年間500店以上を食べ歩く飲食店プロデューサーの食日記

仕事柄、日本中を飛び回っていて、その出張先での外食を日記にしています
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『純廣東料理 慶楽』 惜しまれつつも70年近い歴史に幕を下ろすとのことで食べ納め

2018-12-19 22:34:38 | 関東
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有楽町の名店『慶楽』が年内の営業をもって70年近い歴史に幕を下ろすというニュースを聞いて…
あの懐かしい味を食べ納めようと先週の木曜日に伺ったのですが、タイミング悪くその日はお昼営業がお休みでありましたのでリベンジすることにしたのであります



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お昼の忙しい時間は外そうと13:00過ぎにお邪魔したのですが、店先には15人ほどの列ができているではないですか
それはいつものビジネスパーソンによるものではなく、現役時代にお世話になっていたのだと思われる年配の方々が別れを惜しんで集まったであろうものであります
15分ほど待って店内へと入りますと、そこには想像に反したご婦人方の姿がありまして…
幅広い層のお客さまに支持されていたことが窺えます


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上湯炒飯発祥としての認知が高いお店ではありますが、メニューにずらりと10種ほどが並ぶ炒麺のおいしさが光るお店でもありまして…
〝おすすめランチメニュー〟にある「牛腩飯」もお気に入りであるのですが、納めの目的である「蠔油牛炒麺」をいただくことにいたします
全てを隠すように覆ってあるレタスの下にはたっぷりの牛肉とシンプルにオイスターソースで炒められた麺
オイスターソースが染みた低加水麺は他でいただくことができないほどの風味と食感でありまして、これぞ食べ納めに相応しい一品であります
もちろんお肉も柔らかく、シャキッとした食感を残したレタスが良いアクセントになっています


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そして「焼売」
ムチっとしたミンチがおいしい焼売がゴロゴロっと5個も…
これだけでもお腹いっぱいになりそうなボリュームではありましたが、辛子醤油をつけてペロリと完食
おいしいものはどれだけでもいただけちゃいそうですね



お店の老朽化に働かれる方の高齢化も重なって、閉店の道を選ばれたようでありまして…
このような惜しまれつつも閉店せざるを得ないお店を残すような仕事ができないかと強く思います



【純廣東料理 慶楽】
東京都千代田区有楽町1-2-8 慶楽ビル
03-3580-1948