最初のひと切れは何も付けずに、そしてふた切れ目は添えられたトリュフ塩でお召しががりください」との店主の言葉に従い「ヒレかつ」をいただきますと、箸で切れるほどに柔らかさとその旨味を引き出す絶妙な塩加減を満喫することができます
そして1日限定5食だと言う「極上ロースかつ」も先ずはそのまま何も付けずにいただき、ふた切れ目にちょっとお醤油を垂らしていただきますとお醤油の塩味がパン粉の甘みを引き出して…
2週間以上も熟成させたという六白黒豚の旨みだけでなく、とんかつとしての完成度にも満足させていただきました



赤だしや味噌汁が添えられることが一般的ではありますが、こちらで提供されたのは本枯れ節で摂ったという出汁であります
もちろんそんな出汁で作られる味噌汁でも良いのでしょうが、そこ出汁の旨味と香りのおいしさを知ってほしいと言う店主のこだわりなのでありましょう
そして香物の代わりとして出された生姜の醤油漬けは辛さを感じることもなくかつと一緒にいただくことでよりさっぱりといただくことができますね




【とんかつ 紅の豚】
福岡県みやま市瀬高町坂田1073-1
0944-85-8399

『吉宗本店』 1866年創業 開業時からの名物「茶碗むし」はたっぷりの出汁が含まれることでの舌ざわりが最高です

長崎へ出掛けたので卓袱料理をいただこうと120余年の歴史がある『坂本屋』を訪ねたのですが…
残念なことに予約でいっぱいであるとのことで、食事をいただくことはできませんでしたが、お店の格式だけでなく、スタッフの対応がしかりしていることからおいしいお料理がいただけるに違いないと、次回は予約をした上でお邪魔させていただくことにいたします






それで気を取り直して向かったのは『吉宗本店』
こちらも150余年の歴史を持つ長崎を代表する老舗でありまして…
満席ではありましたが10分ほどの待ち時間で案内できるとのことでしたので、下足番の方から木札をいただき2階にある広間へと上る階段で待つことといたします
2012年に改装されたとのことではありますが、1927年に建築されたという建物にはすばらしい欄間があったりと、東京・銀座にある系列店にはない重厚感溢れる造りに歴史を感じることができます



いただくお料理は名物である茶碗むしと蒸寿しをメインに一品料理がセットになった「吉宗定食」でありまして…
〝フカの湯引き〟は少し厚めにスライスされた身を濃いめの塩水で湯引きされているようで、淡白な味わいでありながらもしっかりと旨味を感じることができますし、卓袱料理の定番であり〝東坡煮(とうばに)〟とも呼ばれる豚の角煮もおいしくいただきました

茶碗蒸しは穴子 海老 椎茸 鶏肉など具沢山なものでありまして…
出汁をたっぷりと含んだトゥルントゥルンとした滑らかな舌ざわりが魅惑的な逸品であります
そして蒸寿司
具材は錦糸卵と鱈のおぼろ、それに焼き穴子蒲焼をそぼろとシンプルなものなのでありますが、酢飯の中にはささがきごぼうが仕込まれていたりと、おいしくいただくことができました



そしてもう一品「吉宗特製 ばってら」をいただきますと、しっかりとした厚みがある白板昆布を纏ったバッテラが登場いたします
脂がのった鯖がほど良く酢締めされているおいしさもさることながら、シャリの間に大葉を挟んであることでの香りがとってもサッパリとしていて…
お腹がいっぱいになりながらも残すことなくいただくことができました



【吉宗本店】
長崎県長崎市浜町8-9
095-821-0001

『銀座ライオン』 1899年創業 日本初のビアホールや洋食の老舗として名を馳せる名店

羽田空港から福岡へ
一昨日ほどではないものの、花冷えをしている東京と福岡の気温差は10℃近くあるようですし…
戻ってくる火曜日の東京は20℃を超えるかもとの予報が出ていることから軽いコートを羽織るべきか否かと迷います






お昼は羽田空港にある『銀座ライオン』
1899年に創業したいう老舗でありますが、全国に支店を構えるチェーン店でもあることからあまり利用することはなく…
たまに思い出したようにお邪魔することがある程度なのですが、今日はちょうどお昼どきってこともあり席待ちの列ができているお店もありますし、窮屈なカウンター席に追い込まれるのも辛いと、久しぶりにお邪魔させていただくことにいたします



そんなお店が120周年記念の月替わりスペシャルメニューとして提供していたのが「トルコライス」でありまして…
太麺ミートソースにヒレカツやエビフライ、それにドライカレーやサラダまでが盛られるボリュームに惹かれてしまいます

2.4mmを超えているのではないかと思うほどの太麺でありますから注文が入ってから茹でられるなんてことはないのでしょうが、マッシュルームやオニオンとともに塩胡椒で炒められた懐かしいおいしさを感じますし、粗メッシュのミンチがたっぷりなミートソースもおいしくいただけます

エビフライは業務用の冷凍品であることが一見してわかるのですが、ヒレカツは思った以上にしっとりとした柔らかさを感じ、ドライカレーとともに1,000円ちょっとでいただくチェーン店の商品とすれば納得できるものでありました



しかし残念なのは接客でありまして…
少ないながらも足を運んだことのあるグループ店の中では酷い部類であります
空港という場所柄もあるのか、テキパキと熟す作業の中に笑顔はなく、なんだか機械に接客してもらっているかのようでありました



【銀座ライオン】
東京都大田区羽田空港3-3-2 第一旅客ターミナルビル5F
03-5757-9130

『赤坂維新號 銀座新館』 1899年創業の老舗中華でいただくリーズナブルなお昼

1899年に神田で創業したという『維新號』
多くの財界人を顧客を持つという老舗中華料理店でありますが、お昼の時間にはリーズナブルにいただけるランチメニューを提供してくださるってことで、ふらっとひとりでお邪魔させていただくことにいたします






今日は銀座新館
コリドー街に沿う東京華僑会館にあって、フリーで使えるホール席から少人数で円卓を囲む個室や100人ほどの立食パーティーも可能な大広間など多様なニーズに応えることができるようですね
赤いテーブルクロスに白いカスターセットが映えるホール席には、遅くなったお昼にやって来たビジネスパーソンやお仲間でやって来られたご婦人などお客さまが絶えることはないようですね



お昼に用意されたセットメニューをいただくか、それともアラカルトで麺をいただくか…
と少し悩みましたが、おいしそうな点心をメインとした「飲茶セット」をいただくことにいたします
"お楽しみ飲茶プレート"と名付けられたせいろの中には、ゴルフボールよりも一回りほど大きいサイズとなっていますが名物である〝肉まん〟も入っていまして…
最初に提供されたカシューナッツと合わせると6種の点心をいただくことができました



とともにハーフサイズの麺飯料理をいただくことができまして…
「つゆそば」「やきそば」「チャーハン」「お粥」と用意された4種のお料理から「やきそば」をいただくことにいたします
オイスターソースで炒められた麺は食感が良く、シャキッとしたもやしがアクセントとなっておいしくいただくことができました



日替わりスイーツ付だということで「タピオカミルク」をいただきます
程よい甘みのミルクとぷにゅっとした弾力があるタピオカ
おいしくはいただけましたが、やはりリーズナブルなランチメニューではなく夜の時間にお邪魔したいてこそ〝維新號らしさ〟を楽しむことができるようですね




【赤坂維新號 銀座新館】
東京都中央区銀座8-2-12
03-3575-0611　

『JASMINE THAI』 食べやすくカットされたソフトシェルクラブがおいしい「プーニムパッポンカリー」

今日の関東地区は真冬並みの寒さに襲われるとのころから、朝からしとしとと降ってる雨も場所によっては雪やみぞれになる恐れも…
なんて予報に脅されたことから、しまっておいたダウンジャケットを羽織って出掛けることにいたします






久しぶりに食べたいと思い出したお料理を目的に八重洲にある『JASMINE THAI』を目指します
お昼の忙しい時間が過ぎたのでありましょう
高級リゾートのような雰囲気がある店内には空席が目立ちまして…
ひとりであったにも関わらずゆったりとした席をいただくことができました



目的としたお料理は「プーニムパッポンカリー」でありまして…
タイ旅行へと行ったときにお邪魔した『ソンブーンレストラン』で初めていただいて以来、タイ料理店へお邪魔した際には必ず探してしまう一品なのであります
硬い殻を脱皮したソフトシェルクラブでありますのでスプーンで簡単に切り分けることもできるのですが、こちらでは食べやすくカットしてくれていますのでその手間も要らず…
優しいカレーに風味に食欲も増してきます
〝タイ料理は辛い〟とのイメージを持たれる方も少なくないのでしょうが、このお料理にはカレーそのものを食べるような辛味はほとんどなく、ふわふわに仕上げられた卵が入ることでまろやかな味わいを楽しむことができますし、セロリの爽やかな香りもあっておいしくいただけます
私的にはもう少し〝チリインオイル〟の辛味を効かせて欲しかったかな



【JASMINE THAI】
東京都中央区八重洲1-4-16 東京建物八重洲ビルB1F
03-3527-9805

『魚料理 ますや』 サクッと揚がったパン粉の歯ざわりが心地よく、ふっくらとしたアジの身からは湯気とともにおいしい香りが広がります

肉系の食事が多くなっていたので、おいしいお魚をいただこうと100種ほどあるのでは無いかと思うほどの海鮮丼を提供する『魚菜はざま』へと向かって出掛けたのでありますが…
おいしい焼き魚を提供してくれるお店があったことを思い出し予定変更であります






月島もんじゃストリートとして有名な西仲通りから細い路地へと入ったところにある『ますや』
大ぶりな切り身の焼き魚がお値打ちにいただけると評判なのでありまして…
年配のご夫婦が切り盛りするカウンター10席ほどの小さなお店でありますから、席に空きがあるのかと心配していたのですがタイミングよく待つことなく席をいただくことができてひと安心
とは言え、その後すぐに女性3人のお客さまが来られて満席となりました





ホワイトボードに手書きされるメニューには〝鮭塩焼〟〝銀ダラ西京焼〟〝サバ塩焼〟などなど焼き魚メニューが10品ほどあって…
お隣の女性が召し上がっておられた「鮭塩焼」の肉厚な切り身に魅力を感じたのでありますが、今日は「アジフライ」をいただいてみることにいたします
細かいメッシュのパン粉がおいしそうなきつね色に揚げられたことでのサクッとした歯ざわりが心地よく、ふっくらとしたアジの身からは湯気とともにおいしい香りが広がって…
卓上にはとんかつソースとウスターソース、そしてお醤油と並べていただけましたので、たっぷりと盛られたキャベツにはとんかつソース、そしてメインであるアジフライにはお醤油を垂らしていただきます
味噌汁にはたっぷりとアサリが入っていますし、その出汁が効いていて…
お替わりしたいほどでありました



【魚料理 ますや】
東京都中央区月島3-15-2
03-3531-5246

『俺のGrill＆Bakery』 しっとり滑らかなフォアグラが乗った300gの肉厚ハンバーグがリーズナブルにいただけます

昨年8月にオープンした『俺のGrill ＆ Bakery』
その名の通り『俺のGrill』と『俺のBakery』の複合店でありまして…
上質なステーキとともにこだわりの食パンを堪能できるとあって開業当初から気になっていたのでありますが、立ち食いスタイルから始まったお店の系列だと言うことから窮屈なお店ってイメージを持ってしまっていたために二の足を踏んでいたのであります






それで今日、大手町へと出掛けることになったついでに覗いてみますと…
イメージとは全く異なるゴージャス感と100席を優に超える大箱であることにビックリ
入り口に〝すぐにご案内できます〟的なボードが出されていたことから、引き込まれるように入店いたしますと、お店の中央にグランドピアノが置かれているではないですか
さすがにお昼には演奏されてないそうですが、ディナーの時間には20分ほどの生演奏が3回〜5回行われているようですね





お昼のメインはハンバーグであるようで…
シンプルなものから、それに目玉焼きをトッピングしたものや贅沢にもフォアグラを乗せたものなど4種の組み合わせが用意されています
かつて俺のフレンチが世に出た当時、原価率驚異の95%とも噂され、一世を風靡した「牛ヒレとフォアグラのロッシーニ」を思い出し「フォアグラハンバーグ」をいただくことにいたします
300gだということでゴロッとした肉厚なハンバーグでありまして、ナイフを入れた切り口からは肉汁が染み出ますし、ギュッと締まった肉にくしい食感と香辛料が香ることでソースを掛けずともおいしくいただけるのであります
トッピングされたフォアグラはちょっと匂いを感じるものの、カリッと焼かれた表面の食感と滑らかな舌ざわりのふたつを楽しむことができ贅沢感を満たしてくれますね





先に提供されたオニオンスープはオニオンを弱火でじっくりと飴色になるまで炒めたことでの甘みととろみを濃厚に感じることができ…
添えられる「銀座の食パン」はもっちりとした弾力がありますし、しっとりした滑らかな舌ざわりを楽しませてくれて…
期待以上に満足させていただくことができました



【俺のGrill＆Bakery】
東京都千代田区大手町1-7-2 東京サンケイビルB2F
03-6262-5146

『味の牛たん 喜助』 厚切りの牛タンは歯ざわりとジューシーな味わいが楽しめます

ポカポカ陽気の日曜日
あまりにも気持ちが良いので、昨日に続き丸の内仲通りをブラブラと散歩することにいたします
1kmちょっとと短い通りではありますが、ゆったりとした道幅や両脇に植えられた街路樹の美しさに安らぎを感じるのであります






お昼をいただこうと丸の内ブリックスクエアにある『喜助』を訪ねます
数ある牛タン焼専門店の中で最もお気に入りのお店でありまして、東京駅キッチンストリートにある支店には何度もお邪魔させていただいているのですが…
こちらへは初めてお邪魔させていただいたのですが、東京駅のお店よりもゆったりとしたレイアウトでありまして、いただいたカウンターの席も隣との間隔に余裕を感じます



いただくのは「職人仕込み 特切り厚焼定食」
2枚4切から5枚10切まで、4段階のボリュームを選択することができますので3枚6切を選びます
10mm弱の厚みにスライスさられた牛タンには、おもて裏から切り込みが入れられていて、その技が〝職人仕込み〟ということでありましょう
その技のお陰もあって、これだけの厚みがありながらもサクッと前歯だけで噛み切ることができますし、じわっと滲む肉汁と塩の旨味がお口の中に広がるのであります





柔らかく煮込まれたテールが入ったスープではネギの香りがおいしくおいしくいただけますし、山芋本来の香りが感じられるとろろは別注であることも頷けて…
メインとなるたん焼だけでなく、脇を飾る全てのものに期待が裏切られることの無いおいしさを感じ満足させていただけました



【味の牛たん 喜助】
東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内パークビルB1F
03-6269-9088

『蕎麦処 草八』 上質な空間でいただくせいろはみずみずしく喉越し爽やかでつゆの甘い香りが癖になります

ポカポカと暖かい陽射しに恵まれていますし、皇居乾通りの一般公開も明日までだということもあって桜見物の人たちで賑わう二重橋界隈でありまして…
丸の内仲通りもいつも以上の人通りであるように感じます








そんな陽気でもありましたので、冷たいお蕎麦をツルツルっと手繰ろうと二重橋スクエアにある『草八』へ
平日のお昼どきだと近くのビジネスパーソンで賑わうお店も、週末となると閑散としていまして…
施設の中にあるお店はどこも狙い目でありますね





いただいたのはお昼の看板メニューである「とり天せいろ」
細打ちされたお蕎麦はとってもみずみずしく、しっかりと歯ごたえを感じるほどに〆られていまして、その喉越しにおいしさを感じることができますし…
おつゆはお蕎麦をひと口手繰っただけで宗田鰹の香りと旨味がお口の中に広がりますし、そのほのかな甘みがおいしさを引き立ててくれます
添えられたとり天もサクッとした歯ざわりでありますし、胸肉はとってもジューシーで…
しっかりとしたボリュームとともに満足な一品でありました



そしてココ、夜には九州料理をいただくこともできるのだとか
これはまた来なくてはなりませんね



【蕎麦処 草八】
東京都千代田区丸の内3-2-3 丸の内二重橋ビルB1F
03-3217-0080

『かつ平』 サクッと軽いパン粉が特徴のとんかつ屋さんでいただく「ヒレ海老ライス」

昨日の夜ごはんでかつ丼とお蕎麦のセットををいただいたばかりなのでありますが、不思議なことに朝からとんかつが食べたいって気分に襲われまして…
以前から一度お邪魔してみたいと思っていたお店でランチをいただくことにいたします






1963年創業
築地本願寺裏手の路地にある小さなとんかつ屋さんでありまして…
人気高いお店であることから席待ちの列ができることもしばしばなのでありましょう
玄関先にはパイプ椅子が並べられているのですが、今日はタイミング良く待つこと無くカウンター席をいただくことができました





とんかつ屋さんにお邪魔するとロースかつをいただくことが多いのですが、今日はちょっと海老フライもいただきたい気分でありまして…
ロースと海老フライの盛り合わせが無かったために「ヒレ海老ライス」をお願いすることにいたします
粗いメッシュのパン粉の包まれるヒレはしっとりと柔らかく、成人男性の親指ほどの太さがある海老はムチッとした歯触りがありますし…
まったく油を吸っていないかのようなサクッとした軽い歯ざわりのかつに罪悪感もなくなります
そして…
「ちょうど炊き上がったからシャッターチャンスだよ」と笑顔で声をかけてくれたあとに羽釜の蓋を開けてくれた二代目店主と「"かに穴"が出来てるよ」と釜を持ち上げてくれた先代の奥さま
おいしさだけでなくお人柄がステキなお店でありました



帰り際に、写真スポットだよと店主に教わった〝格子長屋〟と〝銅板長屋〟
近くに聖路加病院があることから米軍の空襲爆撃を逃れたとのことで、昔ながらの佇まいが残っているのだとか
いずれも後世に残したいと思えるような歴史的建造物でありました



【かつ平】
東京都中央区築地6-12-10
03-3542-1537

『真不同 飲茶倶楽部』 昨年春に開業したGEMS茅場町で点心 名物とされる金華ハムスープたっぷりな頂湯焼売は次回に繰り越しです

今日も茅場町
ちょっと時間に余裕がありましたので、昨年春にオープンした〝GEMS茅場町〟でお昼をいただこうと…
10階建の施設には1フロア1店舗の10店舗が入り、商業施設初とされる店舗を中心に都内の話題店のほか山陰や四国の食材にスポットを当てたお店だったりと興味深いお店ばかりであります






そんなお店の中から選んだのは『真不同 飲茶倶楽部』
西麻布に本店となる『真不同(チェンプートン)』を構え、恵比寿に続く3号店として出店されているのでありまして…
何度も〝おとなの週末〟でも紹介されていたことから気になっていたのであります
エレベーターの扉が開くとそこはもう店内でありまして、1970年代から1980年代の香港をイメージしたという雰囲気は居心地が良いものでありました



Aランチ Bランチ 日替わりサービス定食とリーズナブルな商品もありますが…
やはりここは〝飲茶倶楽部〟でもありますので「おまかせ点心セット」をいただくことにいたします
先ずはスープとともに提供されたのは揚げ春巻きと大根餅
たっぷりと餡が包まれた春巻きには贅沢感を感じることができますし、モチっとした食感と芳ばしい香りに満足であります



そして、馬拉糕(マーラーカオ)
中国風の蒸しカステラとも言われますが、カステラというよりは蒸しパンであるかのようなふっくらとした食感が魅惑的であります



蒸し点心はかぼちゃ餃子と海老ニラ餃子のふた種類
皮にかぼちゃが練りこまれているだけかと思ったかぼちゃ餃子は餡までしっかりかぼちゃでありまして…
そのほんのりとした甘さが癖になりそうですし、プリッとした海老の歯ざわりがおいしい海老ニラ餃子も納得な一品でありました
ただ…
名物とされる金華ハムスープたっぷりな頂湯焼売も当然いただけるであろうと思っていただけに、それがセットになっていなかったことにはがっかりでありました
次回はそれ目的でお邪魔させていただくことといたしましょう





ちまきと杏仁豆腐で〆
ゴロゴロとチャーシューが入ったちまきはしっとりとしていてモチモチ
程よい煮汁の甘みであることから後味が強すぎることなく…
余韻を残す〆としてぴったりでありますね



【真不同 飲茶倶楽部】
東京都中央区新川1-1-7 GEMS茅場町3F
03-6262-8218

『キッチンフライパン』 ふっくらとした柔らかさとナツメグが香る懐かしいハンバーグ

懐かしい洋食メニューが食べたくなって…
古くから名があるお店を思い出してみたのですが、その多くは廃業されているではないですか
決して評判が悪かったわけでもなく、お客さまだって入っていたのに…
後継者がいないことでの廃業とは実に勿体ないことであります








そんな中でお邪魔したのが『キッチン フライパン』ってお店
開業した豊川市で6年、そして現在の豊橋市北山へと移転されてからは36年になるそうで…
今年76歳となるオーナーは今でも現役で厨房に立ち、奥さまとともにお客さまを迎えおられます
「 頑張ってもあと4年が限界かなぁ」なんて寂しいことも仰っておられましたが、お店の後はお嬢さまが継いでくれるのだと嬉しそうに語ってくださいましたし、そのお嬢さまが 厨房を仕切られていることから今後も安泰だとひと安心です



ハンバーグをメインとした洋食屋さんだということで…
デミグラスソースや醤油バターなど5種のソースが選べるだけでなく、160gから400gまで5段階のボリュームも選べるなど、その日のお腹の具合や気分で楽しめますね
そんなハンバーグメニューから選ぼうかと思っていたのですが、定食メニューにあった「ハンバーグと魚フライ」に惹かれます
コンビだということで小ぶりなハンバーグではありますが、お店で捏ねられることでしっとりとした食感を楽しむことができますし、ナツメグの香りに懐かしさを感じます
そして魚フライはパン粉のサクッとした歯ざわりに始まり、ふっくらと揚がったしっとりとした白身のお魚を楽しむことができ満足いくおいしさでありました



【キッチンフライパン】
愛知県豊橋市北山町50-5
0532-48-4832

『ニュー加賀屋』 サラリーマンの町 神田でいただくリーズナブルなビジネスランチ

久しぶりに神田へ出掛けることになったので、5年ほど前に開店しメディアから注目されたこともあって、いつも行列ができていた『メンチケン』を訪ねてみますと…
全く異なるスペインバルに変わっているではないですか
オーナーが体調を崩されたという噂は聞いていましたが、2017年末に僅か3年の営業を終えられたようですね
まさに〝盛者必衰の理をあらはす〟でありますね






それで同じ並びにある『ニュー加賀屋』へお邪魔することにいたします
〝加賀屋〟と〝ニュー加賀屋〟を合わせると都内に30店ほどの暖簾分け店を持つ大衆割烹居酒屋でありまして、かつて利用していたことがある本郷本店の良い印象が蘇ったのであります
お昼のピークは過ぎた時間だということもあり先客は二人
ちょっと寂しい状況ではありますが、スタッフの方は元気よく感じが良い接客であります




お刺身定食やしょうが焼き定食などいくつかのランチメニューがありましたが、もっとも魅力的に思えた「アジフライ定食」をいただくことにいたします
大ぶりなアジが2枚
しっかりとしたボリュームとともに全く臭みを感じることの無いものであるのですが、残念ながら乾燥パン粉が使われているようでサクッと揚げられているというよりはガリっとした衣の食感でありますし…
きちっと出汁が香る味噌汁は具もしっかりと入っていて満足なものでありましたが、ご飯は炊き立て感を感じることが無く水分が抜けたパサつくものでありました



とは言え750円というお値段を考えますとこんなものかなと納得することもできるものでありまして、同じ看板を掲げていても周辺の顧客のニーズによって取り組みは異なるのだと感じます



【ニュー加賀屋】
東京都千代田区鍛冶町2−3−14 フェリスビル1F
03-5298-5113