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和英特許翻訳メモ

便利そうな表現、疑問、謎、その他メモ書き。思いつきで書いてます。
拾った用例は必ずしも典型例、模範例ではありません。

so as to/in order to

2015-11-20 11:55:05 | 表現

in order toとso as toはそれぞれ、目的と結果に重点を置いているとよく言われます。

(From "Shibumi" by Trevanian)

"He avoided their envy by...phrasing his questions so as to guide them to the correct answers"(質問する時は、正しい答えに導く結果となるような言葉使いで質問する;必ずしも正しい答えに導きたいから質問しているワケではない;目的は同僚の嫉妬を防ぐこと)

なぜin order toでなくso as to?

in order toを使う
と、

"He avoided their envy by...phrasing his questions in order to guide them to the correct answers"

正しい答えに導くために質問する、正しい答えに導くこと自体が目的のような感じになって、「同僚の嫉妬を防ぐこと」という究極目的を達成する手段としての質問(の言葉使い)という意図にそぐわないから?


本当にそんな差があるのか、ネイティブの意見も聞きたいところです。

追記21NOV2015
"A photon only needs to have energy greater than that of the band gap in order to excite an electron from the valence band into the conduction band." (Wikipedia, Theory of solar cells)

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7 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (P&T)
2015-11-20 15:08:10
"so as to"をステレオタイプ的に「~するように」と訳す人がいますが、私は、"so as to"に続く動詞が主文の主体(主語)に繋がるようにするものとして"He avoided + so as to"が使われる、と理解しています。

換言すれば、"so as to"の直前にある動詞には繋がらない。
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Unknown (管理人)
2015-11-23 00:03:27
ガ~、すみません、よく分かりませんでした!

例えば
He made a funny face in order to make her laugh.
He made a funny face so as to make her laugh.

の場合、ネイティブにはニュアンスはどう違うのか、興味があります。

文の内容によっても異なるとか?

まあ上の例文の場合、to make her laughで十分なんでしょうが、あえてin order toやso as toを使う理由っていうのが知りたいところですね。
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Unknown (P&T)
2015-11-23 10:25:19
安藤貞雄氏は、目的の意味を明確にするために"in order to"(格式体)、 "so as to"を使用することができ、前者のほうが目的意識が強い、という程度に説明しておられます。

他書では、"so as to"は、目的というよりも結果を表すと考える場合もある、となっています。

「主語直後の動詞+中間の動詞+"so as to"直後の動詞」の場合、"so as to"は主語直後の動詞に繋がるという私の理解の仕方については言及されていませんでした。

ほとんどの参考書(文法書)では短い文が例示されているせいかもしれませんが、私はどこでそのようなことを知ったのか。管理人さんの"He avoided their envy by...phrasing his questions so as to guide them to the correct answers"における「目的は同僚の嫉妬を防ぐこと」と同じことを言っているような気もします。

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Unknown (P&T)
2015-11-29 20:00:19
いつもいつも訳の判らない講釈をしていますので、管理人さんとしてはレスポンスのしようがないのでは、と危惧しています。私自身の屁理屈で言えば、学者が解説してくれた文法に関してひたすらに従順に(?)学び、その後、牙を剥く、という態度で応じています。だから、私の解釈はミソもクソも一緒。でもね、某英語学会の会長(某大学の英文学部長)は、2~3件だけ当方が指摘したところ、うやむやにしてしまいましたよ。

話のついでに、前にお伝えしたかもしれませんが、特許表現だけでなく、"in order to accordingly ---"という「目的+結果」の表現も頻発しますので、お楽しみください。
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Unknown (管理人)
2015-11-30 16:55:05
P&Tさん
返事遅れてすみません(しばらく見ないこともあるので、遅レス、ノーレスもあると思いますが、怠惰が基本の管理人なので、ご勘弁ください)

「~な(~を跨る、~に対して直角になる、etc.)ように配置、配設する」のような場合はやはりso as toが良いですね。この場合は特定の形態、状態を得ること自体が目的ではなく、一種の付帯状況の説明みたいなものだろうと思います。

in order to accordinglyは見た覚えがありません。

牙ですか!?勘弁してくださ~い!!!
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Unknown (P&T)
2015-11-30 17:41:10
レス遅れ、ノーレスは一向に構いません。管理人さん側は私が覗いていることはお判りだと思いますが、次はどんなテーマがポスティングされているのかなぁ、と楽しみにしているので訪問しているだけです。

"so as to"に関連して、私は、"--- is so constructed and arranged as to"が動作を打ち消して形状・形態を表すものとして、"adapted to" "designed to" "arranged to"などとともに好きです。

"in order to accordingly"は、Google Patentのページで窓に入れてみてください。

牙を剥くのは、大学の教師が間違いを堂々と解説しているときだけです。ご安心ください。
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Unknown (P&T)
2015-11-30 18:15:17
当然のことながら、"so as to previously" "so as to resultantly"なども沢山でてきますね。
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