コーヂにとっては週に一度しかない体休めの日曜日、娘2号の通う小学校へ行くことになった。
なんでも今日行われるところの「ふれあい学級」と呼称される、小学校のイベントに参加するためである。
しかして、ふれあい学級とはなんぞや?
「ふれあうと言っても一体誰と触れ合うのだろう? もしかして妙齢のおかーさん達と触れ合っちゃったりなんかして。えっ、あっ、そんなそんなそんなぁぁぁ、なんちゃってむふふふふ」
とアホヅラ化して妄想するようなワクワクイベントならば駆け足で馳せ参じるというものだが、当然そんなふしだらなことは全然なく、簡単に論ずれば僕らの子供時代でいうところの「父兄参観」とほぼ同じ意味を指していた。なーんだ、ちぇっ。
ところで。
この「ふれあい」ってお題目はなんとかならんもんだろうか。
普段口に出すような機会がない「ふれあい」なんて言葉を文字にして表現されると、なんだかモミアゲ付近にイモ虫が這っているようなむずむず感が襲う。ひぃー。
さらに一言付け加えるなら、こんなイベントをもってして「ふれあう」っていうのはなぁ、なんと申しましょうか「ふれあい」って人に言われてするようなものではなく、互いの自発的行為によってこそ深まるようなものではないだろうかと。そういう意味で考えた時、これは正しい「ふれあい」とはいえないような気がするのである。
実際、今回のようなイベントに参加して学校の先生に
「さあさ、みなさんおとうさん、子供とたくさんふれあいなさいッ」
と指図されても、正直、抵抗を覚えちゃう。ナニこの茶番? 親子ともどもヤラサレ感指数120%をオーバー、顔を合わせてテレ笑いですよ。ほんとに。
つーかだいたいね、そもそも我が家の2号はなにかというとコーヂにベタベタベタベタくっついてくるのである。もう夏の蚊か秋の濡れ落ち葉かっていうくらいくっついてくる。ふれあい通り越してくっつきあいの秋のひっつき虫である。
そんな調子でくっついているコーヂと2号だからして、家でしょっちゅう絡んでゲラゲラ笑ってふざけまくって踊って暴れて騒いだ挙句、二人でヨメに怒られているような状況なんですよ。ンモー触れ合うという意味ではおなか一杯なんですよ。
それなのにナニが嬉しくて学校でも強制的にふれあわなければならないの?
理解に苦しむっちゅーの。こんなの行きたくないっちゅーの。
だかしかし・・・、なのである。
こういう場合にイチイチ目くじらを立てて上記のような理屈を捏ね回し、ヨメに
「ふれあいだぁ? そんなこっぱずかしいことオヤジがやってられっかよべらぼうめぇええええぇぇぇ」
なんつって声高らかに宣言し、家長の威厳をえっへんと誇示して学校行事の非協力的態度をばきーんと貫き参加拒否をしようものなら
「あっそう。そういう態度なんだ・・・」
とつぶやかれ、今後のコーヂのバイク活動予定に著しい支障をきたす恐れ大なのは考えるまでもない。弱っ。家長弱っ。
つまりね、結局こういうのはどれだけイヤンイヤンと言ってみたところでモトよりコーヂに選択肢などないのである。果たして、あーはいはいわかりましたと従うことにするが吉と判断、その日曜日を迎え、今ココにこうして学校に到着した次第である。
あー、長いな。ここまで書いたけど長いな。続けますけどね。
この日の予定は1時限は親子のふれあいタイム、2~3時限は授業参観となっている。
ふれあいタイムってナニすんの? と思っていたら、子供と親ともに体育館に移動ののち、クラスごとの塊となって並ばされた。
ステージの上で先生が簡単な体操と言うかゲームっぽい動きを見本で見せて、ソレを親子でやろうというスタイル。
うわー、いい歳した大人がアレをやんのかよ。オレ44だよ、恥ずかしいなぁ。
周りのおとーさんたちも声には出さないが、
「オレ、新入社員に毎日ガンガンハッパ掛けてんのにこんなことを、ひー」
とか
「オレ、今年の春から部長になったのにあんなことを、うひゃー」
とか思っているに違いない。
例えば、初めて会ったどっかのおとーさんの手にコーヂの手を合わせたりするんすよ。イイ大人が人に言われてこんなことするのはメチャメチャ気まずいですよ。コレは誰かの陰謀ですか。公的嫌がらせですか。
他にもなんかね、とにかく恥ずかしい動きなんですよ。書けないけど
(ノ∀`;)タハー
それぞれのおとーさんたちがそれぞれに羞恥心を表現しながらやっていると、先生、今度は「では立ち上がって片足屈伸をしてみましょうか」と言い出した。
おいおい、片足屈伸ってアレか。若い時部活でやってた片足で屈伸するアレか。
ステージ上では若い男の先生が「よっほっはっ」とか言ってやっている。
おいおい、ちょっと待て。そりゃあアンタは見た目でも20代後半から30代前半、いかにも普段から運動してますって体型だからできるだろうさぁ。
けれど昔は余裕でできてたオイラでも月日は流れ、ステージ下にいる我々おとーさんズの面々は30代後半から40代が大勢を占め、ヘタすりゃ50代の人だっている。普段の運動不足とメタボ指数に怯えるそんな我らおとーさんズにイキナリ片足屈伸の課題って・・・・・・。
そんなことやった日にゃあ
壊れちまうよ、体
((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
でもなぁ、なんか引っかかるよなぁあの言い方。「してみましょうか」って言ったよね?
アレは暗に「ま、できないでしょうけどね(´ー`)」と言いたいのか?
はっ(;゜Д゜) これは・・・・・・・
挑戦状ッ?(;・`д・;)...キュピーン!
おお、そーかそうなのか。やってやるよ、やってやろうじゃないのッ。燃えてキターッ(゜∀゜)
横にいる2号は「おとーさんできるのー?(´∀`)」ってカオ。
おお見てろよ、まずは右足を上げてそのまま左足のみで曲げていく。右足を伸ばしたまま前方へ出してバランスを取る。おーし完全に「屈」はできた。ここまでは自分でもすんなりできてびっくり。
よおし、今度は「伸」(つまり左足のみで立ち上がる)の方だ。かなりキツイと予想するがどうなるッ・・・・・・うおりゃっ!
・・・・・・・・・くっ。途中から上がらない。ガンガレ、ここさえ乗り越えればきっとできるハズッ。
ぐおおぉぉぉぉぉぉぉ!
ひざのちょっと上辺りに強い負荷を確認。ふるふると足が震えだした。右目のスカウター内に「left leg is dangerous」の赤文字が表示された(妄想)。
ふおぉぉぉぉぉぉッ、ぬぐううぅぅぅぅぅッ!
もう一息だッ、と立ち上がる為の力を最大限に入力した時、ビキッ!と痛みが走った。
「うあっ、ヤベッ! やっちまったか、いぃーてててててててぇぇぇッ(;´Д゜)あれっ?」
痛いのは負荷が一番かかっていた左足のひざ。ではなく、 右のわき腹 だった。
その後5分くらいずっと痛くて、ずっとさすってた。トホホのホ。いや、マヂ痛かったっすよ。
しかし何でわき腹・・・?( ̄Д ̄;)
これも歳だから?
歳って、なんでもアリなんだなぁ。
なんでも今日行われるところの「ふれあい学級」と呼称される、小学校のイベントに参加するためである。
しかして、ふれあい学級とはなんぞや?
「ふれあうと言っても一体誰と触れ合うのだろう? もしかして妙齢のおかーさん達と触れ合っちゃったりなんかして。えっ、あっ、そんなそんなそんなぁぁぁ、なんちゃってむふふふふ」
とアホヅラ化して妄想するようなワクワクイベントならば駆け足で馳せ参じるというものだが、当然そんなふしだらなことは全然なく、簡単に論ずれば僕らの子供時代でいうところの「父兄参観」とほぼ同じ意味を指していた。なーんだ、ちぇっ。
ところで。
この「ふれあい」ってお題目はなんとかならんもんだろうか。
普段口に出すような機会がない「ふれあい」なんて言葉を文字にして表現されると、なんだかモミアゲ付近にイモ虫が這っているようなむずむず感が襲う。ひぃー。
さらに一言付け加えるなら、こんなイベントをもってして「ふれあう」っていうのはなぁ、なんと申しましょうか「ふれあい」って人に言われてするようなものではなく、互いの自発的行為によってこそ深まるようなものではないだろうかと。そういう意味で考えた時、これは正しい「ふれあい」とはいえないような気がするのである。
実際、今回のようなイベントに参加して学校の先生に
「さあさ、みなさんおとうさん、子供とたくさんふれあいなさいッ」
と指図されても、正直、抵抗を覚えちゃう。ナニこの茶番? 親子ともどもヤラサレ感指数120%をオーバー、顔を合わせてテレ笑いですよ。ほんとに。
つーかだいたいね、そもそも我が家の2号はなにかというとコーヂにベタベタベタベタくっついてくるのである。もう夏の蚊か秋の濡れ落ち葉かっていうくらいくっついてくる。ふれあい通り越してくっつきあいの秋のひっつき虫である。
そんな調子でくっついているコーヂと2号だからして、家でしょっちゅう絡んでゲラゲラ笑ってふざけまくって踊って暴れて騒いだ挙句、二人でヨメに怒られているような状況なんですよ。ンモー触れ合うという意味ではおなか一杯なんですよ。
それなのにナニが嬉しくて学校でも強制的にふれあわなければならないの?
理解に苦しむっちゅーの。こんなの行きたくないっちゅーの。
だかしかし・・・、なのである。
こういう場合にイチイチ目くじらを立てて上記のような理屈を捏ね回し、ヨメに
「ふれあいだぁ? そんなこっぱずかしいことオヤジがやってられっかよべらぼうめぇええええぇぇぇ」
なんつって声高らかに宣言し、家長の威厳をえっへんと誇示して学校行事の非協力的態度をばきーんと貫き参加拒否をしようものなら
「あっそう。そういう態度なんだ・・・」
とつぶやかれ、今後のコーヂのバイク活動予定に著しい支障をきたす恐れ大なのは考えるまでもない。弱っ。家長弱っ。
つまりね、結局こういうのはどれだけイヤンイヤンと言ってみたところでモトよりコーヂに選択肢などないのである。果たして、あーはいはいわかりましたと従うことにするが吉と判断、その日曜日を迎え、今ココにこうして学校に到着した次第である。
あー、長いな。ここまで書いたけど長いな。続けますけどね。
この日の予定は1時限は親子のふれあいタイム、2~3時限は授業参観となっている。
ふれあいタイムってナニすんの? と思っていたら、子供と親ともに体育館に移動ののち、クラスごとの塊となって並ばされた。
ステージの上で先生が簡単な体操と言うかゲームっぽい動きを見本で見せて、ソレを親子でやろうというスタイル。
うわー、いい歳した大人がアレをやんのかよ。オレ44だよ、恥ずかしいなぁ。
周りのおとーさんたちも声には出さないが、
「オレ、新入社員に毎日ガンガンハッパ掛けてんのにこんなことを、ひー」
とか
「オレ、今年の春から部長になったのにあんなことを、うひゃー」
とか思っているに違いない。
例えば、初めて会ったどっかのおとーさんの手にコーヂの手を合わせたりするんすよ。イイ大人が人に言われてこんなことするのはメチャメチャ気まずいですよ。コレは誰かの陰謀ですか。公的嫌がらせですか。
他にもなんかね、とにかく恥ずかしい動きなんですよ。書けないけど
(ノ∀`;)タハー
それぞれのおとーさんたちがそれぞれに羞恥心を表現しながらやっていると、先生、今度は「では立ち上がって片足屈伸をしてみましょうか」と言い出した。
おいおい、片足屈伸ってアレか。若い時部活でやってた片足で屈伸するアレか。
ステージ上では若い男の先生が「よっほっはっ」とか言ってやっている。
おいおい、ちょっと待て。そりゃあアンタは見た目でも20代後半から30代前半、いかにも普段から運動してますって体型だからできるだろうさぁ。
けれど昔は余裕でできてたオイラでも月日は流れ、ステージ下にいる我々おとーさんズの面々は30代後半から40代が大勢を占め、ヘタすりゃ50代の人だっている。普段の運動不足とメタボ指数に怯えるそんな我らおとーさんズにイキナリ片足屈伸の課題って・・・・・・。
そんなことやった日にゃあ
壊れちまうよ、体
((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
でもなぁ、なんか引っかかるよなぁあの言い方。「してみましょうか」って言ったよね?
アレは暗に「ま、できないでしょうけどね(´ー`)」と言いたいのか?
はっ(;゜Д゜) これは・・・・・・・
挑戦状ッ?(;・`д・;)...キュピーン!
おお、そーかそうなのか。やってやるよ、やってやろうじゃないのッ。燃えてキターッ(゜∀゜)
横にいる2号は「おとーさんできるのー?(´∀`)」ってカオ。
おお見てろよ、まずは右足を上げてそのまま左足のみで曲げていく。右足を伸ばしたまま前方へ出してバランスを取る。おーし完全に「屈」はできた。ここまでは自分でもすんなりできてびっくり。
よおし、今度は「伸」(つまり左足のみで立ち上がる)の方だ。かなりキツイと予想するがどうなるッ・・・・・・うおりゃっ!
・・・・・・・・・くっ。途中から上がらない。ガンガレ、ここさえ乗り越えればきっとできるハズッ。
ぐおおぉぉぉぉぉぉぉ!
ひざのちょっと上辺りに強い負荷を確認。ふるふると足が震えだした。右目のスカウター内に「left leg is dangerous」の赤文字が表示された(妄想)。
ふおぉぉぉぉぉぉッ、ぬぐううぅぅぅぅぅッ!
もう一息だッ、と立ち上がる為の力を最大限に入力した時、ビキッ!と痛みが走った。
「うあっ、ヤベッ! やっちまったか、いぃーてててててててぇぇぇッ(;´Д゜)あれっ?」
痛いのは負荷が一番かかっていた左足のひざ。ではなく、 右のわき腹 だった。
その後5分くらいずっと痛くて、ずっとさすってた。トホホのホ。いや、マヂ痛かったっすよ。
しかし何でわき腹・・・?( ̄Д ̄;)
これも歳だから?
歳って、なんでもアリなんだなぁ。