小部屋日記

映画、音楽、本…好きなものに愛をこめて・・
コメント、TB大歓迎です!

エディット・ピアフ~愛の讃歌~

2007-09-29 | ア行の映画

LA MOME(2007/フランス=イギリス=チェコ)【劇場公開】

監督:オリヴィエ・ダアン
出演:マリオン・コティヤール/シルヴィー・テステュー/パスカル・グレゴリー /エマニュエル・セニエ/ジャン=ポール・ルーヴ/ジェラール・ドパルデュー

愛を生きた世界の歌姫 涙と喝采の物語

「幸せのレシピ」を鑑賞するつもりだったのが、時間があわずにこの映画を観ましたが、いや~2時間20分、圧倒されまくりでした。
「愛の讃歌」「バラ色の人生」など数々の名曲で知られるフランスの国民的シャンソン歌手エディット・ピアフの波乱の人生。
ピアフを演じたマリオン・コティヤールは大熱演!
歌に人生を捧げた一人の女性の壮絶な生き様に衝撃をうけました・・・
LA MOMEはピアフの芸名だった“小さな雀”という意味。


貧しい生まれ、娼館で育てられ、その後街角で歌いはじめる少女時代。
圧倒的な声量と囁きかける歌声で、すぐ認められ成功する。
アメリカに渡り、妻子ある世界的ボクサーとの恋。
しかし彼の乗った飛行機が落ち、彼女は悲嘆にくれる。
その頃から、モルヒネを服用し徐々に精神的、肉体的にも病んでくる。
辛い現実を歌にぶつけるピアフに、自然に力が入ってしまう。


恋をしているときのピアフはまるで少女みたい。
派手な交友関係、恋多き女性だったよう。
とにかく自分の感情の赴くまま突き進んだ人のようで、まわりは大変だったでしょう。


劇中で流れる歌はピアフ本人のものを使っています。
シャンソンってはじめてじっくり聞いたけど心にしみてくるなぁ。

ステージで倒れて、再起不能といわれながら復活をかけた曲「水に流して」の詩がよかったです。
「喜びも悲しみも過去のことはどうでもいい。私は後悔しない。私はまたゼロから出発する。」

40代なのに、姿は老婆のようになってしまってボロボロでも、歌の情熱は決して失うことはなかったピアフ。
少女の頃の回想シーンがでてきますが、幸せではなかった幼い日々は彼女の人生に影を落としていましたね。ピアフと娼婦とのふれあいはよかったです。

「愛の讃歌」は愛する人への想いがこめられていたことなど、歌は人生を反映するものです。
終盤、ピアフが海辺で穏やかな顔で編み物をする姿に小さな幸せを感じ、なぜか涙がでてきた。

フランスで最も愛された歌手エディット・ピアフのパワフルな生き方、すばらしい歌の数々に酔いしれました。
時間軸をバラバラにして、過去と現在が交差するつくり。
20代から40代まで演じたマリオン・コティヤールは、堂々の演技で見事大役をこなしました。
アカデミー賞、ノミネートされるのでは!

★★★★★(5段階☆は0.5)

「エディット・ピアフ~愛の讃歌~」公式サイト

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10月に観たい映画♪

2007-09-28 | 映画全般
10月は超大作はないですが、話題作がめじろ押しの模様。

ローグ アサシン 公式サイト(103分)【10/6公開】


キャストだけでも楽しめそうな作品!笑
ジェット・リーVSジェイソン・ステイサム。東西を代表するアクションスターが激突するドラマ。
殺し屋とFBI捜査官との死闘。ジョン・ローン、ケイン・コスギ、石橋凌なども出演。


パンズ・ラビリンス 公式サイト(119分)【10/6公開】


1944年のスペイン内戦下を舞台に、現実と迷宮の狭間で試練を乗り越える少女の成長を描くダーク・ファンタジー。
アカデミー賞3部門を受賞。
完成度の高い作品との評判。ビジュアルに期待!


キングダム 見えざる敵 公式サイト(110分)【10/13公開】


1966年にサウジアラビアで起きた事件をヒントに、4人のFBIスペシャリストが自爆テロの黒幕と対決する社会派アクション。
マイケル・マン監督が製作、主演はジェイミー・フォックス。
共演は『カポーティ』のクリス・クーパー、『エレクトラ』のジェニファー・ガーナー。


インベージョン 公式サイト(94分)【10/20公開】


原作はジャック・フィニー著の「盗まれた街」。
人間の心を侵食する地球外生命体の恐怖を描くロングセラー小説の映画化でこれで4度目とか。
ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ共演。


ヘアスプレー 公式サイト(116分)【10/20公開】


ジョン・ウォーターズの同名カルトムービーを基にした大ヒット・ミュージカルを映画化。
ヒロインの母親役で大胆な女装姿を披露するジョン・トラヴォルタは必見。
60年代のキュートなファッションも見どころですね!
すっごく楽しみ♪


グッド・シェパード 公式サイト(167分)【10/20公開】


ロバート・デニーロ、13年ぶりの監督作第2弾。
CIA早創期を舞台に、その一員となった男が組織と家族の間で揺れる人間ドラマ。
製作総指揮はフランシス・フォード・コッポラ。マット・デイモン、アンジェリーナ・ジョリー、アレック・ボールドウィン、もちろんデニーロも出演。  
2時間47分はタフな映画ですねえ。


スターダスト 公式サイト(128分)【10/27公開】


ニール・ゲイマンのベストセラー・グラフィックノベルを映画化したファンタジー超大作。
壁の向こうに落ちた流れ星を探すため、壁の外に広がる魔法の国を旅する青年の冒険。ファンタジーといっても大人向け。
ミシェル・ファイファー、ロバート・デ・ニーロら豪華俳優陣が演じるユニークなキャラクターが見どころ。


タロットカード殺人事件 公式サイト(95分)【10/27公開】


ロンドンに突如現れた連続殺人鬼。マジシャンと女子大生のコンビが犯人を追う。
監督(兼出演)は『マッチポイント』のウディ・アレン。
主演はアレン監督作品のヒロインを務めるのは2度目となるスカーレット・ヨハンソン。ちなみにマジシャン役はアレン監督自身です。笑
「マッチポイント」がおもしろかったので楽しみ!!

ふう・・・。。邦画がひとつもないなあ。。
ほかにはドキュメンタリーの「北極のナヌー」 、日本語の声のナレーターは稲垣吾郎。
秋の夜長は映画ですね。

ハイスクール・ミュージカル

2007-09-26 | ハ行の映画

High School Musical(2006/アメリカ)【DVD】

監督:ケニー・オルテガ
出演:ザック・エフロン/ヴァネッサ・アン・ハジェンズ/アシュレイ・ティスデイル/ルーカス・グラビール/コービン・ブルー

学校がステージだ!
歌おう!踊ろう!


全米で社会現象を巻き起こしたという高校を舞台にしたミュージカル。
2006年のアメリカのテレビ映画でディズニー・チャンネルの「ディズニー・チャンネル・オリジナル・ムービー」で放送され、大ヒット。
2008年には映画も劇場公開される予定。
思わず踊りたくなる映画です(#^-^#)

大晦日の夜のパーティで出会ったバスケ部の人気者トロイ(ザック・エフロン)と優等生のガブリエラ(ヴァネッサ・アン・ハジェンズ) 。
カラオケ大会で一緒に歌い、好意を持つようになった二人。
そして新学期。偶然にトロイの高校に転校生としてやってきたガブリエラ。
二人は、学校で開かれるミュージカルのオーディションを一緒に受けるが、トロイのバスケ仲間やガブリエラの友人、ミュージカルの主役を務めるシャーペイとライアンは二人の邪魔をする・・・



バスケバカの男の子、数学オタクの女の子が歌の楽しさにめざめ、ミュージカルのオーディションめざして奮闘する物語。
バスケのキャプテンのくせに、ミュージカルなんて似合わないことをするな!と仲間はいう。
でも10代の頃っていろんなことに挑戦したい、別の自分を表現したい時期でもあるんだよね。
ディズニー製作のせいか、非常に健康的。キラキラ青春もので見てて心地よいです。


ベタなストーリーは普通でも、歌と躍動感あふれるダンスの完成度は高い!
高校の文化祭のノリなので、お子さまも楽しめちゃうよ。
大人過ぎる人はちょっと眩しいかも^^;


必見はバスケとダンスのコラボレーション!
映像も計算されていて、お見事です。生徒が一体化したラストの盛り上がりも圧巻。

トロイ役のザック・エフロンはチャーミングなアメリカンボーイ。
ジャージが似合うのがいいねえ。
日本での新作は10月公開の「ヘアスプレー」が楽しみ~

I Can't Take My Eyes off of You↓



主要キャストのザック・エフロン、ヴァネッサ・アン・ハジェンズ、アシュレイ・ティスデイル、ルーカス・グラビールの4人が歌うダンサブルなこの曲は好き!
ザックとヴァネッサはこの作品で恋愛関係になったようで、
そういえば、ヴァネッサがザックをみつめる目が熱い!!

即サントラ買い!!

★★★★☆(5段階☆は0.5)

「ハイスクール・ミュージカル」公式サイト

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ファンタスティック・フォー:銀河の危機

2007-09-23 | ハ行の映画

Fantastic Four: Rise of the Silver Surfer (2007/アメリカ)【劇場公開】

監督:ティム・ストーリー
出演:ヨアン・グリフィズ/ジェシカ・アルバ/クリス・エヴァンス/マイケル・チクリス/ダグ・ジョーンズ/ジュリアン・マクマホン

この秋、すべてが変わる。

宇宙放射線を浴びて超人となった4人組“ファンタスティック・フォー”が、地球のために戦う人気アメリカン・コミックの映画化第2弾。
今回は、メタリックボディーの謎の異星人シルバーサーファーらとの対決!
1の時も思ったけど、キャラも含めゆるい。苦笑
単純なお話にしては、突っ込みどころもいっぱい。

日本では駿河湾が凍結し、エジプトでは雪が降り、ロサンゼルスでは大停電が起こる怪現象が発生。
そんな中、今や全米の有名人となったファンタスティック・フォーのリード(ヨアン・グリフィズ)とスー(ジェシカ・アルバ)は結婚式を挙げることに。
しかし、挙式当日、彼らの前に銀色のサーフボードを操る未知の生命体が現れる…



【F4】のおさらい・・・
体の形状を自在にかえることができるリーダーのミスター・ファンタスティックことリード。
光を自在にあやつることのできるインビジブルウーマンことスー。
自然発火男のヒューマン・トーチことジョニー。(スーの実弟)
強固な皮膚の持ち主ザ・シングことベン。
この4人組が新たな敵らに立ち向かうのです。

冒頭、駿河湾がでてきたのにびっくり!
ラストももろ日本だし、続編はもしかして日本が舞台???
アメコミ特有の痛快さなので、難しく考えたらいけません。


銀色のサーフボードに乗る謎の生命体シルバーサーファーがかっこいい。
ジョニー・ストームに追いかけられる超高速シーンや、ミサイル攻撃をかわすところは見応えあり。
実は彼は訳ありの異星人で、その後スーともかかわりを持つことになる。
声役はローレンス・フィッシュバーン。

このシリーズで一番笑えるのは、ゴム男のリード。
伸び縮みする体がユニークで、緊張感をなくす存在ですよ(笑)
リーダーにしては優しすぎだけど、スーはそこに惚れたんだな。
でも影薄し・・・・
リードとスーは晴れの結婚式をあげますが、シルバーサーファーに邪魔され、さんざんなことに。「普通の生活がしたい!」と嘆くスーがかわいい。
スーは仲間のいざこざをしずめたり、弟ジョニーに説教したり4人の母親のようで癒しの存在でもあるね。

ロンドン、エジプトなど世界規模の危機にしては、内容的に薄っぺらいのがなんとも・・(汗)
まあ、感動する内容じゃないので映像を楽しむ映画です。(´∀`)

アメコミは見慣れたせいか、ちょっと飽きてしまったかも。


キャストではジェシカたんが、ますますかわいくなったこと。
ウエディングドレス姿や、メガネ女子姿など、いろんなジェシカが観られます。
同性にも人気があるのは、媚びないところとやわらかい雰囲気かつ健康的なセクシーさ。
原作がブロンドらしいから仕方ないけど、ダークヘアの方が顔がはっきりするかな。
異星人も虜にしちゃうジェシカはすごいな(#^-^#)
やんちゃなジョニーを演じるクリス・エヴァンスも母性本能をくすぐるタイプで◎        

★★★(5段階☆は0.5)

「ファンタスティック・フォー:銀河の危機」公式サイト

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ミス・ポター

2007-09-17 | マ行の映画

Miss Potter(2006/アメリカ)【劇場公開】

監督:クリス・ヌーナン
出演:レニー・ゼルウィガー/ユアン・マクレガー/エミリー・ワトソン/ビル・パターソン/バーバラ・フリン/マッティエロック・ギブス

ようこそ、
ピーターラビットが生まれた世界へ。


上品で暖かくなる、いい映画でした!
愛らしいうさぎのキャラクター“ピーター・ラビット”。
その誕生の影には知られざる感動のドラマがあった。

世界中でロングセラー、ベストセラーを誇る『ピーター・ラビット』の作者、ベアトリクス・ポターの半生を綴る物語。

1902年のロンドン。
上流階級の女性が職業を持つなど、考えられなかった時代。
ベアトリクス・ポター(レニー・ゼルウィガー)は動物たちのお話を描いた絵本を売り出そうと出版社を渡り歩いていた。
出版社が決まり、そこで編集者のノーマン(ユアン・マクレガー)と出会い、恋に落ちるが、身分違いの恋には思わぬ運命が待っていた・・・・。



封建的な社会で、独身でアーティストとして生きていこうとする主人公の健気さを、レニー・ゼルウィガーが見事に演じていました。
“ピーター・ラビット”って、あまり思い入れはないのですが、長く人気があるのがわかったような気がする。
繊細なタッチの絵、微笑ましい動物たち、ユーモア、夢がつまったお話。
それは時空をこえて、我等を楽しませてくれるし、ポターの人柄がよくわかる絵でもあるんです。


今まで縁談を断っていたポターですが、自分を理解してくれる男性ノーマンに出会い、両親の反対にも屈せず愛を貫き通そうとする。
現代の恋愛はカジュアルですが、この映画の中の二人は静かでつつましい。
ダンスシーンは二人の恥じらいもよく出ていて、よかったです。
男性優位の社会でも、ノーマンは紳士的で優しい。
ですが、突然の悲劇・・・
ポターの絶望は、計り知れなかったと思う。


結婚の夢もやぶれ、ひとりになった彼女をやさしく迎えたのは湖水地方の豊かな自然。
癒された彼女はこの自然を守りたい、守っていかなければと思い、尽力する。
第二の人生のスタートですね。

裕福な家庭の想像力にあふれた女の子が、大人になりアーティストとして、そして環境保護へと目覚めていく。
ポターって、いつまでも夢見る女の子のようで、友達がいなくても創作の世界で十分生きていける人なんだな。
淡々としてますが、ダラダラとしてない、上映時間1時間半というコンパクトなところもいいです。

レニー・ゼルウィガーの細やかな演技はすばらしく、彼女の涙にもらい泣きしてしまいました。
ノーマン役のユアン・マクレガーとの息もぴったり!ユアンの久しぶりの歌声もgood♪
うさぎのアニメーションは効果的で、風景、音楽とともに心が癒される。女性に喜ばれそうな映画かな。

★★★★(5段階☆は0.5)

「ミス・ポター」公式サイト

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スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ

2007-09-16 | サ行の映画

SUKIYAKI WESTERN DJANGO(2007/日本)【劇場公開】

監督:三池崇史
出演:伊藤英明/佐藤浩市/伊勢谷友介/桃井かおり/香川照之/石橋貴明/クエンティン・タランティーノ

生き残るのは、一人だけ。

日本映画、初の試みである全編英語。
友情出演のタランティーノ以外すべて日本人、日本が舞台のマカロニ・ウエスタン!
ヤフーのレビューがあまり芳しくなかったので、期待せずに観に行きました!
乗れるか乗れないかで決まる映画。
三池監督の作品が海外にうけるのは、突き抜けていて日本映画を超えたところにあるのかな?

とある山奥の寒村、源義経率いる源氏ギャング(白組)と平清盛率いる平家ギャング(赤組)が、村のお宝をめぐって抗争を繰り広げていた。
そこへ、心に傷を負った流れ者のスゴ腕ガンマン(伊藤英明)が現れる。
彼はどちらの用心棒につくのか・・互いの思惑がぶつかりあい、戦いは激化していく・・・


冒頭、タランティーノがガンマン姿で、スキヤキを食べてるところがすでに怪しげな雰囲気(笑)


埋蔵金を狙う極道同士の闘いですね。
前半は登場人物たちがただ遊んでる感じでダラダラしてる。。
赤が平家、白が源氏というのもイメージ的に逆のような気がして、頭の中で整理がつかなかった。
木村桂乃のダンスシーンは、彼女なりにがんばっているだろうけど、痛々しくて奇妙。
誰が生き残れるか!にしては、なかなか死なないんだよな、これが(爆)
いらないシーンも多くて、中盤まではこりゃ駄目だと思った。


しかーし、桃井かおりの正体がわかった頃から、おもしろくなった。
彼女が突如変身するところは、惚れ惚れするほどカッコイイ。
英語もうまいし、さすがデス!

撮影場所は山形県の月山とか。
西部劇なのに雪が降るという設定が、日本らしい情緒を感じました。
ただ、笑えるところは笑えなかった・・・やりすぎなんだよな。。
石橋貴明にはトホホですた・・


キャストでは源義経役の伊勢谷友介がいい!
切れ味するどいカミソリみたいな雰囲気もってて、クールな美形。
主演であるガンマン役の伊藤英明は、キレまくりの連中の中では、目立たないのも当然でお気の毒・・・
まあ全体に男衆は女性にうけるタイプが多かったかしら?^^;

両親を亡くし、ひとりぼっちになってしまった子供が、最後、ガンマンに「ラブ」という台詞がジーンときた。
中盤までは愚痴ばかりになってしまったけど、キャストたちの熱演に支えられ、それなりに楽しく観られました。
ラストの北島三郎の歌もよかったよ~☆
軽い気持ちで観た方がいいですね。

甘めで
★★★★(5段階☆は0.5)

「スキヤキ・ウエスタン ジャンゴ」公式サイト

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コンスタンティン

2007-09-13 | カ行の映画

Constantine(2005/アメリカ)【DVD】

監督:フランシス・ローレンス
出演:キアヌ・リーヴス/レイチェル・ワイズ/シャイア・ラブーフ/ジャイモン・フンスー/マックス・ベイカー/プルイット・テイラー・ヴィンス

当方のブログは実は二つ目。
最初のブログは2005年11月につくったのですが、保存に時間がかかる、つながらないなど行き詰まってしまい、gooブログへ引っ越しました。
現在、旧ブログはまったく機能してない状態なので閉じることを前提に、空いた時間にぼちぼち映画の記事をこちらに移し替えたいと思います。(加筆あり)
今日はブログを開設して記念すべき第1号の映画の記事「コンスタンティン」♪

天国と地獄のエージェント


今思うと、すごい顔ぶれです。
キアヌ、レイチェル・ワイズはもちろん、「ブラッド・ダイヤモンド」のジャイモン・フンスー、「トランスフォーマー」のシャイア・ラブーフなど豪華!!
感想は…わかったようなわからないような。。
でもそこそこ楽しめるでしょう。
映像は「マトリックス」を彷佛とさせました。


ジョン・コンスタンティン(キアヌ・リーヴス)は、職業・悪魔払い師。
この世界には悪魔が混在していて、彼の目にはその姿が見えるらしい。
暗い過去のあるジョンですが、実は末期の肺ガン患者だった!
地獄行きをなんとか食い止めようともがくジョンの前に現れた女刑事(レイチェル・ワイズ)。
やがて2人は神と悪魔の壮絶なだましあいに巻き込まれてゆく…。


正義感あふれる主人公ではなくて、ちょっとひねくれてる。
キリスト教やら聖書の話はイマイチわからないです。
感じてもらう映画ですね・・・


おもしろかったのは後半、堕天使ルシファーと天使ガブリエルの対決。
ガブリエル、これがアバンギャルドの装いで性格が悪い(笑)
意外な人?がキアヌの病気を治してくれます!
エンドクレジットが終わっても物語は続いているので、お見逃しなく…
続編があるかと思ったけど、ないな・・

病的神経質なキアヌがいい~
「ディアボロス」でも悪魔(アル・パチーノ)と対決してました。
黒いスーツ姿(喪服)もよろし。

「コンスタンティン」英語公式サイト

★★★☆(5段階☆は0.5)

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ラブソングができるまで

2007-09-10 | ラ行の映画

Music and Lyrics(2007/アメリカ))【9/7 DVDリリース】

監督:マーク・ローレンス
出演:ヒュー・グラント/ドリュー・バリモア/ブラッド・ギャレット/クリステン・ジョンストン/キャンベル・スコット

彼は忘れ去られた80年代のポップスターだった
彼のメロディに彼女の詩が出会うまではーー


9/7DVDリリースはまだ続きます・・・
冒頭からヒュー・グラントの腰フリフリで踊って唱う『恋は突然』のPVが流れ、つかみはOK!
なーんかデュラン・デュラン、ワムもどきで笑ってしまう!
トホホな演技、自虐的なギャグを連発するヒュー・グラントは、はまり役!
音楽だけでもハッピーになれる映画です。


80年代に一世を風靡した5人組バンド“POP”の人気ボーカリストのアレックス(ヒュー・グラント)。
いまやすっかり過去の人で仕事は減るばかり。
そんな彼に若者に人気のカリスマ歌姫から、曲の依頼がきた。
張り切る彼は、水やりのアルバイトとしてやってきたソフィー(ドリュー・バリモア)に詩のセンスを感じ、二人は一緒に曲をつくることになる・・・



話はともかく、80年代のUKポップスが最高!よくここまでつくりこんだと思う・・笑
時代遅れの元歌手が、恋に傷ついた女性とラブソングをつくることによってお互い再生していく物語。
他愛のない話でも、音楽にもりあがってしまいます。
観葉植物の水やりのアルバイトなんて、いかにもロマンチックなラブコメの設定。


ヒュー・グラントの声は甘くて、こんなに声のいい人だとは今まで気がつかなった!
ピアノは本人が弾いてるそうで、クライマックスの弾き語りシーンはうっとりした・・・☆
歌姫コーラ役のヘイリー・ベネットの『ブッダの悦び』はエロ仏教風のミスマッチさが、妙にいけてる。あははは
ドリュー・バリモアが詩を考える時、ボールペンをカシャカシャするのは、私もよくやるなぁ。

ドリュー・バリモアの台詞・・「メロディーは人間の見た目、歌詞は中身、魂」というのが納得する。
過去をひきずってた男女がつくりあげた新たな旅立ちのラブソング。

もちろん、サントラ購入決定~☆

「ラブソングができるまで」公式サイト

★★★★☆(5段階☆は0.5)

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ストーン・カウンシル

2007-09-09 | サ行の映画


Le Concile de Pierre
(2005/フランス)【9/7 DVDリリース】

監督:ギョーム・ニクルー
出演:モニカ・ベルッチ/カトリーヌ・ドヌーヴ/モーリッツ・ブライブトロイ/サミ・ブアジラ/エルザ・ジルベルスタイン/ニコラ・タウ

闇が目覚める

大ヒット作『クリムゾン・リバー』の原作者、ジャン=クリストフ・グランジェの同名小説の映画化。
モニカ・ベルッチ、カトリーヌ・ドヌーブ共演といえば、期待してしまうところですが、う~ん、イマイチでした・・・。ションボリ


フレンチスリラー&オカルトアドベンチャー(表現が難しい)ものかな。
「ストーン・カウンシル」とは、“神秘の力”を持った子供の命をねらう秘密結社のこと。
養子としてモンゴルから連れ帰った息子とパリで暮らすローラ(モニカ・ベルッチ)。
7歳の誕生日が近づいた息子の上半身に現れた奇妙なマーク。
親子ともども幻覚や悪夢を見る。二人に関係した人々が殺される。
息子は一体、何者なのか?
オカルトな雰囲気は「オーメン」ぽい。


パリからモンゴルへ話は続いていくんだけど、話がスムーズではないことと、人間関係もわかりにくい。言葉だけの表現が多かったせいかも。
モンゴルの神秘的なお話も背景がわからず、ついていけなかったです。
モニカ・ベルッチがフランス人とアジア人の混血にはみえないしな・・。。 


ショートヘアにしたモニカ・ベルッチは、ほとんどスッピン、衣装も地味。
顔や体を傷だらけにして、子供を守ろうとするところは体当たり演技です。
お気の毒と思ってしまったのが、大女優のカトリーヌ・ドヌーブ。
この役は彼女でなくてもよかったのに・・・なぜ引き受けたのかなぁ^^;

せっかくのキャスト、題材がもったいない映画でした。。
モニカ・ベルッチファンの方は必見ですけどね。
『クリムゾン・リバー』はまだ面白かったのに・・

「ストーン・カウンシル」公式サイト

★★☆(5段階☆は0.5)

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サンキュー・スモーキング

2007-09-08 | サ行の映画

Thank You for Smoking(2006/アメリカ)【9/7 DVDリリース】

監督:ジェイソン・ライトマン
出演:アーロン・エッカート/マリア・ベロ/デヴィッド・コークナー/キャメロン・ブライト/ロブ・ロウ/アダム・ブロディ

その男、話術で世間を煙に巻く

ディベート好きの人にはたまらない知的な映画です。
タバコ業界の宣伝マンの真実に迫る!
情報操作の王といわれるビジネスマンの痛快なお話。

主人公はタバコ業界アカデミー広報部長のニック・ネイラー(アーロン・エッカート)。
1日1200人殺す業界の“顔”として、禁煙ブームの中、巧みな話術を武器にマスコミらとの戦いにあけくれているのだ・・・。


原作は「ニコチン・ウォーズ」(クリストファー・バックリー著)
ロビイスト(政治的圧力団体の代理人として、政党や議員や官僚、さらにはマスコミや世論に働きかけて、その団体に有利な政治的決定を行わせようとする者。)という職業は知らなかったです。日本にもあるのかな?
ニックの仕事はしゃべりが全て!
論点をすり替える、相手側に立つ、先に仕掛ける。
口が達者で相手はタジタジです。
屁理屈な人は、この仕事あってるかも。^^;
かといってスマートなしゃべりなので、嫌みに感じない。

タバコを売り込むため、ハリウッドに金を握らせ、映画スターにタバコを吸わせる企画を持ち出すなどアイデアがおもしろい。
ニックのお友達が「モッズ特捜隊」(死の商人)といわれるアルコール業界、銃製造業界の人というのが笑える・・
互いに死者の数を競い合うのがシャレになんないよ。。


仕事では完璧なニックも、プライベートはバツイチの子持ち。
ニックが女に弱いところを逆に利用されますが、そんなことではめげない!
ニック役を演じてるのが好感度が高いアーロン・エッカートのせいか、応援したくなるのが不思議。台詞が多くても、心地よく聞こえるんだなあ。

キャストが豪華でしたねえ。
ケイティ・ホームズ(トム・クルーズ夫人)のやり手記者はイメージと違う役でした。
ニックの息子役はキャメロン・ブライトくん。
『記憶の棘』では不思議少年でしたが、今回はパパ大好きな普通の坊やでした。なにか安心した。
親子の絆もきちんと描かれていて、息子はきっとパパの職業を受け継ぐかもなぁ。
1時間半と非常にコンパクト、台詞の応酬を楽しめました!
タバコもライトがいいね(笑

「サンキュー・スモーキング」公式サイト

★★★★(5段階☆は0.5)

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